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今年の「#文学」
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●少し前に、ディープラーニングによってグレースケール画像に自動的に着色する手法が話題になった。学習データに基づいてモノクロ写真から本来の色彩を推定させて、カラー写真に変換する。写真によってうまくいったりいかなかったりするのだが、ふと、これで昔の大作曲家のモノクロ写真を着色したらどうなるだろうと思いついた。以下、その作成例を。いずれも前述のサービスで自動着色させたもので、明暗のバランスのみ当方で補正している。 ●まずは晩年のサー・エドワード・エルガーから。いかにも英国紳士。 ●続いて、ジャン・シベリウス。コワモテ。飲むと手が付けられない感じの頑固オヤジ系。 ●イーゴリ・ストラヴィンスキー。顔色が悪くなってしまったが、光と影のコントラストがいい感じ。エキセントリックな人物像を想像させる。 ●モーリス・ラヴェル。これがいちばんうまくいったかも。ドキッとするくらいリアル。なんか、生きているっぽいし
●「げげ、そろそろ夏休みが終わるのに、まだ読書感想文を書いていないし、課題図書も読んでいない!」。8月も終盤に突入、そう頭を抱えている生徒の皆さんも多いのでは。大丈夫、安心してよい。当ブログを読んでくれている中高生諸君のためにステキすぎる一冊を紹介しよう。「読んでいない本について堂々と語る方法」(ピエール・バイヤール著/筑摩書房)。これがあれば本など読まずして、すいすいと感想文を書ける。そればかりか、読書について、あるいは批評について、見識を深めることができる。まれに見る読書家オスカー・ワイルドは一冊の本を読むのに適した時間は10分だと書いた。ポール・ヴァレリーは自分が本をほとんど読まないことを公言し、むしろ読書の危険性を指摘して「作品も作者も必要としない」という批評概念を披露した。 書物にたいするヴァレリーのこの不信感は、まずは伝記類に向けられている。ヴァレリーは、文学批評の領域では、広
ゾンビとわたし その42:映画館で「デッド・ドント・ダイ」(ジム・ジャームッシュ監督) ●演奏会が再開に向けて動き出したように、映画館も再開している。このウィルス禍を受けて、まずは再開第1作として見るべき映画は何か……と考えたら、答えはこれしかない。ジム・ジャームッシュ監督が撮ったまさかのゾンビ映画、「デッド・ドント・ダイ」。 ●もちろん、映画館は念入りな感染対策をとっている。建物の入り口では客のおでこに非接触体温計を当てて体温チェック。そして、上映室に入る前にアルコールで手を消毒する。マスク着用必須。指定席は当日のみ発売。座席は市松模様で半分のみ使用。ペアの来場者をわざわざ離す必要はないはずだが、一律に一席飛ばしで座るようになっている。運用上、そのほうがシンプルということなのか。客席はガラガラだが、平日昼だからウィルス禍以前でもこんなもの。 ●アメリカの田舎町を舞台に、ビル・マーレイ演じ
●LFJ2012閉幕。今年も朝早くから夜遅くまで会場につめて右往左往し、見たこと聴いたこと起きたことを消化する間もなく、突風とともに3日間が過ぎ去った(いや、実質もっと前から始まっているが)。記憶が薄れないうちに、書き留めておく。 ●今年は最終日の17:30という遅い時間帯に記者懇親会が開かれた。なので会見後ではOTTAVAの中継に間に合わなかったのが惜しい。会見では今年の開催結果速報(PDF)と来年の展望が話された。来年のテーマは「フランスとスペインの音楽~ビゼーからブーレーズまで」として構想中。「19世紀末から20世紀初頭にかけてのパリにはスペインからアルベニス、グラナドス、ファリャらがやってきて、ドビュッシーやラヴェルと交流していた」ということで、この時代のフランス人およびスペイン人作曲家を中心として、シャブリエ、ショーソン、プーランク、ミヨー、オーリック、ルーセル、カプレ、メシアン
