松竹は25日、こけら落とし興行が続く歌舞伎座(東京・銀座)の7〜9月の演目を発表した。「九月花形歌舞伎」夜の部では新作「陰陽師(おんみょうじ)」を上演。呪術を操る安倍(あべの)晴明を市川染五郎さん、世を呪う平将門を市川海老蔵さんが演じる。 映画や漫画、ドラマにもなった夢枕獏さんの同名小説が原作。将門の娘・滝夜叉(たきやしゃ)姫に尾上菊之助さん、晴明の相棒・博雅に中村勘九郎さんのほか、尾上松緑さん、片岡愛之助さん、中村七之助さんら、人気の若手がそろう。「大ゼリなど新しい機構も活用し、見たことのないような歌舞伎にしたい」と岡崎哲也・演劇副本部長。9月の昼は古典「新薄雪物語」などで、継承と創造の二本柱の公演をめざす。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料会員登録はこちら朝日新聞デジタルのサービスご紹介はこちら関連記事歌舞伎