年明け早々私の頭の中は、かなり混乱している。 「豊かさって誰の為にあるんだ?私たちのためなんじゃないのか?」と、モヤモヤした感情で脳内が埋め尽くされているのだ。 元日のコラム(「“東京の夜景”の被害者を二度と出さないために」)に続き暗~いスタートとなってしまったのだが、今回は「私たちの豊かさ」についてアレコレ考えてみようと思う。 …っとその前に。モヤついている理由を話さなければならない。 理由その1。 テレビや新聞で年明けから飛び交っている、「消費を増やそう!」「経済を成長させよう!」というフレーズへの心地悪さ。 理由その2。 5日の経団連や同友会などが主催する経営者の方たちの賀詞交換会で、経営者の方たちから「トランプ次第」という言葉が頻発していることへの違和感。 理由その3。 仕事始めに街頭インタビューに答えているエリートっぽいビジネスマンたちからも、まるで呪文のように「トランプ次第」と