●前エントリーに書いたように、書くための美しい等幅フォントというのは意外とある(しかも無料だ)。だが、これらをWindowsにインストールしても、きれいにアンチエイリアスが効かないことが多い(等幅メイリオは別として)。で、それじゃあ納得行かないということで、以下の対策が考えられる。 ●その1。gdipp をインストールしてWindowsのGDIを乗っ取る。これは画期的で、別世界が広がる。これまでビットマップが表示されていたMSゴシックやMS明朝のようなフォントまで、美しく表示されるようになる。もちろん、VLゴシックやMiguフォントもとってもきれいに。インストール方法はいくつかあるが、WindowsのServiceとして動かすのが吉かと。なお、設定で除外アプリや除外フォントを追加することもできる。たとえばメイリオはWindows標準環境に最適化されているから除外しよう、とかできるわけだ。
●ブラウザなどで「読むためのフォント」は美しいものがいくつもある。でも「書くためのフォント」となると、選択肢は狭くなる。原稿を書くときは、たとえば「18字×26行」とか「2000字=400字を5枚」といったように指定文字数があるので、等幅フォントで書く必要がある(ワタシは秀丸エディタで書いている)。で、Windowsだとこの等幅フォントが弱いんである。 ●メイリオは文句なしに読みやすいフォントなんだけど、なぜか等幅フォントがない(メイリオは日本語部分は等幅で、欧文はプロポーショナルになる。これは読むには最適だが、エディタ向きではない)。じゃあなにがあるかといえばMS明朝とMSゴシックなんだが、どちらも画面上ではビットマップ・フォントが出てきて21世紀とは思えないカクカク具合。 ●で、そんなんじゃ美しくないから、ワタシはDF華康ゴシック体というフォントを使っていた。これはゴナ系というか新ゴ系
●11日(水)はオペラシティでフライブルク・バロック・オーケストラ公演へ。この公演についてはまた日を改めて書くつもりだけど、すばらしい演奏会だった。バッハの管弦楽組曲を4曲全部。聴衆の集中度も高くて、熱心な人たちばかりが来てるんだなあという実感があった。でもいつもこんなふうにはいかない。 ●火曜夜ニューヨークで開かれたアラン・ギルバート指揮ニューヨーク・フィルのマーラー/交響曲第9番の公演で起きた携帯電話事件が波紋を呼んでいる。よりによってマーラー9番の終楽章終盤で、ケータイの着信音が鳴り出した(iPhoneのマリンバ)。アラン・ギルバートは演奏を止めて客席に向かって着信音を止めるように言ったという。 ●その場にいた人たちのブログやTwitterなどをざっと見た限りでは、事態の展開はこんな感じだった模様。着信音は最前列のあたりから鳴り出した。鳴った瞬間はまだオーケストラの音量の大きな部分だ
●どうしようかなと思ったんだけど、少し騒動が落ち着いてきたようなので、後日なにかの参考になるかもしれないからウダウダと書くことにする、水の話。 ●まず事実関係から。3月23日、葛飾区の金町浄水場で22日に採取した水から210ベクレル毎リットル(以下Bq/L)の放射性ヨウ素を検出したというニュースが流れた。国の基準値は300Bq/Lなのでこれを下回ってはいるが、乳児(0歳児)に関しては100Bq/Lとより低い基準があるので、これに引っかかる。だから同浄水場を利用する東京23区等では乳児に水道水を飲ませないようにという通知が出た。大人は問題ないけど、0歳児にはダメだよ、と。 ●仕事で外出している間にそのニュースを知り、帰宅途中にスーパーに寄ってみると早くもペットボトルの水が売り切れている。情報の伝達速度は速い。そして家の近所の自動販売機では、年配女性一人が次々と硬貨を投入して水のペットボトルを
「つながり 社会的ネットワークの驚くべき力」(ニコラス・A・クリスタキス、ジェイムズ・H・ファウラー著) ●これは驚いた。この「つながり 社会的ネットワークの驚くべき力」を読もうと思ったのはなにがきっかけだったか、たぶんクラウド時代の社会的(ソーシャル)ネットワークが云々みたいな惹句が目に飛び込んできたからなのかもしれない。でも読んでみたら、もっと根源的な人と人の関り方が個人やグループに対してどのような作用を及ぼすかという本だった。つまり恐ろしく実用的な書物だった。実用って何のための? もちろん、生きるための。 ●以前、「六次の隔たり」について書いた。一次の隔たりは友人で、二次の隔たりは友人の友人だ。で、友達の友達のそのまた友達の……と平均六次の隔たりを経ることで世界中の誰とでもつながるという理屈がある。事実、ワタシと元ブラジル代表のロナウドの関係も「六次の隔たり」にある。だが、本書で知っ
