炊き出し支援の列に並ぶ人たち=名古屋市内 名古屋市中区栄の高速道路の高架下に連夜、炊き出し支援の配食を待つ人たちの列ができる。さまざまな支援団体が日替わりで活動に携わり、路上で暮らしていたり、生活保護を受けながらアパートで暮らしていたりする人にとって、毎日そこへ行けば1日1食は確保できる場所になっている。10月、空き地の外周をなぞるようにしてぐるりと延びた人の列は、この日も100人を超えていた。 「岐阜新聞デジタル クーポン」始めました!対象店舗はこちら 岐阜シティ・タワー43から望む岐阜の街=岐阜市内 厚生労働省によると、全国の公園や河川敷で生活するホームレスは2820人(今年1月時点)で、過去最少となった。岐阜県は2人、岐阜市は0人。確かに路上で生活する人を見かけることは少なくなった。ただ、本当に数字の通りなのか。見えづらくなっているだけで、私たちが見落としてきてしまった地域の姿がある