最近、「歴史の「普通」ってなんですか?」という本を読んでいた。 [itemlink post_id=”7427″] この本は、イタリア生まれの庶民文化史の研究者が、日本史の「当たり前と思われているウソっぽさ」をシニカルに暴いてゆく内容となっているのだが、下調べがよくされていて「なるほど」と膝を打つ部分が多い。 例えば、「恵方巻」という文化について筆者は以下のように述べている。 伝統とされている行為や文化には、じつは案外最近はじまったものもあります。 過去の人たちが短期間、もしくはごく少人数でやっていた例を引き合いに出し、さも歴史的な伝統であるかのように喧伝し、商業的な利益を得ようとする動きもあります。 この例として有名なのが、恵方巻。 節分にその年の恵方とされる方向を向いて太巻きをかじるという風習は、もともと大阪の船場(せんば)地区だけで行われていた伝統行事であったものを、スシや海苔の消費
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く