格安SIMサービス「b-mobile」で知られる日本通信が、個人向けSIM事業について、動画配信大手のU-NEXTと協議を開始したと8月10日に発表しました。MVNOが過当競争状態となる中での先駆者の撤退は、今後の国の政策にも影響があるかもしれません。 業界のパイオニアも大手の参入に苦戦 2009年からいち早く格安SIMサービスを展開し、MVNO事業のパイオニアであった日本通信が、個人向けSIM事業をU-NEXTに譲渡するとの発表を、11日の日本経済新聞は「個人向け事業から撤退」「早くも淘汰が始まった」と報じています。 今後の「b-mobile」ブランドの扱いなどは発表されていませんが、日本通信は個人向けサービスから、他のMVNO向け事業に軸足を移す方針です。 業界のパイオニアであり、最近も「ポケモンGOしか使えないSIM」を発売するなど、意欲的な事業展開で話題になることの多かった日本通信