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AIトピックス 2023
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いま「ワクチン」というと新型コロナウィルス感染症のワクチンがまず頭に浮かぶが、もう1つ、今話題になっているワクチンが、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウィルス(HPV)への感染を防ぐHPVワクチンだ。2008年のWHOの報告によると、子宮頸がんは全世界で年間約50万人に発生し、約27万人が死亡しているとされる。 WHO (2008) “Cervical cancer, human papillomavirus (HPV), and HPV vaccines: Key points for policy-makers and health professionals.” その主な原因はHPVの感染であり、有効な予防方法としてHPVワクチンの接種がある。世界の多くの国で接種が行われており、日本でも行っていないわけではないが、政府が積極的勧奨を行っていないこともあり、接種率はきわめて低い。
サントリーホールディングスの新浪剛史社長が経済同友会の夏季セミナーで、45歳定年制を提唱したとして一部で話題になっている。 45歳定年制導入を コロナ後の変革で―サントリー新浪氏(時事通信2021年9月9日) 記事だけでは具体的な内容はわからないが、上記報道では「社会経済を活性化し新たな成長につなげるには、従来型の雇用モデルから脱却した活発な人材流動が必要」「会社に頼らない姿勢が必要」と述べたようなので、よくある「給料の割にパフォーマンスが悪い中高年社員を追い出して若い元気な人と優秀な一部の人だけ残したい」という類の考え方であるようにみえる。 「よくある」というのは、この種の考え方は別に珍しくも新しくもないからだ。自分に能力があると考えがちな若い社員がジョッキを片手に盛り上がる典型的な居酒屋談義のネタだ、という前者の点はひとまず措くとして、少なくとも後者の「新しくない」という点でいえば、そ
ツイッターで書こうと思ったらちょっと長くなってきて連投ツイートだと長すぎそうなのでブログ記事にしてしまえ、というわけで以下ひとくさり。 きっかけはこれ。ここ数日話題になってる「高市氏を女性が支持すべきか」問題、個人的には「女性の社会進出を望む立場なら政治的立場にかかわらず高市氏が首相になることを支持すべき」などとは思わない。そもそも高市氏に首相になってほしくないし、性別より政治的立場の評価が優先するのはむしろ当然だ。 「女性の社会進出を望む立場なら政治的立場にかかわらず高市氏が首相になることを支持すべき」という言説も、文字通りの意味というよりある種の嫌味であり、言いたいことはわかるがそういう言い方をするのはよくない。 ただ、アファーマティブアクションやクォータ制のような主張は「政治的立場にかかわらず女性を取り立てるべき」であるという主張に近いものだろうとは思う。女性も多様性があるわけで、憲
毎年、夏はジブリアニメがテレビ放映されるわけで、今年も例によって放映されたわけだが、2020年8月21日(金)に放映された『コクリコ坂から』(2011)を見ながらふと頭をよぎったことがある。 それは登場人物、特に女性キャラクターたちの世代差だ。それぞれの物語の中ではその時代設定の中で登場人物を追うわけだが、一歩引いてみると、「この人は自分とどのくらい歳がちがうんだろう?」「この物語のこの人物とあの物語のあの人物は何歳ぐらいちがうのだろう?」などと思うことはないだろうか。まあそういう話だ。 というのも、ジブリアニメの中には、『コクリコ坂から』もそうだが、昭和あたり以降の現実の日本社会を舞台にしたものがいくつかあるからだ。もちろん現実そのものではないにせよ、それらの作品群はそれぞれその時代の空気をよく伝えているように思われる。それらに登場するキャラクターも、典型的かどうかは別として、その時代に
