根本敬を突き動かすものとは? 巨大絵画《樹海》完成後の心境を聞く特殊漫画家の根本敬が約半年をかけて描き上げた、人生史上最大の絵画《樹海》。12月13日〜24日、ミヅマアートギャラリーで開催される本作の展示に先駆けて、根本へのインタビューを敢行した。 聞き手=編集部 ミヅマアートギャラリーにて、《樹海》の前に立つ根本敬 根本敬の新作巨大絵画《樹海》の展覧会が開催される。『美術手帖』本誌でも、マンガ家のニコ・ニコルソンがその制作を追う「根本敬ゲルニカ計画」が連載中だ。 「ゲルニカ計画」とは、「個人の意思を超えた大きな何かに突き動かされ」た根本が、ピカソの《ゲルニカ》とほぼ同サイズの大作に挑戦するというプロジェクト。今年5月にスタートし、去る10月1日に開催された「鉄工島フェス」にて、初披露。七尾旅人、PBC、石野卓球、岸野雄一など、根本と縁のあるミュージシャンのライヴやDJなどとともに公開され