同人女の感情という漫画がTwitterでバズってる。 その中でも『7年前の本が欲しい!』と似たような体験をし、そこから一種の敗北を味わったのでツラツラと書こうと思う。 ぶっちゃけ、負け犬の遠吠えだ。 まだまだ生意気なJCからJKに上がる直前の冬に、友人Yととある特撮の本を作った。 私が挿し絵と校正と編集で彼女が本文。 彼女はキャラの心情を書くのとオリジナル要素を混ぜるのが好きな物書きで、ある意味悪癖なそれが一種の作風になっていた。 20ページもない本をひーこら言いながら作って、とある雑誌の片隅の同人誌作りましただったか売りますだったかのコーナーに投稿して、載った事にはしゃいだ思い出がある。 売れなかったが。 その雑誌の情報から、まさか問い合わせしてくるとは思わないだろう。 その人はとにかくその特撮の本を集めていた。 平成初期の特撮だ。今でもファンは多いが、本を出すほどの情熱家はさすがに居な