ういっす、久しぶり。急にごめんね、こんなところに呼び出して。いや~、桃ちゃんと久しぶりに話したいなって思ってさ。あっ、ほうじ茶2つお願いします。 それにしても聞いたよ~。なになに、鬼が村を襲ってきて大変なんだって? その話聞いてもう居てもたってもいられなくてさぁ。桃ちゃんの身に何か起きたら、もう俺は心配で心配で。ほら、俺達同じバイト先で三ヶ月一緒に働いた仲じゃん? そうそう、大きいつづらにゴミを詰めるバイト。楽しかったよねえ。 ははは、わかるわかる。どこも辛いもんねえ。そんでさ、桃ちゃん鬼退治いくの? 待って! 俺にはわかる。どうせ行くんだよね? ほら、桃ちゃん昔から正義感強かったからさ。みんなに優しいし。捨てられた子犬とか、罠にかかった鶴とか見捨てられなかったじゃん。それにおじいさんとおばあさんも心配でしょ? 大丈夫、俺は全力で応援してっから! えっ、俺は今何してるのかって? まあちょっ