「この顔に、ピンと来たらコロナ注意! 今治で初コロナ感染」 新型コロナウイルスの感染者を誹謗中傷するチラシをバラまいたとして、愛媛県今治市の古物買い取り会社代表の野間翔太(26)と自動車整備士の岡本賢矢(26)の両容疑者が13日、名誉毀損の疑いで県警今治署に逮捕された。 同市で初の感染者が公表された7月24日。公表から数時間後の午後6時ごろ、複数の飲食店の店主や従業員が店先や路上に無造作に置かれたチラシを見つけた。30代の男性感染者の顔写真と名字が印刷され、その数は数十枚に及ぶ。野間容疑者らは繁華街の店先に車を止めてチラシを置くと、すぐに車に乗り込み移動を繰り返していた。 被害に遭った男性は家族まで差別を受け、「なりたくてなったわけではないし、犯罪者扱いされたくない」と憤り、被害届を出していた。