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〈鍵山〉 私が20歳を迎えた昭和28年は、朝鮮戦争の直後で大変な不景気と就職難に陥っていました。私のように学歴もない、特別な才能もない人間は、さらに狭き門を潜らなければなりませんでした。 そういう時代に疎開先の岐阜県の高校を卒業し、上京したものですから、私が職を選ぶことはできません。相手が私を選んでくれるのを待つしかない、という境遇でした。そんな折、新聞に僅か3行だけ載っていた自動車用品会社の求人広告が目に留まり応募したところ、非常に運よく採用していただくことができたのです。 いま考えると、私が業種や会社を選べなかったことは僥倖(ぎょうこう)でした。どんなところであっても、仕事に就けたことに対して、ものすごく感謝の気持ちを抱いて社会に出ることができたからです。 もし好景気の時代で複数から内定をもらい、勤め先を好きなように選べたとしたら、きっと仕事に対するありがたさも、採用されたことに対する
不世出の建築家アントニオ・ガウディが設計した「サグラダ・ファミリア教会」。着工から130年以上の歳月を経たいまなお未完のまま工事が続く壮大な聖堂の建設に、日本人として参加してきたのが彫刻家・外尾悦郎さんです。 建築家、彫刻家など計約200名が働くサグラダ・ファミリアの中で、最も長期間勤め続け、ガウディの意志を最も深く受け継いでいるといわれる外尾さん。本国の名だたる彫刻家たちを抑え、重要な仕事を任されてきた理由は何なのでしょうか。 ――スペインへ移住されてから今年で34年目(2012年当時)になるそうですね。 〈外尾〉 はい。私自身の気持ちとしては昔から何も変わっていませんが、ただはっきり言えるのは、34年もあそこで仕事ができるとは一度も思わなかったということ。いつもいつも「これが最後の仕事だ」と思って取り組んできました。 私は長らくサグラダ・ファミリアの職員ではなく、一回一回、契約で仕事を
オミクロン株など次々と変異株が登場し、いまなお世界中がこの未知のウイルスに翻弄されています。世界が直面するこの苦難に差し込む一筋の希望の光が、ノーベル生理学・医学賞受賞者である大村智博士が中心になって開発したイベルメクチンです。現在、イベルメクチンは世界の臨床実験によって、新型ウイルスに対する効果が確認されつつあるといいます。これまでも寄生虫病などに罹った数億人の命を救ってきたイベルメクチンは、果たしてコロナ禍を脱するための治療薬となるのか――大村博士への特別インタビューから抜粋してお届けいたします。 ※インタビューの内容は2020年10月当時のものです ――全世界で全人類が同時に、同じウイルスの感染拡大という苦難に直面する。こういうことは人類始まって以来でしょうね。 〈大村〉 おっしゃる通りですね。人類はこれまで幾度も大きな感染症を乗り越えてきましたが、全人類が同時に、ということはなかっ
祖父から継いだ花札とトランプのメーカーだった任天堂を一代で世界企業へと押し上げた山内溥氏。当時取材にあたった編集者は「とにかく型破りな経営者であるというのが山内社長の第一印象である。その勝負師然たる風貌は、取材中、終始くずすことはなかった」と記しています。今回は1989年に山内社長が語った貴重なインタビュー記事をご紹介します。 ◉《期間限定の特典付きキャンペーン開催中》お申し込みくださった方に、『小さな幸福論』プレゼント!各界一流の方々の珠玉の体験談を多数掲載。総合月刊誌『致知』はあなたの人間力を高める、学び続ける習慣をお届けします。 ▼詳しくはバナーから! 〈山内〉 人間の運というものは、死んでみないとわからんと思っているんだかね、そういう意味でいえば、私は運がいいか悪いかわからんが、今の時点で過去を振り返ったら、運がよかった部類に入るんじゃないですかな。 だいたい、ファミコンなんてのは
