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ブックマーク / atomica.jaea.go.jp (4)

  • 放射線の遺伝的影響 (09-02-03-04) - ATOMICA -

    <概要> 人の生殖細胞が放射線を受けると、そのために染色体の異常や遺伝子の突然変異が生じ、それが原因となって、親とは違った形質が子孫に出現し、子孫の身体的または生理的な形質や機能に何等かの影響が発現してくることがある。これが遺伝的影響である。「子孫に伝えられていく」という意味で「経世代的影響」ともいわれる。被ばくした人の生殖細胞以外の細胞の遺伝物質に生ずる影響、例えば、血液のリンパ球の染色体異常や突然変異も「遺伝(学)的影響」と呼ばれることがあるが、これらは子孫に伝えられない。遺伝的影響のリスクは国連科学委員会などが推定している。 <更新年月> 2001年03月 <文> 1.放射線の遺伝的影響 1927年にアメリカの遺伝学者H.マラー(Hermann Joseph Muller)は、ショウジョウバエにエックス線を当てると羽根の短い個体や目の色の変わった個体などが生まれてくるなどの遺伝的影

    smicho
    smicho 2011/07/01
  • セラフィールド再処理工場をめぐる動き (14-05-01-09) - ATOMICA -

    <概要> 1983年11月1日にセラフィールド再処理施設周辺のシースケール村で小児白血病が多発していると指摘する番組が放送された。この番組の放送により、以来セラフィールド再処理工場の問題は、イギリスの全国的な問題にまで発展した。1990年2月にはサザンプトン大学のガードナー教授により、工場周辺の子供の間で多発している白血病は、工場労働者の遺伝子が放射線の影響で突然変異した可能性が高いという調査結果を発表している。セラフィールド再処理施設地域周辺の疫学研究は、現在も継続して行なわれているが、白血病の病因は不明である。 <更新年月> 2002年01月   (データは原則として更新対象外とします。) <文> 1.セラフィールド再処理施設についての番組報道 1983年11月1日に英国のヨークシャーテレビ局(Yorkshire TV)が「ウィンズケール:原子力の洗濯場(Windscale:The

    smicho
    smicho 2011/05/07
  • 畑および水田における放射性核種の挙動 (06-03-05-07) - ATOMICA -

    <概要> 環境中に放出された放射性核種による被ばく線量評価における移行経路や対象農作物は、品摂取パターンの違いなどから、欧米のそれとは異なる。品中のフォールアウト核種分析の結果から、わが国では、90Srの場合、最も重要な品は葉菜類であり、次に豆類、穀類である。一方、137Csの場合は、穀類が最も高く、そして、豆類、ミルク、葉菜類であった。 環境中に放出された放射性核種が植物へ移行する経路は2つに大別できる。すなわち、大気から茎葉や籾殻への直接吸収(沈着)と農耕土壌に沈着した放射性核種が経根吸収により移行する間接吸収の2つである。両汚染経路の割合は、大気中に放出された核種の降下量に依存し、降下量の多いときほど直接吸収経路の割合が多くなり、逆に、降下量が少ないときほど間接吸収経路の割合が増加する。すなわち、事故などにより環境中に放射性核種が放出された場合、直後は大気から農作物への移行が主

    smicho
    smicho 2011/04/07
  • 放射線防護上の遮へい (09-04-10-03) - ATOMICA -

    <概要> 放射線防護上の遮へいは、管理区域内外における人体の放射線による被ばくを低減する上で重要な項目の1つである。遮へいの対象となる放射線は、主に物質の透過能力が高いガンマ線、エックス線および中性子線で、遮へい材としては、ガンマ線、エックス線は鉛、鉄等原子番号の大きい物質が、中性子線には水、パラフィン等原子番号の小さい物質が一般的に用いられている。 <更新年月> 2001年03月   (データは原則として更新対象外とします。) <文> 1) 放射線防護上の遮へい 放射線防護上の遮へいとは、放射線源と防護の対象となる人体との間に放射線を減弱させる物体を置く事を言い、放射線を減弱させるために置いた物体を遮へい体と言う。 2) 遮へいの目的 放射線防護上の遮へいの目的は、作業者および一般公衆の被ばくを線量限度以下にするとともに、放射線による外部被ばくを合理的に達成可能な限り低減することであ

    smicho
    smicho 2011/03/25
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