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敗北宣言 「破産しました」というエントリーを書いた途端に、「ざまぁwww」というコメントが早速ついておりまして、まぁ一応私もIT上での文章の書き手として、読み手がどのような感想をもとうがそれに干渉するつもりは無いのですけど、ひとつだけ言っておきたいのは、「このBlogは全くの演出無しで、まさしくドキュメンタリーなんですよ」という事なのですね。作り話ではないのです。 本当は「破産しました」なんてのは世間一般的には「書かなくてもよい事」でして、私も全くの世捨て人ではありませんので、支払い遅延というのは信用の面でも相当のダメージを受けるわけですが、6年間かけてつむいできた物語の結末として実際に破産したわけですから、その終幕を書かないわけにもいかないだろうというそういう気持ちで恥を忍んで書いたつもりです。 いやまぁ、たかが酔狂でやってるBlogにそこまでやる事もないのですが、このBlogを通じて多
守銭奴牧場 ご無沙汰してます、浄閑です。 ええ、まー、このBlogも完全放置しておりまして、コメント頂いた方にも返信すらしていないわけですが、色々と「どうしようもない」という有様でして、最後にまとめるであろう総括に関しては「オーストラリアでだけは馬をもつな」という文言が確実にはいってきそうです。 まずプレミアセールの結果は予想通りといいますか、一応手順だけは踏んだのですが結果としては売れませんでした。事前にコンサイナーと相談して予想売却価格は4万ドルという事でしたので、リザーブを2万5千ドルにして出したのですが、2万ドルまでしか声がかからず主取りです。 もっともこの2万ドルってのも、やらせで上げたでしょうから、実際にかかった声は1万ドル程度だったという可能性もあるわけで、こんな値段しかつかない馬を8000ドル近い経費を払ってコンサイニングに出してるわけですから全くお話にならない事をしていた
Ocean 強姦事件 今朝、繁実師から電話がありました。例によって声が沈んでいます。「今度は何が起こったのだろう・・・」と構えて聞いたみたところ、「Ocean of Tears に昨夜 God's Own が交配されたそうです」という連絡でした。 はぁ? うーん・・・馬主から預かっているだけで所有権も何もない他人の繁殖牝馬に、馬主の許可なく勝手に自分とこの種牡馬を交配。こんな事って、許されるんでしょうか?少なくとも前代未聞の話じゃないかと思います。 いやー、というかですね、そんな事されると本当にマジで困るんですわ。 ・来年産まれた仔も死ぬような事があると、Ocean of Tears は繁殖牝馬として生きる道を絶たれる事になりかねず、馬自身の生死に関わる問題であること。 ・来年産まれた仔は、望みもしていない種の仔であり、私達はその仔にどう接すればいいのか分からなくなるということ。 ・受
ニュースフラッシュ こんばんは、西島まどかです(題に意味はありません さて、久しぶりに、オブライエン厩舎で調教助手をされているGOS氏のBlogを見に行ったら、これがファン限定でしか閲覧できないようになっていました。あのYeatsを担当されていた方といえば通りもいいのでしょうか。 で、まぁTOPページに、そうなった経緯が書かれています。 ・・・ 気持ちは分かる。 というかだな、こうなんというか、人間ってのは良心と悪意を同時に誰でも併せ持っているんだけど、ネットでは悪意の方が出てきやすいというか、遠慮が無くなるという面がどうしてもあるんですね。ええ、このBlogを毎日読みに来てる人の中にも「この野郎、とっとと破産しねーかな」と思って見に来ている人が絶対にいます(笑)。 で、まぁちょっと話を変えて、Numberのこの記事を例にしてみましょうか。 これを書いた小関順二って人のプロフィールも下の方
