【アニメ感想】最先端でありながらも、どこか懐かしさも感じる。映画『HELLO WORLD』がすごすぎた件(ネタバレなし感想) ■ 「オタク」という言葉も、時代とともに定義は膨らみ、意味は変化していきました。 ……が、昔ながらの古いタイプの「オタク」。本が好きで、内気で、社交的とは言えないけれども、特化した興味で、狭く深く一つのジャンルを探求する狭義のオタク。 映画『HELLO WORLD』こそ、そんなオタクに向けて投げられた剛速球。 四十路のおっさんオタク、心に刺さりまくった一本です。 ■ 京都に暮らす内気な男子高校生・直実が主人公。自分の意思を表に出せないことがコンプレックス。引っ込み思案な自分を変えるために自己啓発本などに手を出すが、クラスに溶け込めなかったり、流されるように図書委員に選任されてしまったり…。 「お前は俺か!」と言いたくなる典型的な内向タイプ。この時点で自分とシンクロし