元々厳しいイスラエルの入国審査が、さらに厳しくなっている。 イスラエルではこれまでの度重なるテロの経験から、アラブ系民族や少しでも危険と判断する人物に対しては、細かい尋問や裸にしての所持品検査などが行われている。そしてそれに加えて最近では、フェイスブックや個人のメールアカウントのチェックが頻繁に行われるようになってきた。 アラブ系アメリカ人のサンドラ・タマリは、イスラエルの空港に到着後、入国審査官から自身のメールアカウントにログインすることを命じられた。彼女が親パレスチナの活動家ではないかと疑われたためだ。タマリがログインを拒否すると、彼女はすぐさま強制送還になった。 しかしこれは、決して珍しいことではない。ここ数週間で、少なくとも3人のアメリカ人女性が同じ憂き目に遭っている。このような厳しい入国審査のターゲットは主にイスラム教徒やアラブ民族である。タマリは当然アメリカのパスポートを持って