完成度 今週は、第76回東京優駿・日本ダービーです。 新型インフルが無茶に拡大すると競馬場も閉鎖対象になるかもしれず、そういった話にはならないで、無事東京競馬場にてダービーを開催できるのは何よりですね。まさかの中京優駿では盛り上がりませんから。 で、まぁダービーは世代No.1を決める3歳王者決定戦となっていますが、現実的にはこのレースを勝ったら世代No.1かと言うと、それは勿論そうではありません。例えこのレースを負けても古馬になってから強くなる馬もいますし、仕上がりという要素もありますので、大きなブレが存在する中でのレースになります。 いや例えばなんですけどね、昨年の凱旋門賞を3歳牝馬が勝ったじゃないですか。で、ブエナビスタ絡みで、「3歳牝馬が有利!斤量が有利!!」とかまた阿呆の記者が喜んで書いてますけど、あの人達は馬が見れないんですかね・・・。あの Zarkava って馬は、斤量57.5
グランシャリオナイター 5/20(水) 新しい体制の元、2010年度までの赤字解消を義務化されたホッカイドウ競馬の門別開催が始まった。新スタンドとナイター設備を導入し、その名もグランシャリオナイターという。 地方競馬に関しては、調べれば調べるほど絶望することが多く、私はもう気にしない事にしていたのだが、別の事で興味があって、このグランシャリオナイターというものを調べてみたら、これがまた腐臭ただようものだった。 まず、新しい体制という組織が全く新しくない。開催業務を今年度から委託されたのは「社団法人北海道軽種馬振興公社(HRA)」という組織なのだが、その前身というのが、場内警備や発券業務などに携わっていた「道軽種馬振興公社」。場内警備、発券業務といえば他の地方競馬開催組織における合理化において、最も既得権益意識や抵抗が強いと言われていた業務だから、実情はそこが本体をのっとってしまったという事
去勢に関する考察 日本では余り行われていない去勢。 一方、オーストラリアではほとんどの牡馬がタマを取られます。オーストラリアからの輸入馬が多い香港やシンガポールもそうです。しかし、そういった国々では競走馬を去勢してきた歴史があるので、正確な去勢に対する知識もあるかというと、それは決してそうではありません。色々と非科学的な間違った知識が横行しています。 例えば、Eternity Spread は、「若駒の時に去勢をしないと効果が薄いので、育成時に即去勢をするように」とプロから物知り顔でアドバイスを受けました。しかし、これなども勘違い系のアホなプロが正しい知識を持った素人に馬鹿なアドバイスを送っているという良い例です。 「若い時に、去勢をしなさい」というのにも理由がないわけではありません。それは、馬っ気が強い馬に対しては、性の目覚めがある前にタマを取ってしまった方が精神的に安定するという一面が
これはひどい HBAトレーニングセールで、IT中継が無くなっていたので、明日行われるひだかトレーニングセールではどうなのかなと思って、Webを見てみました。 タイトルに赤文字で、「HIDAKA TRANING SALE」とあるのですが、これは「Training」と「Trading」を併せた造語なのでしょうか。それとも、ただの誤字? どちらにしても、のっけからかなりのダメダメ感が漂っているWebですな・・・。 つーかさ、そもそもトレーニングセールっていう言い方が、どうもイマイチなんだよね。英語でサブタイトルつけるなら、「Ready to Run Sale」とかの方がいいと思うよ。なんか馬主がすぐに買った馬をレースに使えそうな錯覚に陥りそうだし。商売はこういう小さな事の積み重ねだから。 更におかしいのがさ、でかでかと「祝!ジョーカプチーノ号!!」と、「祝!サクセスブロッケン号!!」と喧伝してる
競馬タレント 私がほぼ毎日読むBlogの一つに、初等ボクドウの馬産学教室 〜燃えよ日高魂〜があります。 ただ、どっちかというと、副題に関しては 「目覚めよ!その魂!!」の方が好みです。 私は基本的にひねくれ者ですから、私と同じく世の矛盾点を斜め下に見ながら満ち足りていない環境下で試行錯誤されている方の意見に興味があります。逆に、特権階級に位置しているような人達には余り興味がありません。 競馬Blogにも、毎日の幸せをこまめに書いてるBlogとかあるじゃないですか。 たとえば、コレなんかは、40歳前なのに未だに独身の私からすると、「幸せそうだなぁ」と好意的に読むのは既に不可能な読み物です(笑)。 まぁ、それは良いのですが、最初に挙げたBlogの記事に合田氏の話が出ています。 「ホントにそう思うのですか?」という問いに合田さんが素の状態で答えられる環境下にあったとすると、おそらくは「んなわきゃ
