インターネットの共同購入サイト「グルーポン」を通じて販売されたおせち料理に苦情が相次いだ問題で、おせちのメニュー表示と実際に使われた食材が違っていたことがわかった。初めて販売するのに「通常価格を50%OFF」などと価格表示も不適切だった。グルーポン・ジャパンがサイト上で公表した。 おせちは外食文化研究所(横浜市)が運営する飲食店「バードカフェ」がつくり、昨年暮れにグルーポンを通じて販売。年末までに届かなかったり、「見本と違う」といった苦情が購入者から相次いだりした。 今回の公表は同研究所の報告に基づいたもので、8品で表示と実際の食材が違っていた。チョウザメの卵の「キャビア」にはランプフィッシュの卵、「ニシンの昆布巻き」にはワカサギを使っていた。 また、バードカフェでおせちの販売は初めてなのに「通常価格2万1千円を50%OFF」と表示していた。消費者庁も二重価格表示を禁止する景品表示法