この作品については、海外メディアから「Fukushima 50」と呼ばれた人々を英雄化することで事故の責任を糊塗しようとしているといった批判があるようだが(確かに予告編はそれっぽくもみえる)、本編を見た限り、そうした批判はあまり的を射ていないように思われる。 確かに作中、首相と東電本店が悪者にされているが、だからといって福島第一原発で働く現場の人々が英雄として持ち上げられているかというと、そうでもない。ハリウッド映画なら、これでもかというぐらいにしつこくわかりやすく彼らの行動をかっこよく描くところだろうが、本作における「Fukushima 50」は、意外なほど「英雄」として描かれていない。予告編にあった「奇跡」は、2号機の水蒸気爆発を避けられたことなのだろうが、それは彼らの超人的な活躍によるものではなく、なぜそうなったのかすらわからない。 作中、1・2号機当直長、伊崎利夫役の佐藤浩市が「俺
このウェブサイトは山口 浩の個人的な考えを掲載したものであり、山口が所属ないし関係する機関、組織、グループ等の意見を反映したものではない。本サイトは投資の勧誘ないし銘柄の推奨を目的とするものではなく、本サイトに掲載された情報(リンク先ないしトラックバック先の情報を含む)をもとにして投資その他の活動を行い、その結果損失をこうむったとしても、山口は責任を負わない。本サイトの記載内容は、予告なく追記、変更ないし削除することがある。本サイトに寄せられたコメントおよびトラックバックは、いったん保留した上で公開の可否を判断する。判断の基準は公開しない。いったん公開した後でも、一存によりなんらの説明なく削除し、当該IPを投稿禁止に指定することがある。 このworkは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています(帰属 - 非営利 - 派生禁止 2.1 日本)。 せっかくなので順番に。
どうしたわけか、スポーツ以外の部分ではどのニュースもどのニュースも笑うかあきれるかしかないという稀有なテーマとなっている2020年の東京オリンピックだが、ここ数日、巷の話題をさらっているのがこれだ。 https://www.huffingtonpost.jp/entry/kaburu-kasa_jp_5ce89de0e4b00e03656e543e?ncid=tweetlnkjphpmg00000001 東京都の小池百合子知事は5月24日の定例記者会見で、暑さ対策の一環として、”かぶるタイプ”の傘を製作していることを発表した。6月をめどに完成予定という。 見ていると、世間一般の受け止めは(1)あまりの「衝撃」に絶句、(2)これかぶらされてる人かわいそう、(3)傘というより昔からある笠だよね、(4)似たような商品があるのにわざわざ開発したのか?といったあたりで、どうにもさんざんである。まあい
ちょっと前のこのようなイベントの書き起こしであるようだ。続きがあるらしいがまだ公開されてないっぽいのでとりあえずこれだけをベースに書く。 2018年6月17日、ベンチャー経営に関わる起業家を中心としたメンバーが一堂に会する「G1ベンチャー2018」が開催されました。第3部分科会の「仮想通貨の課題と未来の可能性」には、ビットバンク廣末紀之氏、京都大学公共政策大学院の教授・岩下直行氏、弁護士の増島雅和氏が登壇しました。福岡市長の高島宗一郎氏をモデレーターに、「通貨圏の次の一手」になり得る可能性を持つ仮想通貨の今後について語り合いました。 「「通貨圏の次の一手」になり得る可能性を持つ仮想通貨の今後」と謳っているのだが、いきなりこんな発言が出てきてびっくりした。 廣末紀之氏 2012年から(2018年まで)約6年間ぐらいやって、今岩下先生がおっしゃったように、法定通貨の代わりの交換媒体としては、正
あちこちで話題になっている『新潮45』の例の特集。読まずに批判するのもどうかと思ってどこか道ばたに落ちてないかなと下を向きながら歩いてみたが見つからなかったのでしかたなく買った。この雑誌を買ったのは2度目。最初のときもあんまりな特集でネタとして買ったが今回もまあそんなところ。こうしてさぞかしたくさん売れたんだろう。よかったね。 で、例の特集。全部で7本の「論文」がある。知ってる人も何人かいるが知らない人もいて、よく探してきたなと思う。以下、簡単にまとめ。 (1)藤岡信勝「LGBTと「生産性」の意味」 杉田論文へのきっかけとなったとされる尾辻かな子衆議院議員のツイッター発言を、誤読であり「もしこれが意図的な「誤読」なら、尾辻氏は優秀なデマゴーグということになる」と主張している。挙げられた尾辻議員の発言はこれ。 ⑤ 子どもを持たない、もてない人間は「生産性」がないと、人の生き方に「生産性」とい
