サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
TGS2024
zerokkuma.hatenablog.com
オスロに来ている。今年観たノルウェー映画 「The Worst Person in the World(わたしは最悪)」がとてもよかったからだ。調べると、本作のロケ地はオスロのオフィシャルトラベルガイドにまとめられており、ロケ地訪問をすることに決めた。すでにオスロに三日、北極圏のロングイェールビーンに四日滞在し、あと一晩オスロに泊まって、明日ロンドンに帰る。今は今日泊まる宿のそばの喫茶店でだらだらしているところだ。雰囲気が私の好みすぎて、なぜ最初の三日に気づいてなかったのだろうともう惜しい。 いつか北欧に行きたいとは思っていたが、「北欧」は漠然としており、ノルウェーのこともオスロのこともほとんど知らないままだった。宿を予約しようとして驚いた。これまでに行ったどの街よりも高い。慌てて検索すると、旅系Youtuberも「物価高すぎ!」のような動画をあげている。ホテルでのんびりくつろぎたかったの
この街に来る前、この街のことを書かないかという提案をいくつかもらった。断ってしまった。わたしにその資格はないと思った。一年しかいない予定だし、年末年始に一時帰国するためのチケットをとっているし、最初からかなり腰砕け感があった。なんだかんだ真面目なので、引き受けると頑張って街を探索せねばと義務感を持ってしまい学業が疎かになりそうなのも心配だった。判断は正解だった。秋〜冬は日照時間の短さによる鬱と、授業についていくのに精一杯なのと、東京に置いてこれなかった疲れとで、ぼろ雑巾のようだった。世界がまだコロナでぴりぴりしている時期でもあったから、毎朝散歩してる公園の鳥や栗鼠のことだけツイートしていた。しても消していた。 越してきて、来月で一年になる。年末年始の一時帰国はコロナ発症により断念した。無料でフライトチェンジできたので、それでも四月に帰国した。一ヶ月以上いて、とにかく湯船と温泉につかりまくっ
はじめに “It’s such a privilege to be able to experience another person’s culture.” 「異なる文化に接せられるというのはある種の特権だからね」 ーーGet Out, 2017 昨年からイギリスに留学している。最初は授業についていけなすぎてピーピー泣いていたのだが、だんだん落ち着いてきて、ちょっと人と会いたくなって、日本ではずいぶん前に浅瀬でピチャピチャして終わったTinderでもやってみるか〜とインストールし直したのが2021年11月のこと。開始直後は一晩でLikeが800件くらい来てまんざらでもなく「やたら猫やら犬やら抱き抱えてる人間多いな」「筋肉のアピールの仕方が……日本の比ではない……」とか悠々と眺めていたのだが、2〜3日、何人かとメッセージ交換し出したらしんどすぎてやめてしまった。「アジア人」「女性」という以
この作品はおそらく、文学界の新人賞に投稿されてもちっともおかしくないし、あるいはそういう新人賞受賞作品として登場してきたって特に見劣りがするわけでもないような気がする。JUNE、というのはあるいは「この小説以前」か「この小説以後」なのかもしれないなあ、という気がするのだね。 (中島梓『小説道場』第七十一回、榎田尤利「夏の塩」への評) 大学院でBLについての論文を書く過程であれこれ資料を読んでいる。先日は『密やかな教育: 〈やおい・ボーイズラブ〉前史』(石田美紀)についてブログで紹介した。 zerokkuma.hatenablog.com 論文全然書き終わってないので、本当は「BL以前」のことは忘れて、BLそのものやファン研究の英語文献を読まないといけないのだが……JUNEに連載されていた中島梓(栗本薫)『小説道場』を腰を据えて読み始めたら、面白すぎて電子版5冊を一気に読了してしまい……関連
