シャケには海におりないでずっと川で生活している身体の小さい個体がいて 海で育った個体が産卵に戻ってきたときにこっそり精子を卵にかけて 子孫を残すという 他にもメスに擬態して巣に近づいてきて卵に精子の掛け逃げをする魚もいるらしい そういうオスに対してメスの方は追い払うどころか融和的(おめこぼし)である それは子供の遺伝子の多様性を確保した方が自分の遺伝子を半分もった 子孫が生き残りやすくなるから 居残りオスは身体が小さくてもある種の病気に罹りにくいなど別の強みをもっている可能性はある 少なくとも生き方の戦略はしたたかである 鳥なども子供のDNAを分析すると一部はツガイじゃないオスとの間にできた子供ということがあるらしい これらの動物がこういう戦略をとれるのは一生に産む子供の数が多いからだ もしも、これが極めて少数(生物的には破綻するが一人とか)の子供しか産まないならば弱い(可能性が高い)遺伝