7月に報道された件、書類送検となったようだ。返す返すも痛ましい事故である。 抱っこで自転車、悲劇生んだ 子ども死亡、母を書類送検 朝日新聞2018年9月15日 電動自転車で走行中に転倒し、抱っこしていた当時1歳4カ月の次男を死亡させたとして、神奈川県警は14日、横浜市都筑区の保育士の母親(38)を過失致死の疑いで書類送検した。 自分の子を死なせてしまった母親やその周囲の人々の心中は察するに余りあるが、ネットでは予想通り、母親への批判の声が多くみられる。確かに、以下の状況をみる限り、落ち度があったことは否めない。 母親は7月5日午前8時25分ごろ、同区の市道で、次男を抱っこひもで前に抱え、左手首に傘を提げた状態で電動自転車を運転。過失によって転倒して次男の頭を強く打ち付け、死亡させた疑いがある。雨が降っていて母親はかっぱを着ていたが、提げていた傘が自転車のフレームと前輪の泥よけの間に挟まった
このところ、大きな自然災害が続いている。 2018年9月4日に日本上陸した台風21号は関西地方を中心に大きな被害をもたらした。強風で多くの建物が破壊され、高潮もあいまって関西国際空港の滑走路やターミナルビルに浸水、さらに関西国際空港連絡橋にタンカーが衝突して連絡橋が一時通行不能になった。同6日早朝に発生した北海道胆振東部地震はM6.7の規模で、北海道で初めて震度7を記録するなど、各地で土砂崩れや液状化が発生しただけでなく、道内全域で停電が発生した。 こうした大災害時につきものなのがうわさや流言の類だ。今回も御多分に漏れず発生した。中でも北海道の地震に関しては、断水や携帯電話が使えなくなるといったものが広く流布し少なからぬ混乱を招いた。 「地震で市内全域断水」はデマ 札幌市水道局が注意促す 朝日新聞2018年9月6日 北海道地震で拡散「4時間で携帯電話が使えなくなる」をドコモが否定、ただしす
ヤノベケンジ氏の作品「サン・チャイルド」が福島駅近くの「福島市子どもの夢を育む施設こむこむ館」に設置され、批判を受けて撤去されることとなった件。 福島市、批判浴びた防護服姿の子ども像を撤去へ。作者コメント「対立避けたい」 ハフポスト2018年08月28日 JR福島駅近くに設置された防護服姿の子ども像の展示を、福島市が取りやめることになった。木幡浩市長が8月28日、会見して発表した。(中略) 木幡市長は像について、「災害の教訓の継承、勇気や元気を与えるなどの観点から設置の継続を求める声がある」と理解を示した。 その一方で、「風評への懸念、作品への違和感、設置する場所の問題など設置に反対する声も多く、このように賛否が分かれる作品を『復興の象徴』として、このまま市民の皆様の前に設置し続けることは困難と判断しました」と説明した。 実際、こむこむで行われたアンケートでは110人中75名が「反対もしく
別に新しくも独自でもない主張だが、前からこれは言いたかったのでこの機会に、ごく手短に書く。 直近ではこの記事。 肺がん患者にヤジ「いいかげんにしろ」 穴見議員が謝罪 朝日新聞2018年6月21日 穴見氏は21日、書面でコメント。「参考人のご発言を妨害するような意図は全くなく、喫煙者を必要以上に差別すべきではないという思いでつぶやいた」と弁明。「参考人の方はもとより、ご関係の皆様に不快な思いを与えたとすれば、心からの反省と共に深くおわび申し上げる」と謝罪した。 またこの「~とすれば謝罪する」類のやつか。これこそ本当に「いいかげんにしろ」といいたいが、愚痴っているだけでも何なので、声を大にして主張してみることとしよう。この手合い、仮に「すれば謝罪」と名付けてみるが、この手合いの謝罪のやり方は、少なくとも公の場からは追放したい。「すれば謝罪」撲滅運動ということだ。 上掲記事は当該議員のヤジ自体が
運動部出身ではあるものの基本的にスポーツにはあまり興味ないのでここでもあまり取り上げないのだが、今年度のゼミのテーマが「スポーツとメディア」なので、やはりこの件は見過ごすわけにはいかない。 大学アメフト頂上対決で行なわれた不可解で危険なプレー (三尾圭 - Yahoo!ニュース個人 2018年5月7日) 反則3度のアメフト日大選手、関東学連が異例の処分 (朝日新聞2018年5月10日) 6日の試合で日大の守備選手は関学大攻撃の1プレー目、関学大のクオーターバック(QB)がパスを投げ終えた数秒後に背後からタックル。QBはそのプレーで負傷退場した。日大の守備選手はその後のプレーでも不必要な乱暴行為を続け、5プレー目で退場処分となった。 もちろん興味本位で取り上げるつもりはない。特に怪我をされた学生の方の快癒を心よりお祈りする。 5月6日に行われた試合でのできごとだ。動画がYouTubeで公開さ
