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梅雨の時期になると毎年、ニュースなどでこまめに水分を飲むようにと注意が流れます。よく聞いていると、水分は飲むように言われるのですが、塩分については言われたり言われなかったりさまざまです。 いったい塩分の取り方はどうしたら良いのでしょうか? 結論から先に言うと、日常の生活では熱中症の予防のために特別に余分な塩分を取る必要はなく、水分をこまめに飲んでおくと良いというのが一般的です。このときスポーツ飲料や塩飴などをうまく利用すると、いっそう予防効果が上がります。 しかし、多量の汗が出る炎天下や高温下での長時間の作業、クラブ活動など激しいスポーツをするときには、水分とともに十分な塩分を補給することが大切です。その理由について述べることにします。 水分補給だけでよいと考えられる場合 あるデータを紹介します。これは、熱い環境の中で仕事をすることに慣れている男子が一日の塩分摂取量を急に減らしていった時、
子どもの病気について説明は最小限にして、写真をできるだけ豊富にのせて解説しています。 写真と自分の子どもの症状と照らし合わせて診断に役立ちます。
Q6:特異的IgE抗体価が高ければ本当に食べられませんか? A6:特異的IgE抗体の結果をみるときには、食物の間の交叉抗原性について知っておく必要があります。 ある食物(抗原)に対する抗体が、他の食物(抗原)と反応(結合)することがあり、交叉抗原性といいます。交叉抗原性は花粉と野菜や果物、果物や野菜の間によくみられます。 交叉抗原性についてはSichererの表(図1)がわかりやすく、これによればメロンとスイカやバナナ、アボガドの交叉抗原性は92%と高く、甲殻類なども75%と高値を示しています。 これらの食物では一つアレルギーがあれば、同じグループの中の別の食物でもアレルギーが起こりやすいことがわかります。反対に、牛乳と牛肉は10%とかなり低く、以前によくいわれた「牛乳アレルギーの人は牛肉も食べられない」といったことは根拠に乏しいことがわかります。 図1Sichererの表 食物の間の交叉
「体がだるい」、「疲れやすい」、「足が重い」、「重い」、「動悸がする」、「息が切れる」、「微熱がある」といった漠然とした訴えがあり、いろいろ検査をしても症状を説明するだけの異常を見いだすことができない場合を、不定愁訴と呼びます。 疲れがとれない原因 1)内科の病気の前ぶれとしての疲労感 内科的な病気が潜んでいるが、特有の症状が出現してくる前に不定愁訴として出てくるものです。時間を追ってフォローしていると、それぞれの病気に特有な症状が出てくるために診断が可能になってきます。しかし疲労感のために内科を訪れる多くは、次に述べる精神的な疲労感と肉体的な疲労感を原因としています。 2)精神的な疲労感 この中には神経症やうつ病などの精神科的な病気の状態も原因としてあげられます。しかし、実際の内科の診察室では精神的なストレス、過労、睡眠不足、心配事などが重なったために、軽いうつ症として感じる疲労感や、自
アナフィラキシーという強いアレルギー反応を起こした場合でも、適切な対応をとれば生命を守ることができます。 命にかかわる症状は、突然起こる呼吸困難(のどが腫れて呼吸ができなくなる喉頭浮腫、気管支喘息、おう吐した物での窒息)と、血圧の低下(ショック)、けいれん、不整脈(脈が乱れて脳に血液が送れなくなる)などです。 アナフィラキーのような強いアレルギー反応が起こった場合には、本人や周囲のとるべき対応ははっきりしています。アナフィラキシーは一刻を争う緊急事態で、そのまま様子をみていても治ることはありません。 エピペンを持っていればためらわずに注射する、救急車を呼んでできるだけ早く病院に行く、の二つの方法です。 しかし、すべての食物アレルギーがアナフィラキシーで発症するわけではありません。 皮膚の発赤やじんま疹、浮腫といった皮膚・粘膜症状だけの場合、のどや口の中の違和感(口腔アレルギー症候群・OAS
