ベネズエラの首都カラカス(Caracas)市内にある家電販売店の前で長蛇の列を作る地元住民たち(2010年1月9日撮影)。(c)AFP/Carlos Ramirez 【1月10日 AFP】ベネズエラ政府が通貨ボリバルの切り下げと、輸入品目によって異なる為替レートを適用する制度の導入を発表してから一夜明けた9日、全国の商店に値上がりする前に輸入品を買おうという市民が殺到した。 家電販売店の前には長い行列ができ、ようやく店内に入れた買い物客は冷蔵庫やステレオなどの輸入品を次々買い込んでいた。 現在の固定相場は1ドル=2.15ボリバル(約199円)だが、11日から生活必需品以外には1ドル=4.3ボリバルの為替レートが適用され、自動車や通信機器、家電など輸入品の価格が上がる。 買い物客の1人はAFPにこう話した。「値上がり前にテレビが買えるのは今日だけだ。家電ショップをたくさん回ったが、どこも長蛇