●今年読んだ中で、もっともインパクトがあった本がこの「代替医療のトリック」(サイモン・シン、エツァート・エルンスト著/新潮社)。サイモン・シンによるサイエンス・ノンフィクションは、これまでにも当欄で「暗号解読」「フェルマーの最終定理」「宇宙創成」を紹介している。共通するのは「とても難解なことを扱っているはずなのに、信じられないほど読みやすく、しかも読書の楽しみに満ちあふれている」ということ。 ●まず「代替医療」という言葉になじみがなかったのだが、これは「主流派の医師の大半が受け入れていない治療法」と定義されている。自然科学の観点からは、生物学的に効果があるとは考えにくいものということになる。例として、大きな章が割かれているものを挙げると、「鍼」「ホメオパシー」「カイロプラクティック」「ハーブ療法」。日本人としては、「鍼」のように広く一般社会に浸透し受け入れられているものと、「ホメオパシー」
●ゴールデンウィーク公開の映画なので気が早いのだが、なんとなく「これはひょっとすると傑作かも」という匂いがプンプン漂ってくるのが、「オーケストラ!」(ラデュ・ミヘイレアニュ監督。原題 Le concert )という作品。オーケストラをテーマにしてて、しかも「パリ・シャトレ座の全面協力を得た圧倒的迫力のコンサート撮影」なんて惹句を目にすると、なんだか「のだめカンタービレ」を連想してしまうわけだが(あちらはウィーン楽友協会か)、「のだめ」が若者たちの物語であるのに対して、「オーケストラ!」は挫折した大人たちの物語だ。 ●設定はこう。主人公はロシア・ボリショイ劇場の清掃員として働くアンドレ。実は彼はかつてボリショイ・オーケストラで活躍した才能あふれる指揮者だったんだが、共産主義時代に政治的問題をきっかけに失脚してしまい、今は冴えない中年男になってしまっている。アンドレはある日、劇場事務所に届いた
●2010年がやってきた。で、今年アニバーサリーな作曲家および音楽関連の人をピックアップ。ワタシの感覚だと、記念年というのはちょうど100年単位のときにそれらしくなる。150年とか30年というのはあまり「使えた」ためしがないので、100年単位のみで。 ●ただし例外はマーラー。今年生誕150年を迎えて来年没後100年を迎えるので、連続記念年となる。これは盛り上がるかも。すでにUniversal Editionがこんなブログを立ち上げている。 [生誕300周年] ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ(1710-1736)作曲家 ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710-1784)作曲家 シャルル=シモン・ファヴァール(1710-1792)台本作家、オペラ=コミック支配人 [生誕200周年] フリデリック・ショパン(1810-1849)作曲家 ロベルト・シューマン(1810-1856)作
●今年のベストCDとかベストコンサートを選ぶのも楽しいんだけど、もう少し大ざっぱな枠で振り返ってみた、2009年。 ●まず録音。今年から、CDプレーヤーから音楽を聴くよりも、PC経由で聴く時間のほうが長くなった。非オーディオ者なので圧縮音源であっても気にしない。ただPC経由で聴くってのには2種類あるんすよね。一つは「CDを聴く」行為がそのまま「mp3を聴く」みたいに平行移動しているパターン。最初からデータを入手するにせよ、CDからリッピングしたものを再生するにせよ、やってることは同じで媒体が変わっただけ。もうひとつはネットラジオなんかでライヴを聴くパターン。こちらは圧縮音源がどうのこうのというレベルの音質ではなくて(もともと放送録音だし)、ライヴであること、新しいことに価値あり。 ●で、PCから音楽を再生するのに慣れると、CDプレーヤーの電源入れたり、トレイを開いてCDを入れ替えたりするの