一口にめまいといっても、その中には自分や周囲がグルグル回るような感じのめまい(回転性めまい)、雲の上を歩くようなフワフワするようなめまい(動揺性めまい)、立ちくらみや一瞬意識がなくなるようなフーとするようなめまい などが含まれます。 めまいの原因は多彩なために、診断は困難を感じることが多くありますが、めまいだけでなく、他の症状を伴う場合、たとえば頭痛、顔や手足のまひやしびれ、難聴や耳鳴り、耳がつまったような感じなどがある場合には、脳外科や神経内科、耳鼻咽喉科の専門の医師の診察が不可欠です。 また、めまいが頻回に繰り返したり、手を上げたりしゃがんだり、一定の姿勢をとる時に、きまってめまいが起きるときにも専門医の診察が必要です。ただし、めまいの時に起こりやすい吐き気は心配ありません。ちょうど船酔いの時に吐き気を感じるのと同じです。 しかしそうは言っても日常起こるめまいのほとんどは、心配のいらな
アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬)とアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB) ACE阻害薬とARBはレニン-アンジオテンシンという血圧や体液バランスを保つための重要な働きに関係した降圧薬です。カルシウム拮抗薬とともに降圧薬の中心となる薬です。 これらの薬剤の働きをよく知ってもらうために、レニン-アンジオテンシン系について少し詳しく説明する必要があります。 * やや詳しい説明 * レニンーアンジオテンシン系は血液量の保持と、血圧を上げる働きにより血液の循環を正常に保とうとする調節機構です。腎臓の糸球体に流れ込む動脈の壁には傍糸球体装置と呼ばれる部所があり、血圧を感知して、レニンと呼ばれる物質を分泌します。圧力が低下するとレニンの分泌量は増加し、上昇すれば分泌量は低下します。 (図7) 図4アンジオテンシンⅡの生産経路と作用機構 レニンそのものには血圧を上げる作用はありません。レニ
心電図の読み方について、実際の心電図を用いて分かりやすく解説しています。誰でもほとんどの心電図が読めるようになります。
かぜがこじれる仕組み かぜの原因となるウィルスは多数存在します。かぜのウィルスは多くはのど(咽頭)の粘膜や鼻粘膜から侵入してきます。 ウィルスの活動の場がのどや鼻など狭い範囲に限られており、くしゃみ・鼻水・のどの痛みなど比較的軽い症状を起こすとき、「かぜ」、「感冒」と一般に呼ばれます。 しかし、かぜのウィルスの活動はしばしば勢いづいてひどくなりやすく、激しいのどの痛みや発熱を起こしたり、のどの奥や気管支など奥深くに入り込んでいきます。 このようなとき「急性上気道炎」、「急性咽頭・喉頭炎」、「急性気管支炎」などと呼ばれるようになります。 図1のどの粘膜の様子 (図1)正常なのどの粘膜では、表面の細かな線毛の運動や粘液によって守られており、ウィルスや細菌などの異物は外へと排除されるようになっています。 しかし、かぜのウィルス感染により、この粘液線毛運動の働きが障害を受けるとウィルスや細菌など異
図1ジャーキング (図1) 電車の中でうつらうつらとうたた寝始めたその時、夜にまどろみかけたその瞬間「ドーン」、高い場所から突き落とされたような衝撃を受けて、体は「びくっ」とけいれん、一瞬にして現実社会に引き戻され、きまりの悪さに周囲を見渡したり、周囲からも驚きの目でみられたり、くすくすと笑い声にはずかしさの余り、顔を赤らめてしまった経験をお持ちの方は多いことでしょう。 はずみで腕が飛んでしまい、隣の人に当たってしまったりすることもあります。 どうやらこの現象、入眠時に起こりやすいものなのですが、人間だけではなく、犬や猫といった動物でもみられます。 ではいったいその正体は何なのでしょうか? ジャーキングとミオクローヌス 寝入りばなに起こりやすいこうした現象は、ジャーキングと呼ばれています。 ジャーキングとは、入眠時に起こりやすい筋肉の無意識におこるけいれんでの一種で、ミオクローヌスと呼ばれ
激しい痛みや不安のために十分な睡眠を取ることができなくなることもしばしばです。 ふつうこむら返りは運動中に起こりますが、睡眠中に何回もこむら返りを起こすとどこか具合が悪いのかと不安が強くなります。 こむら返りとは こむら返りは専門的には「腓腹筋痙攣(ひふくきんけいれん)」と呼ばれているもので、ふくらはぎのひふく筋や神経が異常な緊張を起こし、筋肉が収縮したまま弛緩しない状態になり、激しい痛みを伴う症状です。運動中に起こるほか、立ち仕事の多い人やお年寄りに多くみられます。 こむら返りはふだん使っていないふくらはぎの筋肉(ひふく筋)の運動神経が何かのきっかけに急激に高ぶるために起こる現象で、運動を長時間続けて疲れていたり、体力が落ちていたりする時、運動不足の時などに起こりやすくなります。 高齢者では慢性の運動不足のために常にひふく筋が緊張した状態にあり、少し足を伸ばしたりふくらはぎを打っただけで
