ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた2つの惑星状星雲 (c) NASA, ESA, and J. Kastner (RIT)[写真拡大] 噴出する熱いガスが、中心にある星によって照らされる惑星状星雲。ハッブル宇宙望遠鏡は、2つの惑星状星雲で噴出されるガスの様子を、包括的に捉えることに成功した。連星系が複雑なガスの噴出を生み出したという。 【こちらも】連星系の原始惑星系円盤がもつ新しい特徴が明らかに アルマ望遠鏡 ■終末期の小さな星が惑星状星雲へと変化 恒星は質量により別の生涯をたどる。水素を燃料に核融合を続ける恒星は、水素が少なくなると膨張し赤色巨星へと変化する。その後重力で自らを支えきれなくなると、超新星爆発が起きる。だが、太陽よりも質量の小さな恒星では事情が異なる。外層のガスが周囲に放出する惑星状星雲が形成され、中心部には白色矮星が残る。 惑星状星雲では、熱いガスからなるジェットが噴出している。