日本郵便の足立西郵便局(東京都足立区)が、ダイレクトメール(DM)の数を少なく見積もる不正な値引き契約を、都内の発送代行業者などと結んでいたことが7日、分かった。日本郵便の内部調査で明らかになり、足立西郵便局の幹部が不正への関与を大筋で認めているという。日本郵便はこの幹部の刑事告訴を検討している。 関係者によると、値引きしていたのは、主にこの発送代行業者から請け負ったDMで、手紙やはがきなどの郵便物と重さ3キロまでの印刷物などを送るゆうメール。数を少なく見積もることで、業者に支払う金額を不当に安くしていた。郵便法では、こうした値引きは認められていない。