富山県立水橋高校(富山市、全校生徒477人)で今年度、教員6人が服装指導の一環として男女計44人の生徒の髪の毛をはさみで切っていたことが分かった。 中田靖弘校長は9日朝の全校集会で生徒に謝罪し、指導方法を見直す考えを示した。 同校は校則で、男女とも前髪は眉にかからない程度、男子の側頭部は耳にかからない程度、女子の長髪はゴムで留めるなどと定めており、毎月、全ての生徒の頭髪を検査していた。同校によると、その際、校則の基準を超えた部分の髪を切っていた。切った髪は数ミリで、生徒の了承は得ていたという。 中田校長は取材に対し「あってはならない指導で、生徒や保護者に申し訳ない。時代に合わせて、校則や検査のあり方を考えたい」と話した。検査は以前から行われており、同校は頭髪を切る指導が過去にも行われていたかどうかを調査する。