このJUNE―BLというゲームは、このゲーム に参加しているだけで、ホモソーシャルの分解というフェミニズム的な行為に加担している仕組みになっている、つまりゲーム自体にフェミニズム的実践がそもそも組み込まれているのだが、ゲーム本体のパッケージにはフェミニズムという言葉が記されていない。ー世界の合言葉は《JUNE》――中島梓「小説道場」論 瀬戸夏子(SFマガジン2022年4月号収録) 今年の前半は、立て続けにBLについての評論を書く機会があった。 SFマガジン 2022年 4月号 早川書房 Amazon SFマガジン4月号BL特集で「腐女子」のアイデンティティについて、小説現代5・6月合併特集号でBL出身作家がジャンル外で活躍している現状について執筆した。2007年ごろに「ユリイカ」が立て続けに出していたBL特集はすべて当時購入して持っていたのだが、15年経って読むと本当にさまざまな発見があり
昨年9月から一年間、英国の大学院に通っている。秋学期を終えた1月、最初の振り返りブログを書いた。 zerokkuma.hatenablog.com 二学期めにあたる春学期は4月頭に終わったが、宿題が終わらなかったので、今日まで書けなかった。スケジュール的にもそんな場合ではなかったし、精神的にも困難だったのだが、やっとなにか書く気になった。前回は、自分と同じように社会人留学を検討している人を意識して、「イギリスの大学院に留学するってこんな感じ」の情報を残そうと思ってブログを書いたが、今回は公共に資する目的は薄く、ほぼ、私による私のための文章である。ただ、いちおう「留学してるけどなんか調子悪い」「ステイホームおさまりかけてるけどなんか調子悪い」という人にも何か得るものがあるといいなと思っている。その目的から詳細に書いたこともあるし、その目的からあえて省いたこともあるのは言い置いておく。 春とス
新年明けましておめでとうございます。 2021年夏に会社を辞め、9月にロンドンにある大学の文学系修士課程(MA)に入学しました。最初のほうは授業が全く聞き取れずにショックを受け、「一学期で退学した場合に返還される学費」を調べるほどにパニクっていたので、大学院の様子を書くのを控えていました。今ちょうど秋学期のレポートを書き終えたらちょっと心が軽くなったので、振り返り記事を書くことにしました。 主に、 ・学部卒の社会人で海外大学院留学に興味がある方(つまり私みたいな人) ・ジェンダー論やフェミニズムの専攻に関心があるが、アカデミックな前提知識がない方(つまり私みたいな人) のお役にたてば幸いです。 また、私が何やってるのか気になっていた方は、近況報告的に読んでいただければ。 留学を決めた理由 複合的ではあるのですが、過去エントリでいちおう言語化してあります。すごく簡単にいうと、「20代を通じて
※この記事では藤本タツキ「ルックバック」のネタバレ、及び関連する2019年7月18日の京都アニメーション事件の話に触れています。 2019年7月18日木曜日、東京はじっとり蒸し暑かった。 朝から薄暗い曇り空で、湿気がからだにまとわりついてくるのがたまらなく嫌だった。私の頭は、映画ナタリーの告知記事を見てから楽しみにしていた、「ダンケルク」特別上映チケットを手に入れられなかった悲しみで占められていた。池袋で7月19日にオープンするグランドシネマサンシャインの前夜祭として上映がアナウンスされ、最新のフルサイズI-MAXシアターのことが、映画好きの間で話題になっていた。まあ、どうせ仕事あったからしょうがない。早く帰って、締め切りが近いのに後回しにしていた、あの骨の折れる原稿にいよいよ手をつけよう。 その週はいくつか、人間関係における無為な振る舞いで消耗しており、それも憂鬱だった。例えば、過去に決
