福岡大(福岡市)は21日、九州地方の20代前半の男性が昨年、カフェインを大量摂取し、中毒死したと発表した。解剖でカフェインの血中濃度が致死量に達していたことが分かったという。男性はカフェインを含む「エナジードリンク」と呼ばれる清涼飲料水を常飲していたほか、カフェイン錠剤も服用していた。解剖した同大の久保真一教授(法医学)は記者会見し「短期間の大量摂取は危険だ」と注意を呼びかけた。 厚生労働省によると、過去10年間にカフェイン中毒による死亡例はない。久保教授は「自分の知る限り国内で初めて」としている。 この記事は有料記事です。 残り903文字(全文1156文字)