もうすぐ新年。初詣に出かけ祈願をするのは日本らしい風物詩でもあるが、実際に足を運ばなくても「ネット参拝」が可能な神社仏閣のホームページが増えている。ところが、全国約8万か所の神社を包括する神社本庁が、全国の神社に対し「信仰の根幹に関わる問題だから、もう一度考えていただきたい」と注意を喚起、ちょっとした論議になっている。 J-CASTニュースが神社本庁に取材すると、 「ネット参拝ができる神社は、全国で1,000を下りません。もちろんインターネットを使ってPRや情報発信をすることは奨励していますが、参拝の原則は実際に拝観すること。それをネットだけで完結させるのは…。また、通信販売で、お土産のようにお守りやお札まで販売しているHPも見受けられるんですから」 と戸惑っているのだ。 「お賽銭」のアイコンをクリックする では、「ネット参拝」とはどんなものなのか。たまたま見つけた東京都港区にある愛宕神社