皆さん、こんにちは。 表題の通りですが、ひらりさ名義で初の単行本となる『沼で溺れてみたけれど』を刊行しました。 「FRaU web」の連載をもとに、いろいろな形で”普通の幸せ”から外れた価値観を持っていたり、出来事を経験したりした女性の話を聞き、私が感じた内容をつづるという本になっています。 愛・社会・しがらみをめぐる沼に溺れた女たち。 不倫・ママ活・スピ・推し・タワマン…… その先でそれぞれが見つけたものとは? 『浪費図鑑』の編著者がおくる、女たちの“お金”と“欲望”をのぞくインタビューエッセイ集 装丁は鈴木千佳子さん、装画はたなかさんです。実際の本の色味は、上の画像よりさらにポップで可愛い!書店でも埋もれない感じでほっとしました。 紀伊國屋書店新宿本店さん、LOVE (本館3階ライトエッセイの棚にあるよ!) pic.twitter.com/pzr2GFvrvh — ひらりさ (@sar
こんにちは。20代半ばまで人生を商業BL小説を読むことに捧げていたライター、ひらりさです。朝起きたら、長年推していた作家さんの一人である一穂ミチさんの最新作『スモールワールズ』が直木賞の候補作としてノミネートされていて、びっくりしたし嬉しいし一日そわそわしていました。 第165回直木三十五賞の候補作は、以下の5作です。 一穂ミチ『スモールワールズ』(講談社刊) 呉勝浩『おれたちの歌をうたえ』(文藝春秋) 佐藤究『テスカトリポカ』(KADOKAWA) 澤田瞳子『星落ちて、なお』(文藝春秋) 砂原浩太朗『高瀬庄左衛門御留書』(講談社)#直木賞 — 日本文学振興会 (@shinko_kai) 2021年6月10日 一穂さんは2008年に『雪よ林檎の香のごとく』(新書館)でデビューし、かれこれ50冊以上のBL作品を世に送り出しています。2016年に集英社オレンジ文庫から『今日の日はさようなら』(挿
2021年5月29日、瀬戸夏子さんをゲストにお呼びして、同人誌「女と女2」の刊行記念イベントを行いました。来場・視聴くださった皆さん、ありがとうございました。 bookandbeer.com ログインした #女と女 pic.twitter.com/9bUowVTjnE — ひらりさ (@sarirahira) 2021年5月29日 会場・オンライン合わせて60人以上の方にお申し込みいただいたそうです!嬉しい。アーカイブ視聴の予定の方、ぜひお忘れなく……(笑)。 そしてそもそもイベントのきっかけである「女と女2」も既にかなり売れたようです。欲しい方はお早めに! 【新入荷】『女と女』第二号入荷いたしました。 店内入り口すぐのイベント関連コーナーに展開しております。 また5月29日にはひらりささんと瀬戸夏子さんをお呼びした刊行記念イベントも開催いたします!https://t.co/9vqmQNA
マンガParkの全巻無料キャンペーンに踊らされ、朝も晩もおうちで白泉社作品を読み続けている。 『動物のお医者さん』も『天使禁猟区』も無料期間中に読み終わらなかったけれど、10代の「花とゆめ」「LaLa」へのパッションが再燃してしまい、深夜に「あのマンガは?あのマンガは!?」と延々当時の白泉社作品を挙げ続けるという所業までした。 あとやっぱ「花君」「フルバ」「カレカノ」の後にやってきたのが「桜蘭高校ホスト部」だったの、もうそれ自体事件だったんだよな、リアタイ読者的には… pic.twitter.com/QNlVakpAj6 — ひらりさ (@sarirahira) 2020年5月5日 基本的には過去に読んだ作品を読み返していたのだけれど、「マンガPark」トップで取り上げられていたのでふと気になって初めて読んだら、ひじょ〜〜〜にハマってしまい、この日月で文庫版5冊のKindleを読み切ってし
長期連休明けの5月。 平成だろうが令和だろうが、休みを有意義に過ごした人にとってもうだうだ過ごした人にとっても、至極憂鬱な毎日に感じられているんじゃないでしょうか。 少なくともわたしはめちゃくちゃアンニュイで、そこに急激な灼熱サマーの襲来も加わって、体調もまったく芳しくありません。 仕事のアポイントはバシバシ入るし、副業の新規案件のお声がけも(ありがたいことに)どんどんやってきて、ここがやる気の出しどころではあるというのに、心も体もまったくついてこず、とりあえずルミネ10パーセントバーゲンに乗じて、ばかすか新しい服を買ったときはドーパミンが出たものの、その効力が消えるのも早く、「もしかして…そろそろもう労働や浪費や、俗世のあらゆるモチベーションが尽きてしまうのでは?」と、結構マジで不安になるくらいにはヘロヘロのヘロとなっておりました。 これはいかんな〜〜〜、とりあえず人と会う予定は極力入れ
