タイ国境に接するミャンマー(ビルマ)東部ミャワディで7日、APF通信社(東京都)代表の山路徹さんがミャンマー当局に拘束された。日本政府筋によると、ミャンマーの日本大使館が地元警察に経緯を照会しているという。 ミャワディと国境をはさんでタイ側にあるメソトの亡命ビルマ人らによると、山路さんは国境を流れる川を小舟で渡ってミャンマー側に入った後、拘束された。AFP通信がミャンマー軍事政権筋の話として伝えたところでは、山路さんは入国管理法に基づく不法入国容疑で逮捕されたという。 この日は、同国で20年ぶりの総選挙が実施されており、その取材だった模様だ。山路さんは、ビデオカメラや携帯電話、旅券に加え、APF通信社の記者証を持っていたという。 APF通信社は、2007年にミャンマーの最大都市ヤンゴンで僧侶の反政府デモを取材中に射殺された長井健司さんが契約していた会社。この時に、長井さんの遺体を日本