タグ

ブックマーク / ibisforest.blog4.fc2.com (8)

  • 勉強会に出て思ったこと - 朱鷺の杜(IBIS)ブログ

    大きなイベントや書評だけで更新しているとほとんど更新できないので,ツイッターに書くような雑談ネタをこちらにも書いてみる. 8/4に鹿島さん@東大の企画された icml2011 の読み会 に参加した. スライド等上がっているので内容についてはそちらを参照. いくつかの研究では,取って付けたような ad hoc な手法を付け加えて無理矢理実験でパフォーマンスを出そうとしている節のある研究がちらほら. そんなの付け加えなくても十分面白い,というか,付け加えたことによってなんか論文の価値が下がっているような気がしてしまう. 実験ですぐにいい数字が出るような研究は「今」の技術であり,それはそれで有用だと思うが,逆に「未来」が感じられるような研究はすぐにパフォーマンスがでなくて普通だと思う. だが,国際会議でもジャーナルでも「今」と「未来」を分けたりしていないので,「未来」の研究でも「今」風の対応を迫

  • 最近の特集号などの情報 - 朱鷺の杜(IBIS)ブログ

    機械学習も最近はいろいろな分野に広がっていて特集や解説もいっぱいあってフォローし切れていないのですが,私の把握している範囲で多少まとめておきます. なお,主だったものは 朱鷺の杜Wiki にもまとめられていて,ちなみに2010年に関しては現時点で 2010年 特集『ベイジアンネットワークの最先端』人工知能学会誌, vol.25, no.6 特集『大規模画像データ処理』人工知能学会誌, vol.25, no.6 特集『ビジョンコンピューティングにおける確率的情報処理の展開』電子情報通信学会誌, vol.93, no.9 解説『グラフとネットワークの構造データマイニング』電子情報通信学会誌, vol.93, no.9 解説『超多重検定の最新動向』電子情報通信学会誌, vol.93, no.9 連載解説『最近のベイズ理論の進展と応用 [I]~[V]』電子情報通信学会誌, vol.92, no.1

  • 福水:カーネル法入門 - 朱鷺の杜(IBIS)ブログ

    IBIS2010でもチラシが配られていたのでご存じの方も多いと思いますが 福水健次:カーネル法入門-正定値カーネルによるデータ解析-(シリーズ多変量データの統計科学8)朝倉書店 が発刊されました. タイトルを見れば分かる通り,私の岩波のライバルとして位置づけられるわけですが,別に執筆業でべているわけでもないですし,分野の発展としてはこういうがどんどん日人研究者によって出版されることは喜ばしいというわけで宣伝しておきます. (わざわざブログで取り上げる理由としては,福水さんと親しいからとか,献してもらったから,ということは全然...あります^^; ちなみにすでに持橋さんがブログで感想を書いておられます) 岩波の出版時期はちょうど2年前のクリスマス商戦の時期でした. やはりカーネルというとケンタッキーにあやかってクリスマス商戦にぶつけるというのが作戦なのでしょうか(ということは全

  • 勉強会のすすめ ---「樺島君とゆかいな仲間たち」の思い出 - 朱鷺の杜(IBIS)ブログ

    しばらく前の神経回路学会誌に神経回路学会20周年ということで, 分野を代表する方々がいろいろな思い出を書かれていました. われわれの年代では村さん(産総研)が昔の話を書いていたので 私も昔話を書こうと思います(私の名前も出てきて感謝です>村さん). こういう話は年寄りじみてて一度没にしかけたのですが, 何かしらの意味はあるかもしれないと思い直して投稿してしまいます. かつて,一部の人に伝説的となっている「樺島君とゆかいな仲間たち」 という勉強会のような集まりがあり,私の研究人生にも大きな影響がありました. それ以前の背景として,90年代半ば頃,通産省の 「リアルワールドコンピューティングプログラム」(略称 RWCP)というものがあり, その中で「確率的知識の利用ワークショップ」という理論系の研究会を, 当時電総研の大津さんや麻生さん,理科大の上坂先生などを中心にやっていたのが ちょうど