2018年が終わりました。本業会社員をやりつつ、副業ライターとして、そして趣味のユニット「劇団雌猫」として3足のわらじを履く生活がいよいよエスカレート(?)しており、本当にめまぐるしい一年でした。 精神的な振り返り記事は別途(書けたら……)書こうかなと思っていますが、ひとまず2018年にやったことのログをまったくとっていないことに気づきました。ウェブサイトを持っていて、そこで都度更新していたのですが、6月かた途絶えていたのです……。というわけで、ちまちまと無心にまとめました。劇団雌猫の仕事も、大きいものなど、一部記載しておきます。 書籍企画・構成など だから私はメイクする 悪友たちの美意識調査 作者: 劇団雌猫 出版社/メーカー: 柏書房 発売日: 2018/10/24 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る シン・浪費図鑑 (コミックス単行本) 作者: 劇団雌猫 出版社/メーカー
ずっと東京に住んでいるわりに品川駅で降りる機会がほとんどない人生を送ってきたのだが、新年早々、そのあまり縁のない場所に行く必要ができた。 原美術館で1月5日よりスタートした、ソフィ・カル「限局性激痛」展をみるためである。 bijutsutecho.com ここ数年は意識的に美術館を訪れるようにしているが、別に美術の素養があるわけではないので、ソフィ・カルの名前を知ったのは、この展覧会の報がきっかけだった。だから、「ふーん」とそのままスルーしてしまう可能性もあったのだけど、とくにセンスを信頼している知人が記事をRTしていたのと、身体の狭い範囲を襲う鋭い痛みや苦しみを意味する医学用語である「限局性激痛」という言葉(一周まわって「いかにも」感もあるが)と、女性が微笑んでいる写真に押された謎の赤いスタンプが妙に印象的で、しかも失恋体験を作品にしたものだと知って、俄然足を運んでみる気になった。 かつ
スキンケア、化粧崩れ防止、日焼け対策、クレンジング……。 とっておきの現場のためにメイクするのは楽しいけれど、継続した「身だしなみ」として化粧をしていくには、考えないといけないこともたくさんあります。そのなかでも、毎日の身だしなみと切っても切り離せないのが「お直し」の問題。 朝どんなにパーフェクトにメイクしたつもりでも、時間の経過とともに顔の表面はどんどん変化していき、ふと化粧室で自分の顔を見るともはやすっぴんじゃん!眉毛なくなってるし!と自分で自分に驚くこともしばしばです。慌てて家を出てしまい最小限のメイクで済ませた場合も、またしかり。「ちゃんと顔つくってきましたよ」という体裁をととのえるために、どうにか手持ちの装備だけで「お直し」する日も少なくありません(経験、ありますよね?)。 そこで気になってくるのが「メイクポーチの中身」。みんなぶっちゃけ、ふだんポーチで持ち歩いてるのはどんなアイ
もう半年以上経ちますが、転職のための有給消化期間を使って、2015年11月にポーランド・ドイツ旅行に行ってきました。 一番の目当てはアウシュヴィッツ=ビルケナウ収容所の見学。 中学生のころ『戦場のピアニスト』を観て衝撃を受けてから(なんかロマンチックな映画と勘違いしていたので、ユダヤ人のおじいさんが車椅子ごと逆さまにベランダから落とされるシーンで衝撃を受けた)、ぼんやりとナチスドイツとその戦争犯罪について関心を持っていました。 中高がプロテスタントだったせいか、道徳の授業のかわりに「聖書」の授業というのがあり、そこで『荒れ野の四十年』原著を読む課題があったり、個人発表のテーマで『夜と霧』を割り当てられたのも大きかったかもしれません。 また、当時、唐沢寿明主演の『白い巨塔』にハマったところ、そのなかで唐沢演じる財前が学会出張の折りにアウシュビッツに立ち寄り、自分の犯した罪について考えるきっか
