サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
MacBook Neo
www.saiseikai.or.jp
線維筋痛症はこんな病気 線維筋痛症は身体の広範な部位に疼痛をきたす原因不明の慢性疾患です。リウマチ性疾患に分類されていますが、自己免疫の異常や炎症はみられず、機能的な(機能の働きに異常を生じる)リウマチ性疾患といえます。慢性的な痛みにより、日常生活における動作や生活の質が大きく損なわれますが、器質的な組織破壊などをきたすことはなく、生命が脅かされることもありません。 線維筋痛症の原因はいまだ不明です。末梢神経からの痛み刺激を脳に伝える上行性経路において中枢の興奮経路が賦活化(活性化)され、さらには脳から末梢神経へとつながる下行性の疼痛抑制(痛みを抑える)経路にも障害が起こることにより、痛みが中枢において増幅されてしまうこと(痛みの中枢性感作)が疼痛をきたす原因と考えられています。 2004年の疫学調査(厚生労働省研究班)では日本の人口の1.66%(約200万人)、2012年のインターネット
急性硬膜下血腫はこんな病気 頭蓋骨の下にある硬膜(脳と脊髄を覆う膜の一つ)と脳の間に出血が起こり、そこに出血した血液が急速にたまることで、脳を強く圧迫する状態です。あらゆる年齢層に起こりえますが、高齢者に多いのが特徴です。 正面から見た脳の断面 急性硬膜下血腫の原因 ほとんどが頭部外傷によるものです。外傷により脳が傷ついて脳挫傷となり、そこからの出血により引き起こされます。また、脳の損傷が強くなくても頭部に大きな力がかかって脳の表面の血管が傷つき出血することで、急性硬膜下血腫をきたすものもあります。 急性硬膜下血腫は、強い頭部外傷により引き起こされるため、脳の損傷に伴い、受傷直後から意識障害がみられます。ただし、脳血管のみが傷つき、脳自体の損傷がない場合には、発症初期は意識障害がみられずに、徐々に意識障害が出現してくることがあるので注意が必要です。 急性硬膜下血腫の診断 通常、頭部CT検査
日常生活における違和感や悩み 発達障害は「自閉スペクトラム症(ASD)」「注意欠如多動性障害(ADHD)」「学習障害(LD)」の三つに分類されますが、重複して複数の特性がある人も少なくありません。 詳しくはこちら 症状別病気解説「発達障害」 静岡市発達障害者支援センター「きらり」では近年、大人からの相談が増加しています。そうした状況を受け、大人の発達障害との向き合い方 ~仕事のお悩み編~(2021年7月公開)では、発達障害を持つ大人が抱える悩みのうち「仕事」にフォーカスして解説しました。 今回は、発達障害がある大人の「生活・家庭」における悩みについてみていきます。 ●自閉スペクトラム症の人は会話に「結果」「成果」を求める 自閉スペクトラム症の特性が強い人は、会話の目的を「情報交換」と見なす傾向があります。そのため、会話に「結果」や「成果」を無意識で求めます。対して、自閉スペクトラム症の特性
済生会の理念 済生会は、明治天皇が医療によって生活困窮者を救済しようと明治44(1911)年に設立しました。100年以上にわたる活動をふまえ、日本最大の社会福祉法人として全職員約67,000人が40都道府県で医療・保健・福祉活動を展開しています。
心タンポナーデはこんな病気 心臓と、心臓を覆っている心外膜の間には心(しん)のう液という液体が存在します。心のう液は心臓の拡張や収縮のための潤滑油になったり、外部からの衝撃を和らげるクッションのような役割を担っています。心タンポナーデは心のう液がいろいろな原因で大量に貯留し、心臓の動きを抑制する状態です。 原因 1 特発性:原因不明 2 感染性:ウイルス性、結核性、細菌性、真菌性による急性・慢性の心膜炎 3 非感染性:急性大動脈解離、急性心筋梗塞、悪性腫瘍の心膜浸潤、尿毒症、膠原病、薬剤性等 4 外傷性:交通事故等による胸部打撲 貯留する心のう液は炎症性の場合は淡黄色の浸出液ですが、大動脈解離、悪性腫瘍・結核性の場合は血性の場合もあります。 自覚症状としては胸部圧迫感、呼吸困難、起座呼吸(呼吸を楽にするため、上半身を起こした姿勢でする呼吸)等があります。心のう液の貯留によって心のう腔内圧が
