サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
TGS2024
www.jsfr.jp
骨折について 骨粗鬆症による脊椎圧迫骨折 浦山 茂樹(特定医療法人昭愛会 水野記念病院 整形外科) 脊椎圧迫骨折は背骨の椎体がつぶれて扁平になったものです。 20年ほど前までは若い人が高い所から落ち、臀部を強打したときに生じるものでした。 しかし、最近の高齢者の増加にともない骨粗鬆症のある背骨に生じることが多くなっています。多くは後方へ転倒し尻餅をついたときに生じます。 その他にお米や布団などの重いものを持ったりしたときや、畑作業や草むしりなどの作業を長時間行っても生じることがあります。 「みぞおち」の後方にある背骨(胸椎と腰椎の移行部)に骨折が生じやすいのですが、痛みは骨盤付近の腰部に感じます。 痛みには特徴があり、寝ている姿勢から起き上がろうとする瞬間に鋭い痛みが生じ、一旦立ち上がればあまり痛くなく、歩行もなんとか可能というもので、「体動時腰痛」といわれます。 この体動時腰痛が骨粗鬆症
骨折の解説 大腿骨頚部骨折と大腿骨転子部骨折 ~高齢者の脚の付け根の骨折~ 渡部欣忍(帝京大学医学部 整形外科) はじめに 高齢になって骨粗鬆症になると,若い時と比べて骨が脆弱になってしまいます. 高齢者が転倒などの比較的軽い外力で受傷する骨折を脆弱性骨折とよびます. いろいろな部位に骨折は生じますが,大腿骨頚部骨折と大腿骨転子部骨折を受傷すると,歩行能力が損なわれてしまいます. 手術を行わないともう一度歩けるようになるのが難しいことが多いので,ほとんどの場合に手術的治療が必要になります. 以下に,大腿骨頚部骨折と大腿骨転子部骨折についてできるだけわかりやすく解説します. このホームページからは「患者さんのための大腿骨頚部・転子部骨折ガイドライン解説書」もダウンロードできますので,そちらも一緒に読んでいただければ,より理解を深められると思います. どこが骨折するのでしょうか? 脚の付け根の
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『一般社団法人 日本骨折治療学会』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く