海底に上下を逆さにして横たわる陸奥の主砲。左奥から手前に巨大な砲身が延びる=1日、岩国市柱島沖(撮影・高橋洋史) 太平洋戦争中の1943年6月、山口県岩国市の柱島沖で戦艦陸奥が謎の爆沈をし、8日で82年を迎えた。海底には主砲など船体の一部が今なお残るが朽ち果て、さらに崩壊が進む。 ⇒【関連記事】岩国沖に爆沈した戦艦陸奥 当時の乗組員の篠原さん 老いてなお悲劇伝える 水深14~40メートルに眠るのは艦首側にあった主砲や、艦橋など。船体は上下を逆さにし、主砲は泥の中へ埋もれつつある。天井の甲板が剝がれ落ち、むき出しになった部屋もある。今月1日に本紙カメラマンが海域に潜り、写真に収めた。