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TGS2024
yoshikikomiya.hatenablog.com
精神科医の熊代さんが書いた「ビンタもコミュニケーション能力だった頃を覚えていますか?」という記事がおもしろかった。 いまや教師や親が生徒や子どもにビンタすることは「いけない」ことになっている。しかし、昔は上手にビンタをすることもコミュニケーション能力のうちであり、ビンタをしたからといって学校や地域社会から糾弾されるということはなかった。しかし、コミュニケーション能力は変わるものだ。もはや、ビンタはコミュニケーション能力の外側にある。その代わり、見た目や容姿が重視されるようになった、というのが論考の主旨である。 さて、ここから哲学的な話題に入るのだが、昔の人はなぜビンタをしたのだろうか? おそらく、しつけのためである。つまり、 時間厳守や整列などの規律(ルール)を守らなかったからこそ、ビンタされたわけだ。 このように、人々が規律を守るように訓練することを哲学では「規律訓練」(フーコー)と言う
○地質学を志した男 誰も論じないが、『天気の子』には主人公が大学生になって地質学を志すのを描くシーンがある。おそらく人新世という名前の新しい学問だ。 そこをちゃんと見つけることができるかどうかが『天気の子』を評価するにあたって一番重要なポイントだ!って思うんだけど、誰も言わねえな。 でも、ある人間がどの学問を選ぶかってすげえ大事なことだと、おれは思うんだ。 その重要さはたとえフィクションのなかでも変わらない。 〇『天気の子』とは 新海誠監督の最新作、『天気の子』を見に行ったが、驚いた。 『君の名は。』の現実離れ感(そもそもヒロインも主人公も経済的に豊かすぎるよ)に批判的だったおれは、どうせ今回のも同じような金持ちのぼっちゃんが出てきて、かわいい女の子が出てきて、スピリチュアルに恋愛しちゃう、なんかいけすかねえ作品なんじゃないかって思ってた。 けれど、その予想は序盤から見事に覆される。 家か
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