堅実な基礎の上での厳密な論理展開を行う数理物理学でWAYの定理というのがあって、その定理の解釈によれば、量子コンピュータは一定の大きさ以下の小さなものにはならないのだそうな。 大きさについての厳密な定量的な評価は現時点では難しいのかもしればいけれど、いつものとおり、hoshikuzu star_dust風に眉唾仮説で、量子コンピュータはビル一軒ほどの大きさになってしまう、これ以上小さくできない、維持にはベラボウな資金がかかる、と妄想してみましょう。 ようするに、一般人がユピキタス風に着こなすコンピュータは古典コンピュータであるという妄想。そしてお金持ちだけが機械小屋に飼っているマイ量子コンピュータを使えるという社会が成立してしまう世界の到来。 この時、古典的な計算量評価による暗号はすべて崩壊してしまうに違いない、因数分解も離散対数問題も、そのほかも、全部、お金持ちの所有する量子コンピュータ