耳管開放症はこんな病気 鼻と耳は、耳管という管でつながっています。耳管は耳の中の圧力を調整する機能を持ちます。耳管は普段は閉まっていて、唾をゴクッと飲み込んだり、あくびをしたときだけ瞬間的に開き、すぐにまた閉じます。しかし、何らかの原因で閉じきらず、開いている時間が長くなる(もしくは開きっぱなしになる)ことがあります。耳管がしっかり閉じなくなるこの病気を「耳管開放症」といいます。 体重の減少(やせ)が主な原因として挙げられます。このほかに、脱水、妊娠や女性ホルモン薬の使用、生まれつきの耳管構造の弱さなどが原因となる場合があります。 また、後に述べる不快な症状を抑えるために、“鼻すすり”を癖のように繰り返すことで、滲出性中耳炎、癒着性中耳炎(鼓膜がへこんで中耳の壁と癒着を起こす)、真珠腫性中耳炎などの重篤な病気につながる危険性もあります。 耳管開放症の症状 耳管が開いているため、鼻側からの自
起立性調節障害はこんな病気 起立性調節障害(OD:Orthostatic Dysregulation)は、思春期前後の小児に多くみられ、起立時にめまい、動悸、失神などが起きる自律神経の機能失調です。 人の身体は、起立すると重力によって血液が下半身に貯留し、静脈を経て心臓へ戻る血液量が減少し血圧が低下するので、これを防ぐために自律神経系の一つである交感神経が興奮して下半身の血管を収縮させ、心臓へ戻る血液量を増やし、血圧を維持します。しかし、自律神経の機能が低下した結果、このメカニズムが働かず、血圧が低下し脳血流が減少するため多彩な症状が現れます。 起立性調節障害の症状・診断 起立性調節障害でみられる身体症状として、以下があげられます。 1.立ちくらみ、あるいはめまいを起こしやすい 2.立っていると気持ちが悪くなる。ひどくなると倒れる 3.入浴時あるいは嫌なことを見聞きすると気持ちが悪くなる
新型コロナウイルス感染症の影響で、検温が日常のひとコマとして定着しました。計測する中で、「自分の体温は低いのではないか」「ひょっとして低体温?」などと感じることもあるかもしれません。そこで、低体温の原因やリスク、改善方法などについて済生会滋賀県病院・院長代行兼総合内科部長の中村隆志先生に解説してもらいました。低体温ってどんな状態? 「低体温」に明確な定義はありません。一般的には、身体表面の体温が36.0℃以下を低体温と見なすという意見が多いようです。ただ、平熱(健康時の身体表面の体温)の正常範囲が35.5~37.5℃との見方があることから、35.5℃未満を低体温と考えるといいでしょう。 低体温の原因として主に以下の3つが挙げられます。 ○代謝の低下 身体の基礎代謝が低下している場合になりやすいです。具体的には高齢や栄養状態の悪化、筋肉量の減少などです。 ○内分泌疾患 甲状腺、下垂体、副腎な
自律神経失調症はこんな病気 「自律神経失調症」は一般でも広く使われていますが、曖昧に使用されることが多い診断名です。本来は、自律神経系という内臓を調整する神経系(交感神経系と副交感神経系の2つがあります)が体内でうまくコントロールされていないことによって引き起こされる、数々の症状を指します。例えば、動悸、発汗、めまい、ほてり、頭痛、胃痛、腹痛、下痢、吐き気、ふるえ、筋肉痛、喉のつまり感、息切れ、食欲不振、全身倦怠感などの身体症状(「不定愁訴」という別名もあります)について、特定の器質的疾患(検査により臓器や器官に異常が認められる病気)がない場合に自律神経失調症と診断されることがあります。症状の現れ方は人それぞれに異なり、同時に複数の症状が起こることも、時間経過とともに別の症状に置き換わることもあります。 自律神経失調症に関連して、それぞれの臓器に起こる症状の現れ方によって別の病名がつくこと
