ミニムーン20CD3 (c) International Gemini Observatory / NOIRLab / NSF / AURA / G. Fedorets[写真拡大] 2020年2月にハワイマウナケア山にあるジェミニ天文台で、観測史上2回目となるミニムーン「2020CD3」が発見された。ミニムーンとは月と同様に地球の周りを周回する衛星だが、月と比べると非常に小さな存在で、地球周回軌道上に滞在できる期間は1年程度と極めて短い。 【こちらも】大マゼラン雲の銀河系への衝突、もたらした影響は エジンバラ大学の研究 2020CD3は既に4月には地球周回軌道から離脱しているが、過去の常識に反してこれまで2.7年もの長い間にわたり地球を周回し続けていたことが、ローウェル天文台の研究者らによって、11月23日に米国の天文学術雑誌であるアストロノミカルジャーナル誌上で明らかにされた。 それによ