  • パターン認識 (Rで学ぶデータサイエンス 5) - 朱鷺の杜(IBIS)ブログ

    R については以前にも少し触れたことがありますが、最近 R に関するが雨後の竹の子のようにたくさん出てきてどれを選んだらいいかよくわからない状態です。 そんな中、共立から最近出た パターン認識 (Rで学ぶデータサイエンス 5) を入手しましたので紹介します。 著者の金森、竹之内、村田の3氏は統数研の江口先生と共に U-divergence を用いたブースティングで有名で、私も個人的に知り合いです。 には当然ブースティングも入っていますが、クラスタリング、判別分析、ロジスティック回帰、k-近傍法、LVQ, 決定木、SVM などの機械学習の基的なアルゴリズムが網羅されています。 このシリーズがややこしいのは、既刊にマシンラーニング (Rで学ぶデータサイエンス 6)というのもあることで、こちらは統計や平滑化などの著書で有名な辻谷 将明,竹澤 邦夫両先生の著によるものです。 SVM とニュー

  • 通信号特集号「大規模データ」&岩波本続刊「調査観察データの統計科学」 - 朱鷺の杜(IBIS)ブログ

    今日は2件あります. 1件目: 2009年7月号の電子情報通信学会英文誌D はこのブログでも何度か触れてきた 「学習・最適化における大規模アルゴリズム」小特集です. 目玉の一つは2の招待論文です. ・1目は鹿島,井手,加藤,杉山の4氏による大規模カーネル法のレビューで,赤穂ではあえて詳しく触れなかった?カーネルの大規模アルゴリズムについて詳しく書かれています.岩波サポートページでもこの論文にリンクを張ってお茶を濁そうかと...(こんなんばっかですが) ・もう一はランダム最適化の分野でシンプルながら有効な手法として定評を得つつある swarm optimization のレビューを筑波大の亀山さんに書いてもらいました. 最適化の研究者にもちょっと使ってみようかなというユーザの方にもお楽しみ頂ける内容です. 一般論文は foreward にも書いてありますが,一般投稿論文17中採択

  • 朱鷺の杜(IBIS)ブログ カーネルむかしばなし(その5・最終回)

    久々の更新です. もともとちゃらんぽらんで,ものぐさな性格なのが,11月以降信じられない くらいの高頻度で更新していたのでその反動が来たのでしょう. サポートページ の方の更新もぼちぼちです (各章への補足などは,みなさんからのフィードバックや質問が原動力ですのでよろしくお願いします). よく考えると,このいい加減さはカーネル法にも通じていますね. カーネル法は精度と汎化と計算量の妥協の産物みたいなもので,最適性とかに 強いこだわりを持っている人には受け入れにくいかもしれません. (まあ岩波は,カーネルすごいぞっていうじゃなくて,カーネルっちゅうちょっとおもろいやつがおるっていう感じのです) ともかく,よくそんな性格でが書けたなあと思われるかもしれませんが,これは ひとえに編者と出版社の方のおかげです. それに,逆に細かいところまで気になる 性格だと,直しても直しても直しきれないの

  • NC研究会ほか - 朱鷺の杜(IBIS)ブログ

    世の中の一部(特に関西地方)では「カーネルの呪い」が解けたという話題で盛り上がっています。 ついに拙著もメジャーデビュー?とは全く思いませんでしたが、ともかく道頓堀川からカーネルさんが 上がって以来、低迷していた拙著の Amazon ランクも再上昇ということで、なにやら因果関係があるかもしれません(絶対ないけど)。 さて、またまたしましまさんより教えてもらった感想 SuzukiMasayuki さんブログです。 お勧めいただきありがとうございます。  最後に書いてある「カーネルかわいいよカーネル」というのがいいですね。 毎度毎度しましまさんのアンテナ力には恐れ入ります。 ひょっとしてブログの未読無し?(昔は fj news の未読無しというすごい人もいましたが...) それにしても世の中みんな忙しそうです。 忙しさのポジティブフィードバックがかかりまくって忙しさバブル? こんなものははじけ

  • 1