ここ数日女性専用車両が話題に上っていたので何だろうと思ったらどうもこの件に関する反応だったらしい。 女性専用車両に男性数人が乗り込みトラブル。通勤ラッシュ時の千代田線が12分遅れる ハフポスト2018年02月16日 東京メトロ・千代田線の国会議事堂前駅で2月16日午前8時38分ごろ、停車中の女性専用車両に男性数人が乗車してトラブルとなり、電車が12分遅延した。東京メトロ広報は「それ以上の詳細は、現在調査中」としている。 今回の一件との関連は不明だが、「女性専用車両」に反対する男性が、あえて女性専用車両に乗り込んでトラブルになるケースは以前から一部で起きている。ネット上には、2月16日に男性が女性専用車両に乗れるか確認すると宣言しているグループもあった。 くだらんことを、と思うがその昔の公民権運動のローザ・パークスをまねたつもりだろうか。スジの悪いやり方だとは思うが、支持する人たちも一定数い
This is Hiroshi Yamaguchi's personal weblog. It aims to be an incubator as well as an archive of my ideas and thoughts. Possible topics include: finance, business administration, economics, prediction markets, virtual worlds, and other issues.
フジテレビがやらかしたらしいこの件。 「まさか2017年に『ホモ』という言葉をテレビで聞くとは思わなかった」フジの番組で物議 (Buzzfeed Japan 2017年9月30日) 今のご時世にこれ、中で誰も何も言わなかったのか実に不思議だが、もう放映されてしまったわけでそこを突っ込んでも放映された事実は消えない。 むしろ気になるのはその後の説明だ。以下手短に。 上掲記事によれば、フジテレビの広報はBuzzFeed Newsの取材に対しこう答えた由。 「本放送では、LGBTの方々を揶揄するような意図を持って、制作はしておりません。差別の意図はありませんでしたが、番組をご覧になって不快な思いをされた方がいらっしゃることについては、真摯に受け止め、今後の番組作りに生かしていきたいと思います」 (“保毛尾田”を登場させた理由について)「1988年~1997年にかけて放送されていた、本キャラクター
技術が進歩して、各所でAIの活用が叫ばれ実例がどんどん出てきている昨今だが、企業の新卒採用にも、という話。 ソフトバンクが新卒の「ES選考」をAIに任せた理由 ITmedia 2017年08月29日 同社は2017年5月29日から、新卒採用のエントリーシート(ES)選考にIBMの「Watson」(以下、ワトソン)を活用。過去のES選考のデータを学習したワトソンが、受験者のESの合否判定をしているという。 ある意味当然ありうべき方向性なのだが、せっかくなのでネタ的にひとくさり。 記事によるとおよそこんな感じ。 ・ESを全員分読むのに10人がかりで年間で800時間以上かかって大変。 ・過去数年分の「合格したES」と「不合格だったES」1500件分をワトソンに学習させたところ採用スタッフの合否判断とほぼ同じになった。 ・AIにESの振り分けをさせたらES処理に掛かる時間を75%も削減できた。 ・
東京オリンピックが3年後に迫っている。いろいろな問題が次々に噴出して、ある意味「札付き」のイベントになりつつあるが、その中でも、当初からわかっていながらどうしようもなさそうな問題に再び関心が集まっている。夏の暑さ問題だ。 個人的にはオリンピック自体今からでも中止してもらって一向にかまわないのだが、現実に中止する流れにはなりそうもないし、熱中症で死人が続出みたいな状況は見たくないのでごく手短に書く。競技を夜開催にするとだいぶ状況は改善するのではないか。 以下、ネタなのでその点よろしく。 オリンピックの開催期間は2020年7月24日(金)~8月9日(日)だ。気象庁のサイトでみると、この期間の最高気温は1981~ 2010年平均で30.2~31.1度程度だ。たいして高くないやと思う人がいるかもしれないが、これは暑さ指数でいえば28度前後の「厳重警戒」レベルにあたるから、「熱中症の危険性が高いので