ここでは私たちの健康にきわめて関係の深い動脈硬化という血管病変が、どうして起こってくるのか少し詳しく解説していきます。 正常な血管組織 正常の血管は、内膜・中膜・外膜からなる3層構造を示し、血管内腔側は1層に並んだ内皮細胞に被われています。(図1) 図1正常な血管組織 中膜は血管の収縮・弛緩を調節する平滑筋細胞がおもな構成成分です。内皮細胞は血液と常に接していて、血液のいろいろな成分や物質の取り込み、止血・血栓、血管の収縮・弛緩などに重要な調節的な役割を示しています。内膜と中膜の境には内弾性板、中膜と外膜の境には外弾性板があります。 心臓を栄養する動脈-冠動脈-と脳動脈は血管の構造に違いがあります。(図2) 図2冠動脈と脳動脈の違い 冠動脈では内弾性板のところどころに穴があいており、非連続性です。この非連続性が冠動脈では中膜の平滑筋細胞が遊走して、内膜に侵入しやすくしています。 一方、脳動
おならの回数が多いのも困りものですが、においがきついと周囲の人にも迷惑をかけることになり、たいへん気を使ってしまいます。おならを気にすることがストレスになり、おならの回数を増すことになりかねません。 おならをがまんするとお腹が張ってきて苦しくなってきます。おならが多くても体に悪影響が少ないために取り上げられることは少ないのですが、おならの苦痛を少しでも軽くするために、おなら対策を考えてみましょう。 おならの知識 おならのガスの由来ですが、約70%は食事や話をしている間に無意識に飲み込んでしまう空気です。残りの約30%は食物を腸内で腸内細菌が分解するときに発生するガスです。 おならの量は食べ物や体調、消化液の量などによって影響されますが、一日のおならの量は500~2000ccほどで、1回の量は数ミリリットルから150ミリリットルくらいです。 大腸には約100種類の腸内細菌が存在し、その数は1
町医者の家庭の医学/みやけ内科の家庭の医学-姫路市大塩町の【みやけ内科・循環器科】院長みやけの日常よくみる病気・症状の解説サイト
洞性頻脈はもっとも一般的にみられる不整脈の一つです。感じ方には個人差がありますが、ドッドッドと脈が大きく速く打っているように感じます。心臓がどうかなるのではないかという強い不安感を伴うことがほとんどです。 逆に不安感が強くなければ、洞性頻脈はあまり問題になりません。貧血や甲状腺機能亢進症(バセドウ病)でも洞性頻脈は起こります。この場合、自覚症状はそれほど強くなくても治療は必要です。更年期障害の症状の一つとして洞性頻脈が起こることもしばしばあります。 洞性頻脈とは 心臓の正常調律を洞調律といいますが、成人の安静時の心拍数はおよそ毎分50~70回程度です。心拍数が1分間に100回以上を頻脈といいます。頻脈でも脈が大きく強く打つことがなければ(これを動悸といいます)、自覚症状はほとんどありません。 毎分100~150回くらいの頻脈で、動悸として感じる原因としては、ふだん健康な人では精神的緊張の状
規則正しく秒針のようにうっていた脈が一瞬途切れる、こうした脈がとぶ不整脈のことを期外収縮といいます。 脈がふつうのリズムよりも早く出現するため早期収縮と呼ぶこともあります。もっとも一般的にみられる不整脈の一つです。 自分で分かる期外収縮 ほとんどの期外収縮は自覚症状はありません。偶然、脈をとっていて脈がときどき触れなくなる、飛ぶのに気がつくことがあります。 期外収縮の自覚症状はさまざまで、人によって感じ方も異なります。どきっとする、胸が一瞬重くなる、もやもやする、ドーンと大砲が響くように感じる などと表現されます。そのような時に脈をみると、脈がとんでいることで期外収縮と判断されることが多いようです。上室期外収縮と心室期外収縮とでは、自覚症状の差はありません。 少し詳しい説明 脈が触れなくなる不整脈は期外収縮ばかりではありません。洞房ブロックや房室ブロックという不整脈でも、脈の間隔が長くなる
口や唇、舌に口内炎が繰り返してできると、食事するのも話をするのも痛くて実にやっかいなものです。 一つだけでも困るのに一度にいくつもできるとたまらなくつらいものです。このような繰り返しできる口内炎に悩んでいる人は多いにもかかわらず、原因についてあまり多く語られることはありません。 内科の病気に関係して起こる口内炎(ベーチェット病や免疫不全など)もありますが、その多くはふだんは健康に生活している人にできるものです。 ここでは日常の診察室で経験されるいろいろな種類の口内炎について説明し、しばしばみられるアフタ性口内炎の多くが、単純ヘルペスによるものではないかという筆者の考えを述べてみたいと思います。 口内炎の種類 口内炎は口の中(口腔粘膜)や舌にできるいろいろな原因による炎症性びらんや水疱、潰瘍性病変などの総称と考えることができます。 その多くはアフタ性口内炎ですが、カタル性口内炎、ウィルス性口