コスメアンケート前編、お読みいただいたみなさまありがとうございました! 私も編集していて楽しかったです。 zerokkuma.hatenablog.com さてメイクを落とさず睡眠してしまった正月の夜なのですが、引き続き後編をまとめていきます! ※読みやすさを考え、設問時と紹介の順序を変えております Q6 どの部位のメイクを一番重視してますか? やっぱり目元派が多いですよね。いろいろなアイテムがかかわってる場所だし全体のメイクのカラー感が大きく変わる場所だし。 私は今年になってやっと「チークの大切さ」を知り、チークばっか見てます。前回のコスメアンケートではチークの項目をつくってなくてチーク派の人に悲しい思いをさせてすみませんでした!(涙) Q7.化粧品やメイク方法についての情報をどうやって得ていますか?(複数回答可) Twitterなどのコスメ垢 406人(84.8%) インターネットの口
こんにちは。「人のコスメが知りたい」芸人のひらりさです。 もともと化粧がドヘタクソなのですが、2016年に資生堂のメイクレッスンに行きましたら「もうちょっと頑張ろう」という気になって、コスメにも興味がわいてきて、2017年2月にはこんなアンケートをとったりしました。 zerokkuma.hatenablog.com さらに「パーソナルカラー診断」を受けに行ってから、「コスメって死ぬほど色があってわけわからんと思っていたけど、”自分に似合うカラー”という補助線を引いてもらうと、こんなに解像度が上がるのか!」と蒙を啓かれまして、ちょこちょこさまざまなコスメ垢のみなさんのことも参考にしつつ、日々コスメカウンターにたちよっています。 そうしてこの2017年末。「#マイベストコスメ2017」というハッシュタグが盛り上がっているのをみまして、「またアンケートやるか!」と思い立ったところ、今回も多くの方
「資本主義に屈してるって感覚、ありますか?」 8月に『浪費図鑑』という本を出し、いろいろ取材をしてもらうことが増えたのですが、そのなかで印象に残った質問のひとつです。『悪友』『浪費図鑑』の刊行を機に、お金やお金の使い方について考えることは増えたんですが、なるほどな〜〜〜と思いました。 その質問の時点ではちょっとピンときてないところもあったのですが、昨日、ある場所に行ってきて、「資本主義に屈するという感覚」をたっぷりと味わってきました。 六本木の「バーレスク東京」です。 burlesque-roppongi.com バーレスクという言葉、映画の「バーレスク」で聞いたことがある方も多いかもしれません。今調べたら、言葉の意味としては「踊りを主にした喜劇」ということらしいです。女性が歌い踊りショーをするところ、という認識は私のなかにもあったのですが、映画の「バーレスク」はサントラしか聞いたことがな
askで「転職を考えているのですが、ひらりささんが転職を考えたきっかけを教えてください」という質問をいただいた。 ask.fm 以下、もう少し丁寧に、就職時の経緯などもまじえながら整理しておく。 テキトーすぎた新卒での就職活動 私は現在ソーシャルゲームのプランナーをしているが、もともとはIT系ベンチャーに新卒で入社し、ウェブメディアの編集者をしていた。 2012年4月〜2015年12月なので、在籍期間は3年9ヶ月である。 以前のエントリでも書いているが、もともとは法科大学院に入るため、大学4年の12月まで試験勉強をしていたが、やっぱり出版業界入りたい……という気持ちが強くなり、大学院入試合格発表後に留年するつもりで就職活動を開始。いくつかの出版社の筆記試験、面接にすすむところまではやった。 しかし、就活の際にお話を聞かせてもらった現役編集者の人たちに、ことごとく「出版業界右肩下がりだよ」「
