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2030年度末予定の北海道新幹線の札幌延伸に伴い、JR北海道から経営分離される並行在来線のうち、JR函館線函館―長万部間(147・6キロ)の存廃を話し合う道と道南の沿線7自治体による協議が、昨年4月以来行われていない。函館―長万部間の存廃判断の期限が2025年度に迫る中、この1年は何も進展がないまま終わり、今後の道筋も一向に見えない状況だ。 「渡島ブロックの会議は一体どうなっているんだ」。6月中旬の函館市議会。一般質問に立った福島恭二氏(民主・市民ネット)が問い詰めると、市側は「(先行してバス転換を決めた)後志ブロック会議の議論が想定以上に時間を要したようだ」と述べ、協議の再開にはなお時間がかかるとの見通しを示した。
【稚内】宗谷総合振興局主催の「子ども鉄道乗車体験」が行われ、利尻、礼文両島の小学生21人がJR宗谷線の抜海駅から稚内駅まで乗車した。初めて列車に乗る子どもも多く、記念撮影などを楽しんでいた。
参院選の全候補者に占める女性の割合は、衆院選を含めた戦後の国政選挙で初めて3割を超えた。 だが、女性比率は20%台から50%超までの政党があり、その開きは大きい。 2018年に成立した政党に男女の候補者数を均等にするよう促す「政治分野の男女共同参画推進法」が求める水準にはほど遠い。 男女平等の立法府を実現し、多様な声を反映するには、候補者の一定数を女性に割り当てる「クオータ制」導入を真剣に議論することが必要ではないか。 各党はジェンダー(社会的性差)平等を促進する姿勢をアピールするが、選択的夫婦別姓制度の導入などでは違いが鮮明だ。 働く女性には切実な問題で、仕事の実績を大事にしたいと姓を変えずに事実婚を選び、税制上の不利益を強いられている人も多い。 女性の社会進出を拡大するには、働き方や家庭での男女の役割を見直さなければならない。そのためには制度改革が必要で、政治はきちんと責任を果たすべき
函館市選管が7月10日投開票の参院選に関する事務アルバイトの募集に際し、初めて設けた障害者枠に4人が応募し、全員が採用された。当事者は「安心して応募できた」と歓迎する一方、関係者からは枠をあえて設けることに「違和感がある」との声も。枠があることで、障害者による選挙管理事務を特別視することになりかねないという考え方だ。専門家は丁寧な議論を呼び掛けている。 障害者枠を設けたのは市選管が昨年10月の衆院選の際、アルバイトに応募した聴覚障害がある大学生を、障害の程度を把握せず不採用とした問題がきっかけ。市選管は今回、応募した4人と面接し、期日前投票の受け付け担当として採用した。
【幌加内】1931年(昭和6年)9月に開業し、95年の旧JR深名線廃線後も残る、老朽化した添牛内駅の駅舎(町添牛内)を地元のシンボルとして維持しようと、地域住民らが7月からクラウドファンディング(CF)で修繕費を募る。今月25日には内覧会を開き、同駅の昔の写真などを展示。鉄道ファンや地域住民に駅の歴史と魅力に触れてもらい、支援への理解を求める。 添牛内地区の住民らでつくる「添牛内駅保存会」が企画。屋根や土台、外壁などの修繕費の一部350万円を目標額とする予定だ。会長の山本昭仁さん(42)は旧駅舎近くでそば店「霧立亭(きりたちてい)」を営み、昨年4月の同会発足にも奔走した。 当初は、昨秋までに内装の復元を含めて大がかりな改修を行う計画だった。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響による資材高騰などを受け、倒壊を防ぐための修繕で旧駅舎を保存する方針に転換した。 旧駅舎は木造平屋約60平方メー
2019年の前回参院選の際、札幌で街頭演説をしていた安倍晋三首相(当時)にヤジを飛ばし、道警警察官に違法に排除されたとして男女2人が道に損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、道警側が、当時撮影した動画を新たに証拠提出することが22日、分かった。排除直前、自民党関係者が男性原告を手で2度押した状況が写っているとされ、道警側は法律上排除が正当化される「危険で緊急」な事態だったことの裏付けだと主張する。