2019年末に発生してから瞬く間に世界中に広がり、現在もなお猛威をふるっている新型コロナウイルス感染症。そんな中、インフルエンザの季節が今年もやってきました。両者は似ている点が多いのですが、いくつかの違うポイントを正しく知ることが予防のカギとなります。済生会中和病院の德山猛先生監修のもと、新型コロナとインフルを比較し、これからのダブル流行期に備えた予防と対策について考えます。 新型コロナとインフルはウイルスが似ている!? 新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスは、大きさも形も非常によく似ています。いずれも直径約100nmの球状で、カプシドというタンパク質の殻の中にゲノム(遺伝物質)が入った、ウイルスでは一般的な作りになっています。 ウイルスには、カプシドがエンベロープと呼ばれる脂質膜で覆われたものと、そうでないものがありますが、新型コロナとインフルはいずれもエンベロープを持つウイルスで
コロナ禍の報道でよく聞くPCR検査や抗原検査。しかし何がどう違うのかよく知らないという人も多いはず。今回は、さまざまな検査の特徴やその仕組み、検査に関する専門用語を分かりやすく解説。最後に、もし東京都の人口全員を検査するとどうなるのか、シミュレーション結果から分かることをお伝えします。 いろいろな検査があるけど、何がどう違うの? 新型コロナウイルスの検査には、ウイルスの有無を調べる「PCR検査」「抗原検査」、過去の感染の有無を調べる「抗体検査」の3つがあります。それぞれの特徴についてみていきましょう。 コロナウイルスの検査で聞く、『感度』や『特異度』ってなに? 「感度」とは、検査して“正しく陽性(感染している)と分かる割合”です。真陽性率ともいいます。例えば100人感染者がいるとして、検査で90人が陽性と分かるならば、感度は90%となります。 「特異度」とは、検査して“正しく陰性(感染して
連日報道される新型コロナの感染状況。記事の中では、普段聞きなれない専門用語も多く出てきます。また、日々発表される感染者数やPCR検査数といったデータも、それから何が分かるのか知らなければ、ただ数の大小に振り回されるだけになってしまいます。シリーズ「コロナのデータを理解する」では、そんなデータの見方や専門用語を解説します。第1回は「基本再生産数」と「実効再生産数」の基本について、正しく理解しましょう。 基本再生産数ってなに? 病原体自体の感染力の強さと考えましょう。“まだ誰もその免疫を持っていない集団の中で、1人の感染者が次に平均で何人にうつすか”を表した指標です。基本再生産数は「R0」の記号で表されます。インフルエンザの基本再生産数はおおよそ1~3、麻疹ではおおよそ12~18と報告されています。 “すでに感染が広がっている状況において、1人の感染者が次に平均で何人にうつすか”を示す指標です
解離性障害はこんな病気 解離とは、意識や記憶などに関する感覚をまとめる能力が一時的に失われた状態です。この状態では、意識、記憶、思考、感情、知覚、行動、身体イメージなどが分断されて感じられます。例えば、特定の場面や時間の記憶が抜け落ちたり(健忘=けんぼう)、過酷な記憶や感情が突然目の前の現実のようによみがえって体験したり(フラッシュバック)、自分の身体から抜け出して離れた場所から自分の身体を見ている感じに陥ったり(体外離脱体験)します。こうした症状が深刻で、日常の生活に支障をきたすような状態を解離性障害といいます。 解離の病態メカニズムは、いまだ十分に解明されていませんが、病気の成り立ちには、ストレスや心的外傷が関係していると考えられています。心的外傷としては、災害、事故、暴行などの一過性のものもあれば、性的虐待、長期にわたる監禁状態や戦闘体験など慢性的に何度も繰り返されてきたものもありま
済生会の理念 済生会は、明治天皇が医療によって生活困窮者を救済しようと明治44(1911)年に設立しました。100年以上にわたる活動をふまえ、日本最大の社会福祉法人として全職員約66,000人が40都道府県で医療・保健・福祉活動を展開しています。