最初にことわっておくと、これから私がする私の話自体は、美意識というよりも自意識の話です。あらかじめご了承ください。 ======== 幼少期、安達祐実に似ていると言われていた。 改めて比べてみると「似てないじゃん!」とツッコミを入れたくなるし、その真偽はまったく疑わしいが、まあ当時の写真をみると、幼児の私はなかなか目鼻立ちがはっきりしていて、客観的なかわいさを持っているように思われる。少なくとも私も、人生において、幼少期の私の顔のことはわりと好きだ。 客観的な評価は置いておいて、長子というのはだいたいかわいがられるものであり、「自分が出産するまで正直子供なんてうるさくて小汚くていらないと思っていた」とサバサバと語る母も、私のことをかわいいかわいいと言って育ててくれた。初孫を得た祖父母はなおさらである。クラシックバレエ、リトミックといった「お嬢様」っぽい習い事にも行かされて、9歳くらいまでは
「海に行きたいんだけど」 いつものように唐突に電話してきた彼女は、いつものように唐突に告げた。 大学時代、なんとなく見学に行ったが結局入らなかったテニスサークルの新入生歓迎飲み会で、私は彼女に出会った。やっぱりノリが合わないな……と思いながらも周囲の空気に乗ろうと必死な私の隣で、彼女はひたすらハイボールを飲んで、周囲の空気など全く気にせずにつまらなそうな顔をしていた。その日の自分の服装はまったく記憶にないのに、彼女が着ていたデニムのワンピースと、つややかにととのえられた黒髪の隙間からのぞいたゴールドのピアス、グラスを支える指先に施された薄桃色のネイルのことはよく覚えている。 女子校で地味な6年間を過ごしてしまったことを後悔し、「大学デビュー」という言葉をひそかに胸に抱いていた私と違い、超然として優雅に退屈している彼女はそもそもこんな飲みサーのようなテニスサークルの見学にすら来る必要はなかっ
どんな仕事でも「納期」はあるとはいえ、この世のあまたの仕事の中でもっとも熾烈に締め切りをめぐる攻防を続けているのが、編集とライター。 時間にルーズと思われがちな人間なのですが(プライベートではたしかに事実……)、根が小心者ゆえか、学校の宿題はいつも期限内に提出してきたし、本業のかたわらライターの仕事をするようになってからも、締め切りの1日前には必ず出すようにしてきました。 ……が、この3月。調子に乗って仕事を引き受けすぎたのと、「あまり急ぎではないので~」という言葉に甘えた結果、いくつかの仕事で一度決めた締め切りをのばしてしまいました。反省のうえ、未来の自分のために「締め切りを守れている」ときに意識していることを書いておこう~~と思います。 ●そもそも守れるスケジュールで締め切りを調整してもらう これ本当に大事ですね……。だいたいの依頼の場合、「いつまで」と先方から締め切りも提案されますが
Twitterでぼちぼちとつぶやいてましたが、2016年10月から株式投資を始めました。 もともと親がお年玉貯金を長期運用してくれていて、10年くらいかけて タネ銭50万円+含み益13万円(合計:63万円) にしてくれた口座に今ある貯金をつぎたしつつ利用した結果、2月の半ばごろに タネ銭150万円+含み益40万円(合計:190万円) までは到達することができました。 まあその時点で利益確定しなかったり、他で失敗したりしたので、今は タネ銭150万円+含み益35万円(合計185万円) という感じです。運用益としては現在23パーセントくらいですね。(まあ親がつくってた利益を織り込むなら5カ月で22万円しかもうけられていないともいう) 一時期は親のつくってくれてた利益12万円を全部パーにしたうえでタネ銭を5~7万円割りこむところまでいったりもしてますし、毎日やってるわりに本当にまったくうまくはな
