2012年5月の風による放射性物質の飛散は、2011年5月と比べてとても小さく測られた。そのひとつの原因として、2012年5月は降雨が多かったことがあげられる。セシウム最大飛散日は5月12日(土)の71ベクレルだった。あいにくその日、福島市内の多くの小学校で運動会が実施された。 2011年5月と2012年5月の間に、観測点周辺の環境が人為によって改変された効果も考慮する必要があるかもしれない。3月16日の現地調査の際、観測点北西にある駐車場をアスファルト舗装工事しているのを目撃した。以前は土の駐車場だったという。 データ出典は、風速と空中セシウム量の関係(4月11日エントリ)にある。3月1日からのグラフもある。