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ブックマーク / tanakahidetomi.hatenablog.com (4)

  • 野口旭『アベノミクスが変えた日本経済』(ちくま新書) - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    最近、野口旭さんと対談する機会があった。その成果は近日中に『WiLL』誌上で公開されるはずである。お互いにマクロ経済政策についての観点はまったく同じなので、それを踏まえて最近の政治情勢、経済政策の実際の動向への評価、また韓国中国アメリカの経済状況について意見を交わした内容になっている。 Newsweek日版のこの野口さんの論説( https://www.newsweekjapan.jp/noguchi/2018/08/post-17.php )でも明瞭だが、最近のマクロ経済政策をめぐる論争は、国際的にも緊縮vs反緊縮(刺激策)という構図になっていると思う。この対立点を強く意識して、野口さんの新著『アベノミクスが変えた日経済』は、日の現在の政策を評価する上で最も適切な枠組みを提供している。ぜひ経済問題に関心のある人や、また専門的な観点からの議論を求める人たちも手にとってほしい一冊で

  • トルコ経済についてメモ書き - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    おはよう寺ちゃんや、またtwitterでつぶやいたことに加えて、参照にしている論説や資料などのリンク。 トルコ発の経済危機説は、僕はいまの世界株価の騰落に一喜一憂すべきではなく慎重にみるべきだと思ってます。寺ちゃんでも話しました。トルコのリラ安、インフレの進行は、トランプ政権の今回の制裁の前からで、その原因は現政権の景気過熱の放任にあります。これ日の第一次石油ショックと同じ構造。日の第一次石油ショックも中東の政治情勢とそれによる石油輸入減少の見込みが引き金になって高いインフレを招いたというのが俗論でありますが、そうではなくその前から政府と中銀の政策スタンスが景気過熱を招くものだったことが原因です。 トルコ経済の国内政治とその経済政策の在り方が問題であるならば、エルドアン大統領の政権がすべきことは、従来の財政政策の在り方を転換することが重要でしょう。ただし現状ではそのような姿勢はあまりは

    トルコ経済についてメモ書き - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
  • 自民党=財務省憲法改正案雑感(財政健全性条項で日本は破綻する)

    自民党の憲法改正草案の第83条第2項「財政の健全性の確保」 https://www.jimin.jp/policy/policy_topics/pdf/seisaku-109.pdf この一見するともっともらしい条項は最悪の帰結をもたらす。以下にはtwitterでつぶやいたことを。 憲法9条や憲法の改正手続きだけの「改正」論者の多くが無視しているか気が付いてないのが、実際にこの20年近く日を停滞させ、安全保障レベルさえも脅かし、また多くの国民を実際に殺してきたのが、この財務省とその代理人たる議員たちが主導している財政規律主義。これだけで改正方針など亡国もの=国民の生活と未来を危機に陥れる。 憲法改正というイデオロギーにこだわる前に、実際に日の停滞を20年継続させてきた元凶(古い日銀=債券村、それとタッグくんだ財務省の財政規律主義)が、日の経済を鈍化させることで、自衛力を低下させ(20

    自民党=財務省憲法改正案雑感(財政健全性条項で日本は破綻する)
  • ヨラム・バウマン『この世で一番おもしろいミクロ経済学』

    話芸経済学者として西のヨラム・バウマン、東の田中秀臣(嘘 といわれるバウマン氏のあのマンガ版ミクロ経済学が山形浩生さんの翻訳でついに登場。これは版権取ろうとして山形さんたちに先こされたものw たぶん同書を日で一番早く紹介しただけにのんびりしてて後悔w でもまあ僕がやるよりはやはり山形さんが訳したほうがいいよね、僕自身がそう思ってるから 笑 ただし原書の英語のもそんな難しい英語じゃないので、高校生あたりでも読めるので書を照らし合わせて訳のお勉強と経済学のお勉強をダブルでできると思う。 それとやはり書は簡単なゲーム理論や、またコースの定理やオークションなどをかなり丁寧に説明していることも特色があり、正直、かなり実践的。話芸経済学者らしく人にいかにイメージを抱きやすいかのように話すというその究極の形態のひとつが、こういうマンガで経済学を説明するということなんだろう。 日の多くも経済学をマ

    ヨラム・バウマン『この世で一番おもしろいミクロ経済学』
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