タグ

ブックマーク / lair-onett.hatenablog.com (2)

  • 太宰治「人間失格」感想(前編) - 隠れ家日記

    2013-10-12 太宰治「人間失格」感想(前編) 今日のエントリも例によってほとんど自分語りですが、ネタバレにはあまり配慮していないので、興味があって未読の方は、先に読了されることをオススメします。 太宰治「人間失格」 - 青空文庫 http://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/301_14912.html 初めて「人間失格」というものを知ったのはいつだったか…多分高校生の頃だったと思うのですが、その時言われた言葉は今でもはっきりと覚えています。 「お前はあれを読まない方が良い」 その人は、こう言って、代わりに中島らもさんの「僕に踏まれた町と僕が踏まれた町」を貸してくれました。 その人はこうも言いました。 「あれを読んだら、お前はきっと死んでしまうだろう」 今にして思うと、それは正しかったように思います。当時の脆弱な──いわゆる「自分」というもの

  • 太宰治「人間失格」感想(後編) - 隠れ家日記

    2013-10-12 太宰治「人間失格」感想(後編) 今日のエントリは、(一応)昨日のエントリの続きとなります。 まだ読んでいない方は、先にこちらをお読み下さい。 太宰治「人間失格」感想(前編) 昨日に引き続き、自分語りです。ネタバレにはあまり配慮していません。 「天使みたいに可愛らしい子だったのよ」 これが母の口癖でした。そして、いつも決まって 「それなのに酷いことばかりして、悪魔みたいな子だったわね」 と続けるのでした。そう言われると、自分は返す言葉も無く、かといって謝ることもできず、黙って俯くより他にないのでした。 どう答えれば良いのか、何を言えば良いのか、皆目見当が付かなかったのです。母が何を望んでそれを口にしているのか、それさえも全くと言っていいほど、わからなかったのです。 母に酷い事をしたのは事実です。取り返しのつかないことをしてしまったのです。どれだけ責められても、文句など言

  • 1