出典:日経コンピュータ、2018年10月11日号 pp.26-29 「攻めのAI活用が始動 100社調査で判明」を改題 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) コスト削減の道具から「攻め」の武器へ。企業戦略におけるAIの位置づけが変わりつつあることが初の100社調査で見えてきた。既に企業の8割はAIを活用し、その多くは自社製品やサービスの革新に期待をかける。 日本企業がAIに最も期待するのはコスト削減ではなく、自社の製品やサービスを革新し、売り上げや利益を高める「攻め」の役割である―。 日経コンピュータと日本経済新聞が実施したAIの活用状況に関する独自調査から、こうした実態が浮かび上がってきた。調査は2018年7~8月、国内大手企業に調査票を送付する形で実施。製造業62社と非製造業51社の計113社から回答を得た。 調査結果を分析したところ、AIと向き合う国内大