毎年8月になると、戦争に関するテレビ番組が数多く放映される。民放でもいい番組たくさんあるが、特にNHKのドキュメンタリーは見ごたえのあるものが多い。今になって発見される新資料や今しか得られない新証言、新技術で可能になった新たな切り口の分析など、過去をていねいに掘り起こして新たに検証し、残していこうという試みがさまざまなされていて、飽きない。 で、いろいろと見ながら、本筋からやや離れつつ、つらつらと考えたことを手短に。 最近の世相が戦前と似ている、あるいは戦前に回帰しようとしている、と評する主張を見かけることがある。適当な記事はないものかと思ってぐぐったらそのものずばりのタイトルの書籍があった。 山崎 雅弘『戦前回帰』 読んでないから内容はよく知らないが、アマゾンの書籍紹介には次のように書いてある。 「国家神道」「国体明徴」「八紘一宇」……かつて熱病のようにこの国を覆いつくし、そして敗戦と同
ちょっと前のことになるが、日本でのオリンピック候補地が東京に決まってしまった。まあまだ候補地なわけで、実際に東京でやると決まったわけではないが、万が一ということもある。長く任にある知事が金のかかる事業をやりたがるのは他の道府県でもあるし、東京でも前の前の人がそうだったが、今の人もどうもそうらしい。 で、ひとつ提案なのだが。 手短にいく。もし東京でオリンピックをやるようなことになったとしたら、事業はぜひプロジェクトファイナンスでやってもらいたい。オリンピック関連事業からの収入のみを返済原資とし、東京都の会計からリスクもリターンも切り離していただきたい。知事は国の資金にも頼るようなことを言っていたようだが、もしそうなるなら、国もプロジェクトファイナンスで調達していただくといい。でもって、金融機関だけでなく、広く一般からも資金を集めると。波及効果も、なんとかがんばって計測しよう。「経済効果」分析
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釜山の日本総領事館前に旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する少女像が設置された件で、韓国政府が苦しい立場に立たされている、と報じられている。 「釜山の少女像は遺憾、駐韓大使一時帰国など対抗措置=菅官房長官」 ロイター2017年 01月 6日 日本側は対抗措置として、(1)在釜山総領事館職員による釜山市関連行事への参加見合わせ、(2)駐韓大使や在釜山総領事の一時帰国、(3)日韓通貨スワップ取り決め協議の中断、(4)日韓ハイレベル経済協議の延期、を打ち出した。かなり強い対応といえよう。 「外国公館前の少女像設置 「望ましくない」=韓国外相」 Yahoo!ニュース2017年1月13日 この記事に出てくる韓国外交部の尹炳世長官の発言はどうにも苦しそうで、政府間合意と国内世論との板挟みになったご苦労が偲ばれる。先の日韓合意で少女像の撤去は韓国政府側の少なくとも「努力義務」にはなっていたわけで、日本政府の菅
ランドセル不要論がまた出てきている。 「2017年にはぶっ壊したい、こどもの貧困を生みだす日本の5つの仕組みとは」 この記事では、子どもの貧困に関連するいくつかのポイントを挙げて批判していて、その中の1つ、「義務教育でも金がかかりすぎ」というところにランドセルの話が出てくる。全体としてご主張ごもっともなので特に異論はないが、若干煽り気味にも思えたので、とりあえずランドセルについて、こういうこともあるよねという話をごく手短に。 上掲記事ではこう書いている。 娘がもうすぐ小学校1年生なんですが、びっくりしましたよ。ランドセル、高いんですよね。7万とか、高いやつは10万とかするんですよ。最低ラインでも、3万円代。 確かにランドセルはけっこう高い。で、こう続くのだが。 まず、ランドセルは選択制にしましょうよ。別に6年間ずっと使わなくて良いし。体の成長に合わせて、安いリュックとかナップザックを買い換
