ISVC技術で作った映像の一場面。木の葉や山肌が細かく再現されている=アイキューブド研究所提供同じ場面を映した市販の4Kプロジェクターの映像。細かい部分がぼやけている=アイキューブド研究所提供 【上栗崇】画像技術開発が専門のアイキューブド研究所(東京)は25日、プロジェクターで超高精細な映像を映し出す「ISVC」と呼ばれる新技術を開発したと発表した。フルハイビジョンの映像を独自技術で加工し、カメラではうまく撮れない細かな部分まで映像化できるという。 フルハイビジョン映像を元に、4倍の解像度を持つ「4K」方式の映像を作り出すのは市販の最高級プロジェクターと同じ。新技術は映画の登場人物などに加え、森林や岩肌、水面のさざ波など背景まで高精細にし、150インチ超の大スクリーンに映しても隅々までくっきり見えるのが特徴だ。 今後技術を採用する電機メーカーを募り、来年の商品化を目指す。アイキューブ