$1000倶楽部始動 今回の訪豪では、Darleyの人と色々話が出来たり、セールで馬が買えなくとも他の収穫が結構あったのですけど、何より一番痛感したのは、オーストラリアでは日本以上に資金力が鍵を握るという事です。 そして、それらに対抗するには一人では無理だということも身に染みました。 そこで、仲間を増やしたいという事で、$1000倶楽部として以下のようなプランを考えました。親睦を旨とするなどといった内容は、以前に書いたルールのままなのですけど、今回のプランを大まかに書くと <対象馬> Kanandah Queen'07 <リース契約> ・馬代金は発生しない ・半年間のリース契約 ・所有割合は5% ・リース費用として半年間に$1,000をデポジットで納付 ・返金には応じない ・賞金の分割割合は、騎手5%、調教師10%、厩務員5%、所有者30%、リース所有者50%。 ・半年ごと
きさま!見ているなッ! 先ほど、繁美師から連絡があって、あのホテル滞在費に関する優待枠は森師・繁美師関係者だからであって、私がその面子に入るのであれば優待は取り消すとInglisの日本人担当者である岡さんから連絡があったそうです。 聞いたところによると、森師の方でイースターに参加されるJRA馬主のお話もあったそうで、それでとりあえずは、繁美師+1名という形でお話をなげたそうですが、私が入るのならばそれは×だということです。 すなわち ・森師と繁美師は当然優待枠である。 ・繁美師と関係する初見のJRA馬主も当然優待枠である。 ・しかし私は×。 ちなみに、私は今回太郎さんと某JRA大物馬主から予算を貰っていますから、JRA馬主二人との共同購買という形になりますし、太郎さんと私を合わせると 2005年 Minardiの牝馬 $100,000 2005年 Taimazovの牡馬 $16,00
ウォッカ 5着だと速報でやってたので、あららと思っていたのですけど、仕事も一段落したのでレースを見てみました。 ・・・ この乗り方はさすがにないわ。 つーか、騎手って乗る前にどう乗ろうとか、作戦なり展開の予想なりをするもんだと思うんですよ。今回なら行きのフライト時間という頭を使うしかできない時間が間違いなくあったわけで、それでこの乗り方なのかと。こんだけ頭が悪いと吉田豊と同レベルじゃないのかと。 そもそも小脚を使えるタイプじゃないっての。ドリームパスポートみたいな馬じゃないっての。 んー いや、あのドバイのデューティーフリーって、過去にアドマイヤムーンが勝ってるから、結構簡単に勝てそうなレースと思われているのかもしれませんけど、マイル近辺って本当だと世界で一番層が厚いところなんで、日本馬はちょっと足りないはずなんですよね。 ここで何度も書いてますけど、2000mを超える芝においては、日本馬
Patinak Farmとはナニモノ? 本日のセレクトセールで唯一の外資として参戦した掲題の牧場ですが、ご存知のない方も多いと思いますので簡単にご紹介。 オーストラリアでは、つい最近というわけでもないですが、今年になってオーストラリアを代表する名門牧場であったWoodlands StudがDarleyに推定価格約450億円で買収されるという驚きの展開があったのですけど、イースターセールなどで高馬買いまくりだったウッドランズに変わって注目を集めている新進の牧場が、Patinak Farmという事になります。 オーナーは鉱山を所有している御方で、いうまでもなく近藤氏や金子氏、山本氏とかの全財産を併せても全くお話にならないというスーパー金持ちです。牧場を始めたのは今年になってからですが、種馬としてアグネスワールド産駒のGIホースである Wonderful Worldや、これも新種牡馬ですが、Hu