人気怪獣映画「ゴジラ」シリーズの新作『シン・ゴジラ』の北米での劇場公開が10月に迫っている。日本では去る7月に劇場公開されて以降大ヒットとなっており、少なくとも実写映画では今年トップの興行収入となるだろう。 米国でも人気の高い「ゴジラ」シリーズであることに加え、あの「新世紀エヴァンゲリオン」の庵野監督の作品であるということで、北米でも多くの映画メディアで話題となっている。日本向けに特化しすぎているとの声もあるようだが、日本以外のゴジラファンにも楽しんでもらえるといいと思う。 米国の観客は、『シン・ゴジラ』のストーリーにおいて、「米国」が重要な役割を果たしていることに興味を持つかもしれない。それは単に、主要登場人物の1人は米国人であるからというだけではない。本作における米国の存在感は、日本で作られた他のゴジラ映画と比べてはるかに大きい。 で、思ったわけだ。『シン・ゴジラ』における米国の描かれ
今各所で話題の「シン・ゴジラ」を見てきた。なかなかよかった。レビューとかはあちこちで書かれているし、さまざまな読み解きものもいろいろな角度で出ていてそれぞれ面白いが、それを後追いしてもつまらないので、世の中の評価やら作者の意図やらとは一切無関係に、一観客としての個人的な感想を手短に書くことにする。以下ネタばれありなので観た人向け。 この映画、監督のせいかエヴァンゲリオンを引き合いに出す方が多くて、確かに類似点とかオマージュっぽいのとかいろいろあるのだろうが、あまり詳しくないし正直あまり興味もないので触れない。あと、これまた各所で話題の、みんな大好き尾頭さんについては書きたいこともないではないが、これも本題とずれるのでここでは触れない(ご興味のある向きはこちらをご参照)。 見ながら思い出していたのは初代、つまりシリーズ第1作である1954年(昭和29年)公開の『ゴジラ』だった。もちろんリアル
先週の土曜日、つまり原爆の日に放映されたNHKスペシャル「決断なき原爆投下 ~米大統領 71年目の真実~」はなかなか見応えがあった。簡単にいえば、これまで考えられてきたのとはちがい、「原爆投下を巡る決断は、終始、軍の主導で進められ、トルーマン大統領は、それに追随していく他な」く、広島・長崎が「市街地」であることに気付いていなかっただけでなく、投下の指示自体明確には行われなかった、という内容だったと思う。 毎年、夏になると「原爆投下は必要だったか」は話題になる。何か新しい発見に基づくものもあれば(上記のNHKスペシャルはそれだ)、これまでの論点を整理したり同じ主張を繰り返したりするものもある。原爆の被害の大きさ、悲惨さに注目する人々が「必要ではなかったのではないか」という主張をさまざまな論点や検証をもとに論じるのに対し、アメリカを初めとするかつての戦勝国の人々を中心に「戦争を終わらせるために
自民党の稲田朋美政調会長が連休中に開かれるLGBTのイベント「東京レインボープライド」に出席してあいさつする、というニュースが流れて、一部で話題になっている。 「自民・稲田政調会長、LGBTの大会出席へ 自民党3役の出席は初」(Yahoo!ニュース2016年5月3日) 自民党では、LGBTが抱える問題を検討する特命委員会が、4月27日、党として初めて対策案を取りまとめている。 自民党は、伝統的な家族観を重んじる議員も多く、従来、慎重な姿勢だったが、夏の参院選に向けて、幅広い層から支持を得ようと、この問題を重視する姿勢を示す狙いもあるとみられる。 LGBTの大会に自民党3役が出席するのは初めてだそうだが、党の性格やら歴史やらを考えれば不思議はない。今回の出席も、記事にある通り、参院選対策というのが主たる目的だろう。お得意のソーシャルリスニングとやらで、自党の弱みであるこの領域への対策が、当座
熊本地震に関連して、被災地に折り鶴を送るなという話がある。不足してるのは生活に必要な物資だし忙しいのに使えないものを送られても処理に困るしというわけで、要は送られると迷惑という話だ。他にも古着や生鮮食品などは対処に困るらしい。気持ちはありがたいが、ということだろう。 「「千羽鶴・古着・生鮮食品は要りません」 被災地が困る「ありがた迷惑」な物とは」(J-CASTニュース2016年4月18日) 千羽鶴や応援メッセージ、汚れた古着や使用済みの毛布など、被災地に届いても「処分」するしかない品々もある。95年の阪神淡路大震災の際には、こうした「使用できない救援物資」の処分で、被災した自治体が2800万円の費用を投じたケースもある。 この種の話は東日本大震災以降、ひんぱんに聞くようになったように思う。なかなか言いづらい話ではあるが、大きな災害を機に、実際に役立つ支援とは何かを真剣に考える人が増えてきた
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