16日の早朝、直径45メートルほどの小惑星が地球に大接近します。 ぶつかる心配はないのでしょうか。 日本で見ることはできるのでしょうか。 科学文化部の田辺幹夫記者が解説します。 衝突の危険は? 今回、大接近する小惑星、名前は「2012DA14」です。 去年、スペインの天文台によって発見され、直径およそ45メートル、重さは13万トンほどあるとみられています。 NASA(=アメリカ航空宇宙局)によりますと、この小惑星は、太陽の周りをほぼ1年間で1周しています。 これまでに綿密な計算が行われた結果、地球と衝突する心配はないことが明らかになっています。 気象衛星より近くに とはいえ、最も近づく日本時間2月16日午前4時25分ごろの距離はおよそ2万7700キロ。 地球を回る気象衛星が飛んでいるのが高度3万5800キロですから、小惑星はこれよりも地球に近い場所を通りすぎることになります。