数字から読み取れる事 既に、日経の野元記者が一部コラムで書いているので、2番煎じとなってしまうのですが、今日は「インフルエンザは既に沈静化傾向」と、「調教師が大丈夫だと言ってるのだから、健康な馬のみでレースは行われる」が大嘘であるという事について触れたいと思います。 まず、前者ですが、これは簡単なカラクリです。 1回目疫学調査では健康な馬を対象に検査頭数967に対し、陽性反応が188 陽性率:19.4% 2回目疫学調査では健康な馬を対象に検査頭数2012対し、陽性反応が181 陽性率:9.0% JRAは、熱発馬の頭数減少とともに、陽性率が下がった事をあげ「沈静下に向かっている」としましたが、野元記者も書いているように、これは健康な馬を母数に加え、みかけ上の陽性率を下げたのです。その証拠に、実際に陽性反応が出た馬の数は大きく減少したとはいえない数字の変化となっています。 また、熱発馬に対す
JRAが感染拡大抑制措置を取っていないと言える理由 んー、なんかもう疲れてきたのですが(笑)、いくつか新しい論点での議論が出てきているので、それについて触れようと思います。一応念のために書いておきますが、私はウィルス疾患の専門家ではなく、数字や認識についての間違いはあると思います。実際に、昨日のエントリーでも間違いがあり、ご専門の方より指摘を受けました。ただ、多くの競馬ファンもまたウィルス性疾患の専門家ではなく、私と同程度の誤解であったり、ご認識をする可能性は非常に高いと思いますし、全くの無駄ではないと思いますので、恥をかくのを恐れずに書いていきたいと思います。 あと、ちょっと心にひっかかるので書いておきますが、「人に感染するか?」という事に関して、「感染する可能性があるので防疫体制は必要である」というのが、私の見解ではありますが、実際に感染する可能性は、おそらく0.01%もないという事に
インフルエンザはただの風邪か? 今日も朝から馬インフルエンザに関して様々な情報収集を行っているのですけど、その際に、私の見解と真逆といいますか、「いや、こんな人もいるんだね」というBlogを発見しました。岩手競馬を応援されている「岩手競馬に注目」さんです。 岩手は他の主催者が当然のように行っている全頭検査を行っていない地方競馬主催者で、廃止問題に直接からむような事情もあり、全体的にかなり苦しい対応となっているのですけど、一部の地方競馬応援系のBlogは非常に盲目的というか、客観性を欠いた事が偽善的にお涙頂戴っぽく書かれている事が多く、私は普段は読まないようにしているのですか、今回ばかりは釣られるしかないなといった感じです。 突っ込みどころはいくつかあるのですけど、まず「感染率が10%程度なら、ほっといていいのでは?」という問いに対する答えは、勿論「本気で言ってます?」になります。オーストラ
美しくない日本 5号機時代が本格的に到来し、一体どれを打てばいいのかよく分からないスロット難民と化している俺様ですが、とりあえず「困った時のハイエナ」という基本に立ち戻って、今日はイミソーレ30をチョイス。そして、久々の沖スロを楽しむ程度のつもりが、これがしこたま抜けて悠々と家に帰ってきたのはいいのですけど、なんかオーストラリアがとんでもない事になっていますね。 検疫場で種牡馬が5頭(エンコスタデラゴらしい)、+どういう訳か Randwick 近郊の牧場にいるポニー達がインフルエンザに感染したというところまでは知っていたのですけど、その後、急激な動きがあったようです。 まずオーストラリア農林水産大臣の名のもと、 ・オーストラリア全土の競馬開催中止 ・競争馬以外の馬も含めて、全ての馬の移動を禁止。 ・直前までの移動に関しては、報告を義務付け ・馬の調教も禁止 ・馬の健康管理に関する指
ELISA法 検体検査に携わる人間として、今日は ・馬インフルエンザの検査に使用されている検査キットとはどういうものか? ・その検出原理にはどのような特性があるのか? ・検査の際に留意すべき事はどのようなものか? などに触れてみたいと思います(ダメ社員ですが、一応昨年までの肩書きは主任研究員でした)。 私は実際に現物を見た事がないのですけど、人用のものを流用しているらしい検査キットというのは、まず間違いなく「酵素結合抗体法」(Enzyme Linked Immunosorbent Assay法、通称ELISA法)という検出原理を採用した検査法によるものと思われます。 この検査法はスクリーニング検査といって、検査の簡便性から、多数ある検体群を対象に、大まかにざくっと陽性か陰性かを判別するのに使用されることがおおく、他に特徴としては、陽性なのに陰性と出ることはまず無いが、陰性が陽性と出るこ