「千日回峰行」と並ぶ比叡山で最も過酷な行の一つであり、その厳しさゆえに掃除地獄、静の荒行と呼ばれる「十二年籠山行」。その行を戦後初めて満行した三千院門跡第六十二世門主・堀澤祖門師。そしてその弟子であり、戦後6人目の満行者となった宮本祖豊師。過酷な行を超えて、いまなお厳しい求道の道を歩み続けるお二人が語り合う、「道を求める」生き方――。 (堀澤) 私は70年近く行を続けてきたわけだけど、行そのものには終わりはない。ただね、終わりはないけれども、いつまでも「まだまだ」じゃダメ。不安感で覆われてしまうからね。それを断ち切るにはどこかで「よし」という気持ちを持たないといけない。 「よし」ということは終わりじゃなくて、自分で納得してまた新たに進んでいくということ。進行形と、ゴールに既に着いているということは同時なの。 でも、自分で「よし」と手応えを感じるまでには50~60年かかったな。 (宮本) 5
「清く、正しく、美しく」をモットーとする宝塚歌劇団に、ある日突然貼り出された25の戒めがあります。その名も「ブスの25箇条」。こうするとブスになるという25箇条は、人間としてかくあるべきという資質を逆説的に説いています。元宝塚歌劇団男役トップスターで、現在は女優として活躍する貴城けいさんにお話しいただきました。 ◎各界一流プロフェッショナルの体験談を多数掲載、定期購読者数No.1(約11万8,000人)の総合月刊誌『致知』。人間力を高め、学び続ける習慣をお届けします。 たった3分で手続き完了、1年12冊の『致知』ご購読・詳細はこちら。 ※動機詳細は「③HP・WEB chichiを見て」を選択ください 私が宝塚歌劇団を退団する1年ほど前だったと思います。ある時期から歌劇団の人なら誰もが目にする場所に貼り出された1枚の紙。 そこには「ブスの25箇条」とありました。 いつ、誰が、何のために貼った
日本に戻ってから久光製薬スプリングスに入るまでは半年くらいでした。最初はコーチで入って、監督になったのはその翌年からでした。久光製薬っていうチームは、それまでも決勝に残ったりはしていたものの、最終的に勝てていませんでした。それが何なのかっていうのがありましたけど、私からすればチャラチャラしているチームにしか見えなかったんです。 だから私が最初にしたことは、選手のマインドをリセットすることでした。最初に「どこを目指すの、このチームは?」って選手たちに聞いたら、「優勝したい、日本一になりたい」って言うんですね。「だったら日本一になるための練習をしようよ。じゃそのために何が必要か書くね」って、ばーって書き出したんです。 それから片づけですね。というのも、体育館と隣接する合宿所の廊下に私物が散らばっていて、中にはやめた選手の箪笥まで放置されていたんです。すぐに選手を集合させると、「これではダメ、日
〈酒井〉 日本人の読書離れが一層加速している要因としてまず考えられるのが、インターネットの普及に伴う過度の情報の氾濫です。 パソコンを操作すれば瞬時にして必要な情報が入手できるネット環境が、人々から読書の習慣を奪い、今日の出版不況といわれる現実をつくり出してしまったことは想像に難くありません。その結果、大手出版社ですら赤字に転落し、街角の書店は次々に姿を消しています。 そしてその流れの中で、近年、出版界の流れを大きく変えるある出来事がありました。 辞書に始まった電子書籍の登場です。古典的名作から新刊まで多くの作品が電子端末によって手軽に読めるというので、急速に普及している現実は申すまでもないでしょう。 一部の識者からは「紙の本はいずれ不要になる」という声すら聞かれます。しかし、もしこのまま紙の本が電子書籍に凌駕され、万が一にでもなくなるようなことがあれば、従来の出版文化を再興するのはほとん