●うっ。イェフィム・ブロンフマン、新型インフルエンザのため来日中止。本日トッパンホールに行く予定だったのだが残念。 ●「カルロス・クライバー ある天才指揮者の伝記」(アレクサンダー・ヴェルナー著/音楽之友社)。下巻が出るのはまだ先ということらしいので、待たずに上巻を読んだ。「ついにクライバーの伝記が!」というワクワク感半分、「えーと、誰がクライバーの伝記を書けるんでしょか……」的な不安半分と。で、どうだったかといえば、これは非常におもしろい。特に後半から勢いよく読めて、止まらなくなった。 ●書いてる人はクライバーの身近にいた人ではない、たぶん。ジャーナリストなんである。だから、クライバーをよく知る人々、彼の人生にかかわってきた人々に徹底的に取材をするという手法で伝記を書いている。その取材量は膨大で、特に電話インタビューが中心なんだけど、記述について事細かに巻末の注釈でその典拠となる取材ソー
クラシックのネットラジオ、音楽配信のリンク集
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.classicajapan.com/mtmt/m--toraba.cgi/73 ロッテファンはサッカーサポに似てると思う。例えば、-タオルをぶんぶん回す。-たまにゲバラの旗をやたらめったらに振る。-ぴょこぴょこ飛ぶ。などの部分が。(画像:ゲバラ焼肉のたれhttp://www.classicajapan.com/wn/archives/2004_02.htmlより、素敵な作品です)ラテンア.... 続きを読む
●読了、「クラシック新定番100人100曲」(林田直樹著/アスキー新書)。最初の1曲から最後の100曲まで、前から順番に読んだ。LINDEN日記でおなじみの林田さんの新刊である。新書という一見気軽そうな装いに反して、これは渾身の力作。ぜひ書店で手に取って中身をご覧になることをオススメしたい。 ●この新書の特徴はモーツァルトだろうがフィンジだろうが、とにかく一人の作曲家につき一曲の名曲を紹介しているところ。しかもそのチョイスがところどころ普通ではなくて(実に林田さんらしい)、たとえばストラヴィンスキーなら「詩篇交響曲」だったり、シューマンならヴァイオリン協奏曲、サン=サーンスならクラリネット・ソナタとか来ちゃう。100人のランナップも斬新で、ジスモンチとかカプースチンが入ってくる。大胆っすよね。 ●でもその100曲の選択とか「名曲紹介」という外側の意匠よりも、肝心なのは中身。林田さんのこれま
●グレイトサンクス! 先日の 北斎漫画で「ラインの黄金」に続いて、読者の皆様からご投稿いただいた北斎漫画版オペラを一挙公開するのだっ! うけけけ。 ●R・シュトラウス「サロメ」その1 ゲルトさん作。左下の男がかなりいい味を出してますなあ。 ●R・シュトラウス「サロメ」その2 もう一つ「サロメ」、こちらはBeardsleyさん作。「サロメ」が人気ですが、なるほど、北斎にはビアズレーとどこか通じるものがあるのかも(笑)。生首の表現に注目。 ●モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」 同じくBeardsleyさん作。ラスト「地獄落ち」の場面も和風となると怖さ倍増。こんなのが出てきたらドン・ジョヴァンニもうっかり悔い改めそうです。 ●シューベルト「冬の旅」 おおっと、まさか連作歌曲で投稿してくる方がいらっしゃるとは! 吉田純さん作。これはもう、どう見ても「冬の旅」の世界そのもの。ヴィルヘルム・ミュラーを
●Eat your own dog food という言葉がある。意味・用法はこちらにあるんだが、自分で作ったり提供したりするものは、自分自身で使ってみろってことだ。自分じゃ使わないものなら人はいくらでも無責任にも無思考にもなれる。そういう投げやりな「サービス」やら「プロダクツ」なんて、だれだってイヤだ。自分が作り手と同時に利用者の立場になれば、ちゃんと使えるレベルのものを提供しようって気になる。すばらしい。だからってドッグ・フードを食べなくてもいいとは思うが。 ●しかしこの言葉を気に入って、人さまに薀蓄たれてやろうってときは、最後まで一息で言い切れるよう練習しておいたほうがいい。でないと、うっかり、 Eat your own dog. で止めてしまってヤバいことになりそうな気がする。