北見市は本年度、市留辺蘂町の「仲よし公園」にあり、傷みの激しかった蒸気機関車(SL)「D51 311号」の修復作業に着手する。住民らからの要望を受けたもので、車体の再塗装などを施す。市教委は「留辺蘂の生活を支えた象徴として、次の世代に伝えていきたい」と話す。 SLは幅約3メートル、高さ約4メートル、長さ約20メートルで、1939年(昭和14年)製造。石北線の旭川―北見間で活躍し、75年に引退した後、旧国鉄が旧留辺蘂町に無償で貸与した。当初は約5年間隔で外装を塗り直していたが、「予算がない」(市教委)ことを理由に約20年間放置され、現在は車体のさびや破損などの老朽化が著しい。
青森県八戸市の住宅会社「ハシモトホーム」が、青森市の40代の男性社員=2018年に自殺=に、賞状を模し侮辱する内容の書面を渡していたことが、遺族側への取材で分かった。遺族は20日、パワハラや長時間労働が自殺につながったとして、会社などに約8千万円の損害賠償を求め、青森地裁に提訴した。会社側は「表彰の一環」と説明している。 原告側によると、関係会社も参加した18年1月の新年会で、男性は課長が作った「症状」と題した書面を渡された。「今まで大した成績を残さず、あーあって感じ」「陰で努力し、あまり頑張ってない様に見えてやはり頑張ってない」などと書かれていた。
【稚内】「最北の秘境駅」として知られるJR宗谷線の抜海(ばっかい)駅(稚内市)について、稚内市は21日、市費での駅の維持を本年度で止めることを決めた。同駅は早ければ来年4月にも廃駅となる。
参院選(22日公示、7月10日投開票)道選挙区は、改選数3の過半数となる2議席確保を目指す与野党が身内でも神経戦を展開している。現行の改選数となった2016年選挙は立憲民主党の前身で旧民主党の流れをくむ旧民進党が、19年選挙は自民党が2議席をそれぞれ獲得し、ここまでは1勝1敗だ。2人当選は身内同士の票配分が鍵となり、自民、立憲は今回、共に難しい事情を抱えながら選挙戦本番を迎えようとしている。
【新十津川】JR札沼線の一部で、今年で廃止50年となる「札沼北線」を紹介する特別展が、町開拓記念館(中央)で開かれている。開町記念日の20日は無料開放する。8月21日まで。 「札沼北線」は石狩沼田―浦臼間が1934年(昭和9年)に開通。翌年の桑園―浦臼間開通に伴い、札幌から沼田町までを結ぶ札沼線(約110キロ)が全線開通した。その後、人口減や自動車の普及で利用が減り、石狩沼田―新十津川間が72年に廃止された。 展示では雨竜、北竜の両町教委から借りた駅看板や路線図、切符などを展示。パネルや当時のモノクロ写真などで、鉄道敷設から廃止までの歴史を解説している。 6月21日、月曜休館(祝日の場合は開館し、翌日休み)。午前10時~午後4時、金曜のみ午後1時まで。入館料は一般200円、中学生以下100円(中学生以下の町民は無料)。(藤原那奈) 【関連記事】 ⇒釧路の雄別鉄道走ったSL、47年ぶり復元
函館市美原1の総合スーパー「イトーヨーカドー函館店」は19日、閉店する7月3日まであと2週間となった。店内に掲げられたメッセージボードには、客が42年間の思い出をつづったカードが所狭しと張られている。従業員らは地域への感謝の思いを胸に、最後の一日まで接客を続ける。 「昔はデートで、今は子どもを連れて、ずっと通ってきました」「私の青春が詰まっています」