スマホを使っている子供たちは学力が低下し続ける――。この恐ろしい事実をご存じでしょうか。これは脳科学で知られる東北大学教授・川島隆太さんの研究で明らかになったものです。LINEやフェィスブックなどのSNSは、いまや現代人にとって欠かせないツールであり、それは子供たちも同じです。しかし、その世界に浸りきっていると、脳は大変なダメージを受けるというのです。SNSは人間の脳の働きにどのような影響を与えるのでしょうか? 明治大学教授の齋藤孝さんと語り合っていただきました。 〈齋藤〉 《前略》素読が脳にいいことはよく分かりました。では、例えば子供たち同士がお喋りをしたり、フェイスブック、ラインに代表されるSNSをやったりというのは、どうなのでしょうか。 〈川島〉 それが素読とはまるっきり逆なんですね。効果どころか、SNSをやっていると脳に抑制が掛かることが分かっています。見た目には手を動かしたり、頭
家業の紳士服店を、押しも押されぬ世界的衣料品企業に育て上げたファーストリテイリング社長の柳井正さん。ユニクロやジーユー(GU)を擁する同社の売り上げはいまや2兆円を超え、アパレル分野で世界第3位の企業へと躍進を遂げています。稀代の経営者が考える「一番いい会社」とは一体いかなるものなのか? 『致知』2011年2月号でのお話から抜粋してご紹介します。 ◎各界一流の方々の珠玉の体験談を掲載、定期購読者数NO.1(約11万7000人)の総合月刊誌『致知』。あなたの人間力を高める、学び続ける習慣をお届けします。 たった3分で手続き完了、1年12冊の『致知』ご購読・詳細はこちら。著名人からのコメントはこちら。※購読動機は「③HP・WEB chichiを見て」を選択ください 僕が考える一番いい会社とは、末端の社員でも自分がトップの経営者だと思っている会社。自分が全部のことを決められるし、この会社を支えて
致知とは? 致知とは?トップ 初めての方へ 最新号のご案内 『致知』バックナンバー あの著名人も致知を読んでいます お客様からの声 人間学とは~人間力を高めるために~ 仕事や人生に役立つ致知活用法 致知のお申込み 致知のお申込み トップ 定期購読のご案内 購読までの流れ 海外での購読について 『致知』をプレゼントしたい方へ 『致知』を紹介したい方へ WEB chichi WEB chichi トップ 【WEB chichi限定記事】人生仕事教養歴史子育て・教育健康注目の一冊 致知を使った研修・勉強会 致知を使った研修・勉強会 トップ 会社で~社内木鶏会のご紹介~ 学校で~学内木鶏会のご紹介~ 地域で~木鶏クラブのご紹介~ 若者たちで~致知若獅子の会~ 書籍・CD・DVD・音声メディア 書籍・CD・DVD・音声メディア トップ 書籍・CD・DVD一覧 新刊 著者の紹介 音声メディア セミナー
阪神にSという選手がいます。 足が速い。肩が強い。運動神経が鋭い。 だれが見ても抜群の素質ですよ。 事実、阪神の歴代監督はみんなその素質に惚れて期待した。 だが、期待され続けて、すでに9年です。 守備は素晴らしいが、打撃は一向に芽が出ない。 すごい脚力を持っているのに、 昨シーズンの盗塁数はわずか一です。 最近は、自分はこんなもんだといった 発言をするようになっている。 現状への妥協、満足、限定、 これは二流のラインにとどまらせる根源です。 私はね、Sと共通するものをヤクルトのIにも 感じるんです。 そこに共通するものは鈍感です。 何も感じない。 何も考えない。 鈍感は二流の思想とイコールです。 二流の思想では決して一流にはなれません。 野球は実に失敗の多いスポーツなのです。 三割打者が一流の目安とはいっても、 残りの七割はどうしたか。 失敗して
貧血、冷え性、便秘症、低血圧症、花粉症、アトピー……。 食料は豊富であるにもかかわらず、昨今体の不調に悩む人は多くいます。 “病気の原因は食歴(いままで何を食べてきたか)にある” と説く著者・若杉友子さんは築160年の古民家に住み、 伝統的な日本の食や野草料理を中心にほぼ自給自足の生活を送りながら、 現代日本の食に警鐘を鳴らし続けています。 陰陽に基づく正しい食事を習うことのできる著者の料理教室は、 自然や先人の知恵に習うことで健康になれると評判を呼び、 全国から人が押し寄せます。 「宇宙や自然の法則に則って生きれば毎日が楽しい」 ~エピローグより~ 問題の一番の解決法は、穀物菜食にして、いい塩気をしっかり摂って、まず自分の血液と細胞、体を建て替え、立て直して陽性にすることなんです。 すべてはそこから始まります。食物の陰陽に問題解決の秘密の鍵があることを知れば、何も心