耳の異常のサイン、“耳閉感(じへいかん)” “耳閉感”とは、耳の中が「詰まった感じ」「ふさがった感じ」「膜が張った感じ」「水が入ったような感じ」になることです。登山や飛行機の搭乗、風邪での鼻づまりなどがきっかけで生じることもあれば、何の誘引もなく生じることもあります。耳閉感は、口を大きく開けたり、あくびをしたりするとすぐに治まることが多いのですが、症状が改善しない場合は病気が原因の可能性もあります。 耳の入口付近である外耳(がいじ)では、耳あか、耳掃除のし過ぎによる外耳炎、虫などの異物の混入、耳の入り口から鼓膜までを指す外耳道の腫瘍などによって、“耳閉感”が起きることがあります。鼓膜の内側である中耳(ちゅうじ)では、中耳炎や耳管狭窄症(じかんきょうさくしょう)などが原因になることがあります。中耳よりもさらに奥にある内耳(ないじ)では、突発性難聴、メニエール病などが原因として考えられます。特
季節性感情障害(SAD)はこんな病気 1984年に精神科医のローゼンタールらにより「冬季うつ病」として初めて報告された精神疾患で、秋から冬にかけてうつ症状が現れ、春先の3月ごろになるとよくなるというパターンを繰り返す(周期性)のが特徴です。病気の発症時期として季節性があるというのがポイントで、診断するためには、明らかな心理的原因となる出来事やライフイベントが原因となっていないことが必要です。 有病率は、欧米では1~10%とされていて、我が国の一般人口を対象に行なった調査においては、2.1%にSADが疑われたと報告されています。発症年齢は20歳代前半で、女性に多く、冬季に反復する場合の有病率は緯度、年齢、性別により差があり、高緯度地方では増大するといわれます。気象条件にも影響されていて、白夜が存在する北欧ではこの傾向はさらに顕著です。 SADには、うつ症状を繰り返す「再発性うつ病」と、躁状態
肋間神経痛はこんな病気 よく脇腹(時には背中から胸の前面まで)の痛みを「肋間神経痛」という人がいます。しかし「肋間神経痛」は疾患名ではありません。肋骨に沿っている神経を肋間神経と呼びますが、この肋間神経が痛む症状を肋間神経痛といいます。 原因によって痛み方は違い、「急に電気が走るような痛み」や「ジクジクとした持続する痛み」などがあり、痛みの起こる場所は背中から脇腹、胸の前面やおへそ辺り、まれには足の付け根まで痛みを感じることがあります。 心臓・太い血管や肺などの内臓の疾患が原因で起こる胸の痛みとの違いは、痛む場所や範囲がはっきりしており、肋骨に沿って起こる比較的鋭い痛みということです。特徴的なのは、上半身の右側か左側のみに起こり、特殊な場合を除いて左右両側に起こることはありません。 原因はさまざまで解明されていないものもありますが、明らかに原因がある場合を症候性肋間神経痛、明らかな原因がな
ラクナ梗塞はこんな病気 ラクナ梗塞とは脳梗塞の病型の一つです。脳梗塞には二つのタイプがあり、一つは脳の血管が動脈硬化によって狭くなることで起きる「脳血栓」で、もう一つは心臓にできた血栓が脳の血管に流れて詰まる「脳塞栓」です。このうち、脳血栓の中でも脳の深い部分を流れている細い血管が詰まってしまうことで起きる脳梗塞を「ラクナ梗塞」といいます。”ラクナ”とはラテン語で”小さなくぼみ”という意味です。 脳の血管は太い血管から細い血管へと枝分かれしています。主幹脳動脈から枝分かれして、脳の深い部分に酸素や栄養を送り届けている直径100~300μm程度の細い血管を「穿通枝(せんつうし)」といいます。この穿通枝が詰まると脳の深い部分に血液が行き渡らなくなり、脳細胞が壊死してラクナ梗塞を起こします。穿通枝が詰まったときに壊死におちいる範囲は15mm未満とされています。 ラクナ梗塞 ラクナ梗塞の症状 一般
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせ...』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く