●お風邪など召しませぬよう、ご自愛ください。 ●ねつ・のど・はなに、ルルが効く。 ●効いたよね、早めのパブロ。 ●かかったかな~と思ったら、コンタクテ600。
「名曲」に序列を付けよう、とかベスト***を選ぼうなんてのは、本来無意味なことなんです。無意味なんだけど、ついついいろんな機会にやっちゃう。いけませんね。ましてや、この曲が入っていてあの曲が入っていないのはおかしいとか、その筋の議論は不毛極まりないわけです。じゃあ、なんでこんなリストがあるのか? あふれる情報を前にして何から聴いたらいいのかわからない人には、少なくともここにある曲には「名曲」と称えられる何らかの理由があることがわかる、ってことでご勘弁を。 B J・S・バッハ/管弦楽組曲 J・S・バッハ/ブランデンブルク協奏曲集 J・S・バッハ/ヴァイオリン協奏曲集 J・S・バッハ/チェンバロ協奏曲集 J・S・バッハ/無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ J・S・バッハ/無伴奏チェロ組曲 J・S・バッハ/平均律クラヴィーア曲集第1巻&第2巻 J・S・バッハ/ゴルトベルク変奏曲 J・
●今ワタシは感激している。なぜならばこれまで長年にわたって煩わされてきた問題に、クールかつエレガントな解決策を得たからである。その問題、すなわち「イヤフォンのコードって、キレイにくるくる巻いたつもりでもカバンとかに入れておくといつの間にかムチャクチャにこんがらがって、いざ必要なときに取り出すと、『オノレはマジシャンかっ!』と突っ込みたくなるくらいあちこちに不思議な結び目ができている」問題である。 ●あなたもこの問題に深く悩んでいるかもしれない。だがワタシはふと思いつき、いくつかのキーワードをググることでついに発見した、その美しい解決策を。 https://youtu.be/mURPcD3nvU8 ●さあ、練習してみよう、お気に入りのイヤフォンで。
●先日、「田中達」は実は「田中たち」であり、日本代表は田中達也、田中誠、田中隼磨、田中マルクス闘莉王、(以下有名ではないが)田中賢治、田中輝和、田中亜土夢、田中裕介、田中佑昌、田中大輔、田中俊也からなる総田中軍団という可能性はないかと書いた。もう気持ちいいくらい全員田中。しかしワタシの考えは甘かった。ガーター亭亭主殿より、あまりにも鋭い指摘をいただいた。 田中軍団に中田は入らないのですか? ああっ、それは正しい、正しすぎる! 幾何学的にトポロジー的にきっと入る。そんなわけで、中田ヒデや中田コも使えることになった。 ●これはいける。GKが田中賢治(大宮)、バックラインは4バックで、右から田中隼磨(マリノス)、田中誠(磐田)、田中マルクス闘莉王(浦和)、田中裕介(マリノス)、中盤は中田浩二(マルセイユ)、田中亜土夢(新潟、名前のインパクトで選んだ)、中田洋介(仙台)、中田ヒデ(ボルトン)、フォ
●東京・春・音楽祭2024が3月15日に開幕。この音楽祭もこれで第20回。もうそんなになるとは。今回、ルドルフ・ブッフビンダーがベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会を開いている。全7回のシリーズ。19日の第4回に足を運ぶ。プログラムは前半にソナタ第6番へ長調、第24番嬰ヘ長調「テレーゼ」、第16番ト長調、後半に第29番変ロ長調「ハンマークラヴィーア」。 ●ブッフビンダーはこれまでにベートーヴェンのソナタ全曲演奏会を60回以上も行っているのだとか。そんな人はほかにいないだろう。で、32曲のソナタを全7回にどう割り振るかは、何十年もかけて全曲演奏会をくりかえしているうちに固まってきたのだそう。この日の組合せは、前半はユーモアの要素の強い作品、後半は超大作というコントラストを際立たせたプログラム。まったく自然体でピアノに向かい、気負いなくどんどん弾く。テンポは終始速め、あるいは猛烈に速い。飄
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