★本ページにて、「縁を生かす」の全文を公開いたします。 不潔でだらしのない少年と、その少年を疎ましく思う先生。 やがて先生の知る真実、そして二人が結ぶ縁とは―。 大きな話題を呼んだ感動実話「縁を生かす」は、月刊『致知』の2005年12月号の特集テーマです。 『致知』とは・・・・・・ 「いつの時代でも、人生にも仕事にも真剣に取り組んでいる人がいる。 そういう人たちの心の糧になる雑誌をつくろう」 これが『致知』の創刊理念です。 毎号、特集のテーマに沿った様々なジャンルの第一人者の体験談を掲載し、 人間の生き方を学びます。 心を打たれるお話、生きる活力となるお話を読むことができます。 ⇒『致知』はこんな月刊誌です ⇒『致知』2011年11月号のご案内 その先生が五年生の担任になった時、 一人、服装が不潔でだらしなく、どうしても好きになれない少年がいた。 中間記録に先生
「縁を生かす」全文公開! 不潔でだらしのない少年と、 その少年を疎ましく思う先生。 やがて先生の知る真実、 そして二人が結ぶ縁とは―。 大きな話題を呼んだ感動実話 「縁を生かす」は、 月刊『致知』の2005年12月号の特集テーマです。 その先生が五年生の担任になった時、一人、服装が不潔でだらしなく、どうしても好きになれない少年がいた。 中間記録に先生は少年の悪いところばかりを記入するようになっていた。 ある時、少年の一年生からの記録が目に留まった。 「朗らかで、友達が好きで、人にも親切。 勉強もよくでき、将来が楽しみ」 とある。間違いだ。他の子の記録に違いない。先生はそう思った。 二年生になると、「母親が病気で世話をしなければならず、時々遅刻する」と書かれていた。 三年生では「母親の病気が悪くなり、疲れていて、教室で居眠りする」 後半の記録には「母親が死亡。希望を
月刊『致知』(ちち)とは 人の生き方を探求する“人間学の月刊誌”です。 ▲最新号の目次をご覧いただけます。 (PDFファイル) 毎月有名無名を問わず、各界各分野で一道を切り開いてこられた方々の貴重なご体験談をご紹介し、人生を真面目に一生懸命に生きる人々の〝心の糧〟となることを願って編集しています。 今年創刊30周年を迎え、経営者、ビジネスマン、学生、主婦など、全国の読者にご愛読いただいています。 一般書店での販売はしておりません。読者の皆様に直接お届けする定期購読誌(B5版サイズで約160ページ)です。 毎月1日の発行で、5日前後にお手元にお届け致します。 ⇒ 月刊『致知』のバックナンバー ⇒ 月刊『致知』の定期購読お申し込み 人間学とは 人間の徳性を養っていく学問のことです。 人が人に成るための学びには2つがあります。 1つは時代に即した知識や技能を得る「時務学」もう1
福岡ソフトバンク ホークス球団会⻑王貞治 氏 『致知』を読み続ける中で 自分を高めること、人の生き方に学ぶことがいかに大 切かを教えられてきた。 茶道裏千家前家元千玄室 氏 毎回の『致知』を読み、それこそ、人間にとって大切な「人間を学ぶ」としみじみ感じております。 ノーベル生理学・医学賞受賞者/北里大学特別栄誉教授大村智 氏 私は『致知』を長年愛読しており、私の生き方はこの雑誌の影響を色濃く受けていると思っております。 スポーツキャスター松岡修造 氏 『致知』は心を成長させてくれる、なくてはならない存在。登場する先輩方からの人間学を感じることができるからだ。 セブン&アイ・ホールディングス 名誉顧問鈴木敏文 氏 気がつけば『致知』とは創刊当時からの長いお付合いとなります。人生を豊かにしてくれている『致知』に心より敬意を表します。 侍ジャパントップチーム元監督栗山英樹 氏 『致知』は人として
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