競馬産業に身を置いていながら馬を愛せない人々 色々な事項で競馬に関する議論が巻き上がった際には、なにかと私と論調が一致する事の多い「傍観罪で終身刑」さんなのですけど、どうも馬インフルエンザにまつわる今回は私と全く異なる立ち位置からの見解となっているようです。 「小島茂之厩舎の本音」マンセーのようなのですけど、こんなもんプロレスも良いとこじゃないですか? 大体さ、もう根元から話がおかしいんですよね。 「インフルエンザの簡易検査で陽性の馬を出走させても、その馬自身が発症していなければ競馬の公正性は損なわれない、だから出走させてもOK」 こういう論調なんですけど、防疫上、拡散力の高いインフルエンザに感染した馬を隔離処置するのはごちゃごちゃと議論するまでもなく、そんなもんは「常識」ですから。公正競馬が確保できるかどうかなんて、ハナから関係ないんですよ。つーか、別に日本の競馬なんて、インフルエンザと
公権 最近、やたらとお上が公権を発動している。介護事業、英会話教室、食肉業、昨日はエステサロンとその分野は多岐にわたる。私は根っからの関西人気質なので、「お上」と聞いただけで、「とっとと氏ねや」という反応をしてしまうのだが、性質の悪い連中というのは、いつの時代にもいるもので、「後ろめたい事はしない」という信念を持って生きている人達にしてみれば「もっとやれ」というのが偽らざる心境だろうと思う。 いつ頃からこういう動きがでてきたのかと考えをめぐらせると、その発端はおそらくホリエモンや村上ファンドが国や法律に対して相当にナメた真似をした辺りであって、経済産業省も「企業を監視する」という本来の仕事をようやく始めたという事なのかもしれない。私はホリエモン、村上ファンドについて、彼らが「金こそ全てに優先する」という動きをしていたとは思っていないが、副作用的に悪徳に近いような事をしている企業なりが警告を
満を持して 既報の通り、ダーレージャパンがJRAにおける馬主資格を取得し、早ければ今年の8月からでも中央競馬に参画するそうです。 以前に、日経の野元記者が「脅威か福音か ダーレー・ジャパンと日本競馬」というコラムを書いていましたが、実際のところ、日本の競馬にとって「脅威」になるのか、それとも「福音」となるのかは今後の動向を見守るとして、とりあえずダーレージャパンによる日本競馬への干渉という動きを、単に自分にとって損か得かという視点から「外資の侵略」と決め付け、戦わずして敗北を認めるような論調であった輩は「アイアムカツラ」か「アイアムマケイヌ」というような馬名の馬を最後に、その公約通り二度と馬を買わないでいただきたいものです。岡田総帥風に言うと「馬をお持ちにならないでいただきたいのです」といったところでしょうか。 私は、日本の馬主資格については言いたい事が山ほどあるのですが、今回の事で思った
引き算の美学 四半期決算に向けて、うちの会社もボチボチ忙しくなってきたのですけれども、そういや岩手競馬が四半期決算で収支均衡が見込めないとなると廃止だったなと思って、少し状況を調べてみました。「相変わらず都合の悪い事は公にしない馴れ合い・迎合体質でダラダラやってるようだ」というのは数字の調査中に感じた事なのですが、コレ笑ってしまうぐらい酷いですね。 まず、予算計画の数字ですけど、120日開催で売上予算が274億7200万円。 は? と思って、最近の売上げ記録を掲載されている「みちのくレースのおたのしみ」さんを拝見したところ、少し引用させてもらうと 5/19 1億6960万2800円(95.4%) 5/20 1億9022万9200円(87.8%) 5/21 1億9484万4000円(94.9%) 5/26 1億7276万8300円(81.8%) 5/27 2億2354万9500円(1
違和感 岩手競馬存続の報から一夜明けましたが、今回の存廃問題を見ていて、私は何回も色々な事象について言いようのない違和感を覚えました。今日は、その事についていくつか書いてみたいと思います。 1)政治家が競馬存廃のキャスティングボードを握っている 昨日の岩手県議会と同時に行われていた衆議院予算委員会ではこんな受け答えが交わされていました。 「ミネラルウォーターはお茶、コーヒー、ジュースと同じで、経費を計上するなら光熱費ではなく、消耗品費や事務所費に該当するのではないか?」 「ミネラルウオーターに関してはお茶やジュースとは明らかに違うので、光熱水費に計上しても問題ない」 日本競馬を管轄する農林水産大臣の事務所経費不正疑惑に関連する質疑応答です。 いったい、なんというレベルの低さでしょうか。 日本の競馬は、この程度の人間をTOPとする政治家連中に大きな影響をうけるという現実。昨日の採決でも、一