めまいには大きく分けると2種類があります。 夜中や早朝に起き上がろうとして急にぐるぐると体や天井が回ってくる「ぐるぐるめまい(回転性めまい)」と、歩いていてもふわふわ・ふらふらと感じる「ふわふわめまい(ふらふらまい)」です(図1)。 図1めまいの種類 ぐるぐるめまいはおう吐を伴い、たいへん怖く感じるものです。一方、ふわふわめまいも頭重感を伴ってなかなか治りにくいために、脳梗塞や脳出血を起こしはしないかとたいへん不安感が強くなります。 ぐるぐるめまい(回転性めまい) ぐるぐるめまいは、年齢にかかわらず女性に多くみられます。ぐるぐるめまいは回転性めまいとも表現され、起き上がることも横になって頭の向きを変えることも激しいめまいのために困難です。しばしばおう吐を伴います。 ぐるぐるめまい(回転性めまい)の多くは耳の三半規管に原因するめまいですが、まれながら小脳や脳幹部などの脳由来の回転性めまいもみ
立ちくらみはお風呂で長湯した後に急に立ち上がった時にはだれでも感じるものですが、強くなると気を失って倒れることもあり危険を伴います。 立ちくらみは「起立性低血圧」と呼ばれます。一般には20~30歳代の女性に多く見られますが、年齢とともに増加し高齢者では20%前後に認められます。 低血圧と起立性低血圧 血圧の上が100より、下の血圧が60より低い場合、低血圧といわれます。 血圧は低くても自覚症状がなく日常生活にも支障がない体質的な低血圧も少なくありませんが、一部の低血圧の人は立ちくらみや倦怠感、ふらふらやめまい、朝に起きづらいなどいろいろな症状が出てきます。 これを低血圧症といいますが、立ちくらみを強く感じる場合(立った時に上の血圧が20以上下降する時)を起立性低血圧といいます。 低血圧は高血圧と異なり、脳出血のような重い病気に結びつかないので、血圧を上げることよりもいろいろな症状を軽くする
この病気は、突然に脈拍が速くなり(1分間に160回~220回くらい)、突然に元に戻るのが特徴です。頻脈発作が短い場合は、胸が「ドキドキする感じ」くらいですが、脈拍200回くらいになると、胸苦しさやめまいを伴い,やがて手足が冷えてきて顔面蒼白になり,さらにひどくなると意識が遠のいたり吐き気を催したりします。 頻脈発作の持続時間は数秒から数時間までとさまざまで、起こる回数もまちまちです。しばらくはがまんが出来ても、長く続くと不安感が強くなります。この頻脈発作により命の危険はありませんが、苦しさと不安感のあまり、救急車を呼んだり緊急病院にかけ込むことになります。 どうして頻拍症が起こるのでしょうか? 発作性上室性頻拍症は決してまれな不整脈ではありません。ふつうは心臓に病気のない人にも起こることが多いのですが、WPW症候群、甲状腺機能亢進症、その他の心臓病が原因で起こることがあります。誘因には、何
25歳を過ぎるころから知らず知らずに朝の寝覚めが悪い日が多くなります。そして中年になると朝になっても疲れがとれなくて、重い体を引きずるようにして仕事や家事につくことが多くなります。 1)睡眠について 私たちの睡眠は1~2時間ごとに深い睡眠と浅い睡眠を周期的に繰り返しています。浅い睡眠をレム睡眠と呼び、朝に近づくとレム睡眠の時間が長くなり夢を見やすくなります。 レム睡眠が浅くなりすぎると寝ているように見えても半分は起きているような状態で寝覚めが極端に悪くなります。睡眠の障害については本HPの家庭の医学の中でやや詳しく述べています(家庭の医学-おとな-睡眠の障害)。 2)肩こりと睡眠 ふつう肩こりは夕方にかけて強くなります。デスクワークやパソコンでの仕事が長くなったり、仕事の緊張感が疲れとしてたまってくるからです。家庭の主婦も家事や育児に追われて疲れが夕方にたまってきます。 一方、肩こりの強い
