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ブックマーク / maga9.jp (5)

  • 第464回:祝・安田純平さん、帰国!! の巻(雨宮処凛)

    嬉しいニュースが飛び込んできた。 それはシリアで拘束されていた安田純平さんが無事に帰国したこと!! 帰国便の映像を見ながら、しっかりした口調に胸を撫で下ろした。一方で、3年4ヶ月にわたる拘束の間の過酷すぎる状況に言葉も失った。 安田さんを知る人々の喜びの声が届く一方で、一部メディアやネット上ではおなじみの「自己責任」という声も上がっている。しかし、ジャーナリストが「危険」だからと戦場や紛争地に向かわなくなれば、一体誰が現実を伝えるのか。 私は安田さんに2度、取材している。『排除の空気に唾を吐け』というと、『14歳からの戦争のリアル』という2冊でだ。特に2015年に出版した『14歳からの戦争のリアル』では、一章丸々使って、なぜジャーナリストになったのか、そこから話を聞いている。どうして私が2度にわたって彼を取材したのか、そして彼がいかに「現場」を大切にする貴重なジャーナリストであるか、勝手

    第464回:祝・安田純平さん、帰国!! の巻(雨宮処凛)
  • 第461回:玉城デニー知事の誕生と、数々のデマと「愛国ビジネス」の巻(雨宮処凛)

    沖縄県知事選に、玉城デニー氏が当選した。 翁長氏の後継候補として指名されたと報道されてから一ヶ月と少し。それから怒涛の選挙戦に突入し、デニー氏は「辺野古に新基地を造らせない」という翁長氏の遺志を引き継ぎ、当選した。 玉城デニー氏とは、一度会ったことがある。安保法制を巡って与野党の激しい攻防が続いていた頃のことだ。自由党の衆院議員だったデニー氏もその渦中にいて、なんとか強行採決を阻止しようとしていた。ピリピリした空気漂う現場だったけれど、デニー氏は終始ニコニコしていて、気さくで明るくてムードメーカー的な人だなーという印象を持ったことを覚えている。そのデニー氏が、今や沖縄県知事だ。熱烈に見守り、応援したいと思っている。 そんな県知事選は、「デマ」との戦いでもあった。特にネットをはじめとして「玉城デニー氏が知事になると沖縄は中国に乗っ取られる」というようなデマが飛び交った。 何をどうしてどうやっ

    第461回:玉城デニー知事の誕生と、数々のデマと「愛国ビジネス」の巻(雨宮処凛)
  • 第454回:「生産性」より「無条件の生存の肯定」。の巻(雨宮処凛)

    自民党・杉田水脈氏の「『LGBT』支援の度が過ぎる」という記事が大きな批判を浴びている。「新潮45」8月号に掲載された記事だ。この中で、杉田氏は「そもそも日には、同性愛の人たちに対して『非国民だ!』という風潮」はなく、「寛容な社会」とした上で、以下のように記している。 「例えば、子育て支援や子供ができないカップルへの不妊治療に税金を使うというのであれば、少子化対策のためにお金を使うという大義名分があります。しかし、LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです。そこに税金を投入することが果たしていのかどうか」 生産性。この言葉に多くの人がぎょっとしたからこそ、批判の声は広がったのだろう。27日には、自民党部前で抗議集会が開催され、5000人が集まったという。 生産性があるか、ないか。 あまりにも身も蓋もな

    第454回:「生産性」より「無条件の生存の肯定」。の巻(雨宮処凛)
  • 第67回:杉田水脈議員の考えは、自民党の考えである(想田和弘)

    自民党の杉田水脈衆議院議員が雑誌「新潮45」に書いた文章が、大きな波紋を呼んでいる。彼女は「『LGBT』支援の度が過ぎる」と題した寄稿で、こう書いた。 「LGBT(性的少数者)のカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです」 LGBTへの酷い差別発言であることは言うまでもない。 だが、問題はそれにとどまらない。なぜなら杉田議員の論理の根底には、生産性がある=役に立つ人間には税金を使ってもよいが、そうでない人間には使うべきではない、という発想が潜んでいるからだ。 これは大変危険な考え方である。 杉田氏の論理でいけば、高齢者や障害者、失業者などにも税金を使うな、ということになってしまう。ナチスが障害者を「生きる価値がない」と断じて皆殺しにしたことは有名だが、その発想と地続きである。 だから杉田氏に対して激しい批判が巻き起

    第67回:杉田水脈議員の考えは、自民党の考えである(想田和弘)
  • 第125回:「野党ねじれ」が深刻化する前に(南部義典) | マガジン9

    憲法によって国家を縛り、その憲法に基づいて政治を行う。民主主義国家の基盤ともいえるその原則が、近年、大きく揺らぎつつあります。憲法違反の発言を繰り返す政治家、憲法を無視して暴走する国会…。「日の立憲政治は、崩壊の危機にある!」そう警鐘を鳴らす南部義典さんが、現在進行形のさまざまな具体的事例を、「憲法」の観点から検証していきます。

    第125回:「野党ねじれ」が深刻化する前に(南部義典) | マガジン9
    sotokichi
    sotokichi 2018/01/11
    “国民からは見えづらい部分で憲法が形骸化しているという事実”
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