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猟銃用の銅弾が全国的に深刻な品不足に陥っている。入荷半年待ちの状況が続く銃砲店もあり、道内でエゾシカの農業被害やヒグマの出没が増える季節を迎える中、ハンターらは「弾が底をつき、有害駆除に出られなくなる」と影響を懸念。背景には、供給元で銃大国の米国で治安が悪化し、護身用に銃と弾の販売数が急増していることなどがある。 道内の猟銃販売店によると、在庫不足が深刻なのはシカ駆除に使われることが多い「ハーフライフル銃」の銅弾。ライフル銃でも既製の銅弾や、弾を自作する際に使う銅弾頭や火薬の在庫がなくなりつつあるという。道内では野生鳥類の鉛中毒を防ぐため2014年にシカ猟目的の鉛弾所持が条例で禁止に。銅弾が普及する中、他の素材の弾は供給量が少ないといい、代替品はないのが現状だ。 札幌市の小宮銃砲火薬店は「昨春から銅弾のまとまった入荷がない」と話す。根室管内中標津町の佐々木銃砲釣具店も「一昨年の注文品がやっ
我田引鉄(がでんいんてつ)―。政治家が地元に鉄路を延ばすことを意味し、かつて批判的に使われた言葉だ。だが道内では今、政治が手を打ってこなかったことで鉄路が次々と姿を消している。 ■代替バスも苦境 2020年に廃止されたJR札沼線北海道医療大学―新十津川間(47・6キロ)。6月上旬、空知管内月形町の旧石狩月形駅から出発した代替バスに乗り込んだのは、札幌方面に向かう通学の学生や通院の高齢者ら7人だった。 月形町内への通勤のため平日に利用するパート従業員の後藤孝子さん(66)は「他に人が乗っているのは朝くらい。座席は半分くらい空いている」。21年度の代替バスの町内乗降者数は平日で1日当たり41人。札沼線の町内利用者は同142人(18年度)あったが、新型コロナウイルス禍もあって激減している。 月形など3町は、JR北海道から廃線に伴う20年分のバス運行費と初期投資として支援金10億5千万円を受けたも
札幌市西区の三角山(311メートル)で3月31日、ヒグマが冬眠する穴(冬眠穴)を調査していた札幌市内のNPO法人の男性職員2人が穴から出てきた雌グマに襲われ、重軽傷を負った。その後、穴の中で2匹の子グマが見つかり、住宅街からわずか500メートル圏内でヒグマが繁殖している事実に専門家の間で衝撃が走った。ヒグマの生態に詳しいはずの職員はなぜ襲われたのか、どうして雌グマは人里のすぐ近くに冬眠していたのか。最初に襲われた男性職員のAさん(47)に当時を振り返ってもらった。(内山岳志) Aさんがヒグマとの関わりを持ったのは1996年の北大農学部4年生の時だ。苫小牧市周辺の山林に生息していた雄グマに発信器を付けて動態を把握する調査を始め、大学院でも続けた。院修了後は、NPO法人職員として道南でヒグマの調査や対策業務に就いた。2010年からは札幌市が始めた市街地でのヒグマ出没調査を担うようになった。 調
この地のエンターテインメント施設としての歴史は古く、1918年(大正7年)に芝居小屋が開館しています。戦後は映画館「札幌劇場」になりますが、68年に札幌須貝ビル(当時)に建て替わると、複合娯楽施設となり、映画だけでなく、ボウリングやビリヤードのほか、サウナやディスコを展開していたこともあったそうです。 札幌に長く住む方ならば、一度は行ったことがあるはずの有名なビルだったのですが、2000年以降、運営企業の体制はめまぐるしく変容しました。創業家の須貝富安氏が2005年に施設を保有する企業の株式を譲渡し、ビデオレンタル業などを手掛けるゲオの所有になります。さらに2014年には健康コーポレーション(現RIZAP=ライザップ=グループ)の傘下に移ります。 ディノス札幌中央ビルの売却、解体の方針が決まったのは2018年末でした。当時、RIZAPグループは積極的なM&A(企業の合併・買収)が裏目に出て
【岩見沢】札幌市電の運転士金森涼介さん(43)=札幌在住=が、市内北村に開設したミニ鉄道「空知鉄道」が鉄道ファンらから人気だ。本物さながらのレールや列車の様子を交流サイト(SNS)で発信すると、首都圏の鉄道会社の運転士が見学に来るほど。施設の一般公開も定期的に行っており、「安全な鉄道運行に必要な仕組みを知ってもらいたい」と話す。 金森さんは市電運転士の傍ら、両親が所有する北村赤川の180坪の住宅敷地内で、2013年から友人らと建設を開始。2年後に二つの駅を結ぶ44メートルの線路を敷設し、道道岩見沢月形線沿いを「北村駅」、北西方向に90度カーブした駅を「赤川駅」と命名。バッテリーとモーターで動く2人乗りの車両も手作りした。