日常の外来でふつうにみられるめまいは、ぐるぐると目が回るような回転性めまいとふわふわする動揺性めまいに分けて考えると便利です。 (図1) 図1肩こりとめまい 1)回転性めまい 回転性めまいは目を開けていると周囲がぐるぐると回転するようなめまい、目を閉じていても渦の中に吸い込まれるようなめまいとして感じられます。 回転性めまいが強いと起き上がることも困難になりますが、軽度のめまいでは上や横など一定の方向に頭を動かしたときに数秒間ぐるぐる回るめまいを生じます。 回転性めまいの多くは内耳、とくに前庭機能(三半規管)に関係して起こるものです。また小脳の出血や脳梗塞でも回転性めまいは起こります。 椎骨脳底動脈循環不全によるめまいは、回転性で数分間持続することがあります。 2)動揺性めまい 動揺性めまいはふわふわする感じのめまいです。歩いていても雲の上を歩いているようなふわふわして宙に浮いたような感じ
のどの異常感には、 1.飲み込むときの異常感(嚥下障害 えんげしょうがい)と、 2.何も口にしていなくても感じるころころとした異物感(喉頭異物症 こうとういぶつしょう) の2つに大別できます。 嚥下障害 嚥下障害の原因はさまざまで、飲み込む際の痛みやはれによるもの、口腔から食道にいたる通り道のどこかに器質的病変が実際にある場合、嚥下に関係する神経・筋肉の障害によるものなどが考えられます。 これに対して喉頭異物症では実際に器質的な病変がみられないにもかかわらず、のどの奥にころころとした異物感と不快感を感じるもので、一般の内科外来ではしばしば経験されるものです。 図1嚥下障害の原因 (図1)食べ物を飲み込む運動(嚥下運動)は、口腔から咽頭(のどの奥)へ食べ物を送る第1期、咽頭から食道へ送る第2期、および食道内を経て胃に送る第3期 に分けられます。 第1期は意識的に起こる飲み込み運動(随意運動)
このように便所に行き尿をする回数が増えることを頻尿といいます。頻尿には1回の尿の量も増加する多尿を伴う場合と、尿意(尿をしたくなる気持ち)はひんぱんに起こっても1回の尿量は少ない場合に区別されます。 頻尿とは 膀胱の容量はふつう200~300ccです。約150ccたまると軽い尿意を、250ccたまると強い尿意を感じるようになります。平均的な尿回数は、昼間は4~5回、夜間は0~2回前後です。一日平均1,000~2,000ccの尿量がありますが、水を多量に飲めばそれほど尿の量も回数も増えてきます。 さらに老人になれば、腎臓の尿を濃くする力(尿濃縮力)が低下するので尿の回数は多くなりがちで、とくに夜間に尿に行く回数が増えてきます。夜間に1~2回小便に起きるのは異常とは言えません。 いろいろな原因で尿の回数が増えてきた状態を頻尿といいますが、昼間に8回以上、夜間睡眠時に3回以上、合計で一日8~10
「胃痛」は胃酸の出過ぎ 「胃もたれ」は胃の運動機能低下 食材の選び方 こんな食べ方はしていませんか? 食事のとり方の注意 「胃痛・胃もたれ」の治療 機能性胃腸症とは 胃は伸縮自在なゴムに似ていますが、この弾力性が失われると、食べ物がいつまでも残っている感じになります。これが「胃もたれ」です。「胃痛」は空腹時にみられたり、食事のあとに鈍痛を感じたりします。 こういった胃の症状はよくみられるもので、日本人の約4人に1人は胃の症状に悩んでいるといわれています。 「胃痛」は胃酸の出過ぎ(イラスト1) 胃痛は消化性潰瘍があると起こることが多いのですが、胃粘膜に潰瘍がなくても胃に強い刺激が加わると起こることがあります。 胃痛を起こす強い刺激として、胃酸の出過ぎが考えられます。その原因として不規則な生活、食べ過ぎ、ストレスなどがあげられます。ほかにも薬の副作用によって胃の保護機能が低
食べものを食べて満腹になることはだれでも経験することですが、おなかがはる(腹部膨満感)というのは、満腹感と異なり、少ししか食べてないのにおなかがはって食べられない、あるいは空腹感を感じることがなく、おなかがはった感じが続くという状態です。 おなかがはる(腹部膨満感)とは(イラスト1) (イラスト1) 食べものを食べて満腹になることはだれでも経験することですが、おなかがはる(腹部膨満感)というのは、満腹感と異なり、少ししか食べてないのにおなかがはって食べられない、あるいは空腹感を感じることがなく、おなかがはった感じが続くという状態です。 原因は消化器機能の変調や、心理的な要因で、実際におなかの周り(腹囲)を測っても大きくなっているわけではありません。腹部膨満感を訴えるほとんどのケースは検査しても異常がなく、胃の運動機能の低下が原因と考えられています。 おなかが鳴る(腹鳴)とは(イラスト2)
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