――まずは『凪のあすから』のエンディング主題歌を担当することになったときのご感想をお聞かせください。 最初にタイトルの“凪”に親近感が湧きました(笑)。それとキャラクターイラストや初期設定を拝見して、この海の中の風景をP.A.WORKSさんが映像化したら、すごく綺麗で素敵なアニメーションになるだろうなと想像しました。 ――「アクアテラリウム」はやなぎさんの作詞ですが、どんなテーマを考えられたのでしょうか。 『凪のあすから』は海に暮す人たちが主人公ではありますが、同時に陸の世界も登場するので、海から砂への“境界”を書いてみようと思いました。それとタイトルの「アクアテラリウム」は、ひとつの水槽の中に水中と陸地が存在する生態系を模したもの。水槽は、向こう側の世界は見えているけど魚は外に出て行けない。“自分は小さな世界の中にいるんだ”というイメージもありますね。 ――歌詞に出てくる「デトリタス」と