「特急オホーツク」と同じ白と薄紫の色で塗り直されたディーゼル車両と、作業にあたったタイ人技術者(バンコクの車両修理工場で、森奈津子撮影) 【バンコク森奈津子】タイ国鉄は、北海道から輸入した「キハ183系」17両のうち、改装を終えたディーゼル車1両を公開した。JR北海道が運行していた当時の「特急オホーツク」(札幌―網走)と同じデザインに車体を塗り直すなど「日本の鉄道」を再現。観光列車として8月下旬にも運行を始める。 タイ国鉄は中古車両が室蘭港からタイに到着した昨年12月、ディーゼル車2両と客車2両の計4両の改装に着手。うちディーゼル車1両の改装を終え、7日に交流サイト(SNS)上で公開した。車内には日本語でタイの観光名所を紹介したポスターを掲示。座席番号の表示も当時と同じデザインを採用し、「日本の鉄道空間」を演出する。 同社のアディソン・ディーゼル車両修理センター長は「日本が好きなタイ人はも
【函館】日本海でスルメイカ漁を行う中型イカ釣り船(30トン以上200トン未満)3隻が13日、好漁場として知られる石川県の能登半島沖を目指し函館港から出港した。 近年続く不漁や中国船による乱獲に加え、今年は燃料代が昨年より3割ほど高値に。漁場の一つであるロシアの排他的経済水域(EEZ)近くでの操業は、ウクライナ侵攻の影響で実施のめどが立っていない。
【利尻】宗谷管内利尻町は10日、「利尻産」をうたったふるさと納税の返礼品冷凍ウニに、ロシア産などを混ぜて寄付者に送付していたことを明らかにした。ウニは返礼品の8割を占める人気商品で、町は希望者に寄付金の返還に応じる。 町によると、返礼品業務を請け負っていたのは、同町内に工場を持つ水産加工業、カネマス上田商店(釧路管内厚岸町)。同社は1月に利尻工場から発送した約3千件のうち、約400件で「商品に利尻産とロシア産などを混ぜた」と説明しているという。
鳩山由紀夫元首相は10日、東京都内で記者会見し、次期衆院選に出馬し、政界復帰を目指す意向を明らかにした。また、自身が代表を務める政治団体「共和党」から夏の参院選の東京、神奈川の両選挙区にもそれぞれ候補者を擁立すると発表した。 鳩山氏は、首相時代に沖縄県・普天間飛行場の移設先を巡って混乱を招いたことに触れ「何らか沖縄に関わる形を求めていきたいというのが心の中にある」と政界復帰への意欲を強調。出馬予定の選挙区は「決めていない」と述べた。
【日高】日高管内日高町は、昨年4月に廃止された旧JR日高線日高門別駅を改修し、地域住民の交流や観光情報の発信の場として活用するとともに、日高線の歴史も展示する新施設として12日にリニューアルオープンさせる。JR北海道によると、同線の廃止区間(鵡川―様似間、116キロ)で、駅舎やホームなど鉄道施設を改修して再活用する例は初めて。 同駅は1924年(大正13年)開設。改修で椅子や机を備えた「町民サロン室」を設置し、住民が会議やイベントなどで自由に利用できるよう整備した。町内の門別競馬場で開催される道営ホッカイドウ競馬や馬産地観光をPRするパンフレットやポスターも並べ、観光客らに町の魅力を発信する。
【稚内】JR宗谷線の抜海駅の存廃について、市は市費負担での駅維持を本年度で終了し、来年度に廃止する方針を示した。JRは来年度の対応を6月末までに回答するよう求めており、市は近く最終的な結論をまとめる。地元住民から「突然の提案に驚いた」と困惑の声が上がっている。 市側が7日、抜海、クトネベツ両町内会の役員ら5人に廃止方針を伝えた。理由として、市企画調整課は「地元の利用者が少なく、地域の公共交通としての役割は小さい」と説明する。地元住民の声や、市内の公共交通のあり方を探る「市地域公共交通活性化協議会」の意見を踏まえ、最終決定したい考えだ。 JRは既に抜海駅廃止の方針を示し、存廃を市に委ねている。市は昨年度から、除雪費を中心に年間約100万円を負担して駅を維持してきた。
