はじめに 「なぜ SRE がプロダクト開発ツールを?」── そう聞かれることがあります。 僕は金融系企業で SRE / クラウドインフラを担当しています。Terraform, AWS, Azure, Kubernetes を日常的に扱い、システムの信頼性を担保するのが仕事です。 しかし、個人でプロダクト開発に取り組む中で、ある違和感を覚えました。 インフラには可観測性があるのに、プロダクトの意思決定には可観測性がない。 Datadog や Grafana でシステムの状態を可視化するのは当たり前なのに、「なぜこの機能を作ったのか」「その判断は正しかったのか」を可視化する仕組みがない。 この違和感が、仮説検証ツールを自作するきっかけでした。 SRE の「当たり前」とプロダクト開発の「暗黙知」 可観測性の 3 本柱 SRE では、システムの可観測性(Observability)を以下の 3 本