「肉にはコレステロールが多く、魚は逆に中性脂肪下げるので健康によい」とか、「少ない食事をすることが健康につながる」と言う考え方はよく言われています。一部には、一日一食健康法や、肉を食べなければ長生きするなどの極端な健康法が出ています。 もちろん人それぞれの体質もあるのでそのような方法が適している人もいるかもしれません。また比較的若めで生活習慣病が懸念されるような40代、50代であれば、粗食を心がけることも必要でしょう。 しかし粗食も度を超すと不健康です。例えば肉を食べるのを避けることによって、動物性タンパク質や脂質の不足が心配されます。また肉類に含まれる鉄分やビタミンB12などの栄養素も不足します。 ヘモグロビンが正常値の3分の1 特に高齢の方では食が細くなりがちなため、粗食を目指すことによってむしろ栄養バランスを崩すことの方ががんなどの問題になり得るのです。 貧血外来をしていると、「こん