JR北海道は8日、ヒグマが列車に衝突したり、線路上など列車の運行に支障がある場所でヒグマを発見したりした事例が2021年度で計68件となり、過去最多となったと発表した。ヒグマの個体数が増えていることが原因とみられる。生死が分からないクマを撤去するには危険が伴うため、同社は保線車両に取り付け、クマを線路上から移動させる機器「熊キャッチャー」を活用し、対応に当たっている。 同社によると、衝突・発見した68件の内訳は、列車に衝突したのが46件、運行に支障がある場所で発見したのが22件。15年度から現在の集計方法となり、衝突・発見した件数は16年度は計21件だったが、6年間で約3倍と急増した。
2019年7月、札幌市で参院選の街頭演説をしていた当時の安倍晋三首相にヤジを飛ばして道警の警察官に排除された男女が道に損害賠償を求めた訴訟は今年3月下旬、札幌地裁が排除行為を違法と認め、道に賠償を命じる原告勝訴の判決を下した。判決は、トラブルが起きる危険が切迫しており適切な職務の遂行だったとする道警の主張を退けた上、ヤジを公共的で政治的な表現行為と認め、その排除は表現の自由の侵害だと判断。道警側には「完敗だ」と衝撃が走り、道は判決を不服として札幌高裁に控訴した。ヤジ排除の妥当性を巡る法廷闘争は長期化の様相も見せる。一連の問題を振り返ると、市民の表現行為への配慮を欠いた道警の姿勢が浮かぶ。 安倍晋三首相(当時)の街頭演説で「増税反対」と叫んだ直後、警察官らにつかまれ、群衆から引き離される桃井希生さん(中央)=2019年7月15日、札幌市中央区のJR札幌駅前 「安倍辞めろ」「増税反対」。19年
十勝管内の河川環境を守りながら釣り文化を盛り上げようと、地元の釣り愛好家やフィッシングガイドらが「十勝トラウトフィッシング協会」を立ち上げた。すでに河川敷の清掃活動やニジマスの発眼卵の放流などの環境維持に取り組んでいるほか、若いガイドの育成などを通して、アウトドア観光の活性化を目指す。 初代会長になったフィッシングガイドの下森雅文さん(39)=帯広市=ら地元のフィッシングガイドが昨年夏から計画。今年3月にインターネットの交流サイト(SNS)で参加を呼び掛け、4月1日に設立した。河川環境の悪化を食い止めつつ、十勝のアウトドア観光の資源として釣りが活用されるように後押しする。
JR北海道は3日、2022年3月期の線区別収支を発表し、本業のもうけを示す営業損益は全線区合計で790億600万円の赤字だった。札幌圏の通勤・通学客などが持ち直し、過去最悪だった前期(841億5900万円の赤字)から改善した。ただ北海道新幹線は観光客の戻りが鈍く、線路の修繕費もかさんで過去最大の赤字を計上。同収支の開示を始めた15年3月期以降、8年連続で全ての線区が赤字だった。 線区別では、札幌圏の赤字が148億5900万円と前期から30億1900万円縮小。新型コロナウイルス禍に伴う3度目の緊急事態宣言が解除された昨年10月以降は快速エアポートの利用も回復し、札幌圏の営業収益(売上高)は前期比11・2%増の272億6600万円と伸びた。
初水揚げされ、店頭に並ぶスルメイカ=2日午前6時55分、函館市新川町のはこだて自由市場・マルミ佐藤商店(桶谷駿矢撮影) 道南スルメイカ漁の今季初水揚げがあった2日、函館市内の鮮魚店や飲食店では生きのいい初物が出回り、待ちわびた市民らが旬の味覚を買い求めた。一方、近年続く不漁に今年は燃料高も重なり、需要にどこまで応えられるかは不透明だ。 はこだて自由市場(新川町)のマルミ佐藤商店は、スルメイカ6、7匹入り一皿を例年並みの千円で販売。仕入れた約30キロは午前中に完売した。経営者の佐藤睦(むつみ)さん(56)は「長年市民に愛されてきた味。楽しみにしている人も多いので、きょうは原価に近い値段で売った」と話した。
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