インフルエンザが例年に増して猛威を振るう中、テレビなどで予防効果があると報じられた明治の機能性ヨーグルト「R−1」が大ヒットとなっている。 薬事法違反しないよう徹底する明治の社内通知 全国のスーパーやコンビニで品薄状態が続き、都内のイオンでは「お一人さま一個限り」と注意書きが張られている。ネットオークションでは、定価の倍以上の値段をつけ転売する出品者も現れた。 ブームの発端となったのは、有田共立病院(佐賀県有田町)の井上文夫院長が昨年8月に発表した研究結果だ。 有田町と井上院長は、2010年9月から11年3月まで半年間、明治から無償提供された「R−1」飲料タイプを、町内の小中学生約1900人に給食後1本、継続的に飲ませた。その結果、生徒のインフルエンザ発症率や欠席率が、周辺市町や県の統計の数値のわずか1割程度になったという。 この結果に飛びついたのがテレビ局だ。今年の1月23日、