来る9月10日(火)19時〜 紀伊國屋書店新宿本店3階アカデミック・ラウンジにて、 トークセッション「いま、ディストピア/ユートピアを考える」~AI、陰謀論、差別、PC、ジェンダー、オタクの実存 『ディストピアSF論』の著者、海老原豊さんが登壇します! イベントの詳細はこちらまで
今年もっとも感情を揺さぶられた一冊だ。 なにしろこの本を読んでいる間、いい歳して中学生かよ!というくらい落ち着きがなかった。世の中の不条理に憤って汚い言葉を口にしたかと思えば、声をあげてギャハハと笑い、気がつけば目を真っ赤にして洟をかんでいた。 ノンフィクション好きで著者の名前を知らない人はいないだろう。ブレイディみかこさんは地元福岡の進学校を卒業後、音楽好きが高じてアルバイトと渡英を繰り返し、英国で保育士資格を取得、「最底辺保育所」で働きながらライター活動を開始し、2017年に『子どもたちの階級闘争−ブロークン・ブリテンの無料託児所から』で新潮ドキュメント賞を受賞した。ここ数年、注目を集める書き手である。 本書は彼女がこれまで書いたものの中で、もっともプライベートな色合いの濃い一冊といっていいだろう。彼女は英国南部のブライトンという街で、アイルランド出身で大型ダンプの運転手をしている配偶
本人は笑わせるつもりゼロ、でも他人が見ると妙に可笑しい、そんな人って誰のまわりにもけっこういるのではないか。 ノーベル文学賞受賞を機に、長らく積ん読にしていたカズオ・イシグロ「日の名残り」を読んだら、笑えて感動する傑作だった。 目次 上品で静謐、なだけの作品ではない 抑制されたユーモア 品格という自己欺瞞 スモールワールドとビッグワールド 上品で静謐、なだけの作品ではない 歴史ある邸館。品格ある執事。美しい田園風景への旅。過去の淡い恋心。古き良き英国への憧憬。「日の名残り」を積ん読にしていたのは、同作のそういうイメージが格調高くてなんかめんどくさそうだったから。 でも実際に読んだら印象が変わった。 これは、上司が急にアメリカ人に変わってそれまで10人とか20人とかで回してた仕事を「これからは4人でやって」と頼まれて狼狽する話だから、外資に買われた企業の人とかみんな読んでほしい。 さらに、旅
ヒューゴー賞、ネビュラ賞というSF文学賞を2つとも受賞した作品……それは『ダブル・クラウン』と呼ばれ、超おもしろいことが保証されているSFです。アーサー・C・クラーク、ウィリアム・ギブソンにアシモフまで名作ぞろい。夏休みの暇つぶしにSF小説を読んでみましょう!果たしてそれらはKindle化されているのか? こんにちは、ライターのギャラクシーです。 みなさんはヒューゴー賞、ネビュラ賞という文学賞をご存知でしょうか。 ・ヒューゴー賞=前年に発表されたSFやファンタジー作品に対して、ファン投票で送られる賞 ・ネビュラ賞=前年に発表されたSFやファンタジー作品に対して、アメリカSFファンタジー作家協会が授与する賞 この2つは別の機関が行っている賞なので、当然「2つとも受賞」するケースがあります。それを『ダブル・クラウン』と呼び、超おもしろいことが保証されてるSF、というわけです。 今回はそんな『ダ
こんにちは、さびこ (@sabineko325)です。 最近お気に入りの洋裁本をご紹介します(*^^*) 篠原ともえさんの洋裁本 『ザ・ワンピース』と『ザ・ワンピース2』です☆ 1冊目の『ザ・ワンピース』はお友達にかりました。 クラシカルなワンピースが勢揃いですごくかわいいヽ(^o^) 2冊目もしっかり見てみたくて、すぐに購入しました! ではでは、ご紹介したいと思います♪ スポンサーリンク しのはらワールドな洋裁本『ザ・ワンピース』と『ザ・ワンピース2』 お裁縫は魔法☆ まえがきより ようこそ☆篠原ともえのソーイングワールドへ! お裁縫ビギナーさん&ソーイング大好きなみなさんの”作ってみたい!”を応援する しのはら流お裁縫レクチャー本です。 8歳のころにお裁縫デビューされてから ずっとものづくりを愛されてきた、篠原さんならではの洋裁本です! 作れる服 『ザ・ワンピース』 ザ・ワンピース 篠
今年も多くの百合物件がこの百合豚の身体の上を通り過ぎて行きました。百合物件だけで費やした金額は今年だけで10万は固いのではないかと思います。 先日発売された『このマンガがすごい!2014』に触発されたので、今回は今年単行本が刊行された百合漫画に限定して本家通りにTOP10にランク付けして紹介します。 あくまで僕の独断と偏見によって作られたランキングであることをご了承ください。 第10位 森永みるく「ひみつのレシピ」(全2巻) ひみつのレシピ (1) (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ) 作者: 森永みるく 出版社/メーカー: 芳文社 発売日: 2011/08/11 メディア: コミック 購入: 5人 クリック: 31回 この商品を含むブログ (11件) を見る 「くちびるためいきさくらいろ」「GIRL FRIENDS」などの大傑作を連発するご存知、森永みるく先生。 料理ベタな今ど
芸能人が芸能事務所から独立や移籍を図ろうとするニュースが流されるとき、必ず枕詞のようについて回る言葉がある。芸能関係者による「事務所からの独立や移動はこの業界のタブー」というやつです。このルールは、普通に勤め人をしている人間が聞くと「業界の慣習」と呼んで片づけるにはあまりに奇異なものです。普通の会社員であれば会社を辞める自由も転職の自由もある。もちろん芸能人は個人事業主として事務所と契約しているだけですが、個人事業主こそ自分の意志で取引先を変える自由は法的に保証されている。 実際、法的に何の問題もないからこそ、ことあるごとに芸能人は独立や事務所の移籍を試みようとするのです。しかし、事務所は決してこれを許そうとしない。当該の事務所だけでなく、業界全体として芸能人にそのような自由を認めないよう連動して動きます(そのための音事協という組織がある)。その結果、芸能人は独立を諦めるか、仮に成功しても
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く