何の気のなしにとったコスメアンケート、多くの方にご回答いただき、ありがとうございました。 zerokkuma.hatenablog.com zerokkuma.hatenablog.com みなさんの熱い自由回答なども読み込んでいたら、ついついまとめるのにも時間がかかり、思っていた以上に回数が多くなってしまいました。……ラストスパート更新です! 個別の「使ってるコスメ」話が終わり、もう少し抽象的な話題にうつります。 Q.19 化粧品について普段周りのオタク友達と情報交換しますか? 「しない」が圧倒的多数の64.9パーセント。私も普段しないからこそ今回のアンケートにいたったので、「普段してないけど気にはなってる」方が多かったのかなと思います。 Q20.化粧品やメイク方法についての情報をどうやって得ていますか? 「インターネット」が圧倒的に多かったですね。まあそうだよね。インターネットが大好き
こんばんは、みなさまのコスメアンケートを眺めるのに夢中になりすぎて、夜中の3時まで夜更かししてしまったひらりさです。zerokkuma.hatenablog.com (まあ仕事の原稿とかもやっていたんですが……)3時までかけても全部はまとめきらずスキンケアパートまで公開しましたが、多くの方から反響いただけてありがたい限りです。 すげーーー学びがある / “【1,036人に聞きました】人の使ってるコスメが知りたいからアンケートしたよまとめ前編 - It all depends on the liver.” https://t.co/SyXzY2z4gL — アオヤギミホコ (@ao8l22) 2017年2月12日 最近は、皮膚科で処方されたヒフミドローション使用。 何しても汚肌家系なので、かえって好奇心に基づいていろいろ使ったりする時期もあるけど、最近は好奇心も衰え… っていうか、iHerb
こんにちは。25歳くらいまで化粧水というものを自分で買ったことがなかった女です。社会人になったときも化粧がガタガタすぎてやばかった(まあ化粧以外のいろいろなこともやばかった)というのは以前の記事(資生堂のメイクレッスンで「かわいい」を買ってきた - It all depends on the liver.)でも書いたとおりです。 というわけでいったんメイクレッスンを受けて意識が向上したように見えたわたくしでしたが、またちょっと怠け始めている……ので、基礎化粧品や周囲のスキンケア方法を知りたい!ついでに基礎化粧品以外も知りたい!と思いまして、結構答えるのに時間かかるだろうGoogleアンケートを公開したところ、25歳以上に限定したにもかかわらず、なんと2日間で1,036名の方に回答いただきました。感謝の気持ちを込めて結果を共有させていただきたいと思います。本当にありがとうございます!!! な
こんにちは、浪費オタク女です。 オタク女の浪費どころと言えば、盆の夏コミ・暮れの冬コミですが、実はもう一つ、私にとって重要な浪費イベントがあります。 そう、それがバレンタイン。 始まりは『失恋ショコラティエ』でした。好きな作家さんの好きなものも好きになってしまうタイプの私は、水城せとな先生のことが好きすぎて、実際に自分もチョコレートに手を出すようになった結果、チョコレートのコミケ「サロン・ド・ショコラ」で3万円ほど散財する程度には、(自分のために)チョコレートを買う女になったのです。 失恋ショコラティエ(1) (フラワーコミックスα) 作者: 水城せとな 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2013/03/05 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る (ちなみに水城せとな先生が好きだったので私もハマったものとして、他に『劇場版ハゲタカ』があります) ガチのショコラクラスタ
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『It all depends on the liver.』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く