岩手競馬 組合への融資案を本議会でも否決 うーん・・・。 予算委員会に続いて行なわれた本議会での採決ですが、22vs.22という賛否同数の上、議長判断で否決という事になったようです。 これを受けて、 ・民間企業、またはJRAによる300億円以上の支援 ・奥州市が新たに競馬組合を発足して単独開催を模索 といったような動きがない限りは、岩手競馬存続という可能性は無くなってしまいました。実質的に、廃止が決まったと言っても良い状況です。 あの水沢競馬場が無くなってしまうんですね・・・。 冷静に考えると、300億円以上の融資を受けても、今の組織のままでその300億円を返済できるとは到底考えられませんから、融資案が否決されるのも仕方ない面が当然あります。それに、岩手競馬は出入り業者と組合や天下り連中との癒着といった悪しき風習が今のこの段階になっても続いているフシがありますしね。いや、もう本当に、役人
大井の乱 面白いニュースがありました。 大井競馬場が海外既走馬の移籍を条件付ながら認めたのに伴い、日本における競馬関係者の各方面と摩擦を起こしているというものです。 今のところ ・生産者団体(JBCへの支援取りやめ) ・JRA(交流競走への出走を認めない) のみが大きな動きですが、これはさすがにかなり興味深い話です。 まず、ざっと印象を抜き出してみると、 1)Discreet Catとかをダーレーが移籍させると、日本最強馬どころか世界最強馬が大井所属という状況になる可能性が0ではない。 これは、相当に面白い話です。ディープインパクトもそうでしたが、驚異的な身体能力を持つ競走馬の走りというのは、競馬におけるスポーツ性の原点であり、スターホースの存在という要素は軽視できるものではありません。採算性という面を考えると、実際に海外から馬を連れてこれるのはダーレーしかいないと思われますが、それでも
やっちった 買うのが一日早かったですが昨日に日産買い増しで、どうやら大きな賭けに勝利した浄閑です、こんにちは。株は馬券のように勝負勘うんぬんという程に博打ではありませんが、自分の力ではどうにもならない壁に自分の分析能力だけで向かっていくのは同じです。これで、今年度は収支的に楽になりました。 とりあえず、今の心境としてはこんな感じでしょうか。 馬の方は特に何も無く・・・。ヴィータローザが英国で種牡馬入りするそうで、良かったねぐらいですか。 他にTopicとしては、JSの繁殖セールに面白そうなのが一杯出てることで、繁殖の維持費は日本もオーストラリアもあんまり変わらないみたいなので、繁殖のオーナーで売り専のダビスタもどきも面白そうだなというのがあるのですけど、外部環境を考えるとこれから馬なんて高値で売れるはずもなく、どうしたものかというのがあります。 オータムは多分パス濃厚。また高い交通費と滞在
ベイヤー氏 吼える あさ◎コラムさんが紹介し、殿下執務室でツッコミが入っている掲題の話題ですが、私も釣られてみようと思います(笑)。 いやーでもね、これってさ、実は、あさ◎コラムさんも、殿下執務室さんも、御両者ともにごっつい大きな勘違いをしてるように私には思えるんですよね。まずね、これベイヤー氏の記事を載せているメディアって、ワシントンポストなんですよね。レーシングポストとかじゃないんですよ。これがどういう意味を持つのか、お二人ともあんまり考えておられないように感じますね。 私も元の英文を読んでみましたが、ベイヤー氏が言ってるのは ・日本の馬は強くなったのに、競馬を海外に開放しないのはアンフェア ・高い賞金を国内の競馬関係者で独占してるのはアンフェア ではなくて、 ・開放しない理由は、日本馬が強くなく、外国馬に蹂躙されるからだと言っていたのに、もう蹂躙なんてされる事のない今になっても同じ
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