スペイン・パルマ・デ・マジョルカ(Palma de Mallorca)で開かれた母乳育児を推進するイベントで、赤ちゃんに授乳する母親(2007年10月7日撮影、資料写真)。(c)AFP/JAIME REINA 【1月17日 AFP】生後6か月まで母乳のみで育てることを推奨する世界保健機関(WHO)のガイドラインは、赤ちゃんの健康にとって必ずしも最良の方策ではないとする研究結果を、英国の科学者らが14日、発表した。 英ロンドン大学ユニバーシティー・カレッジ(University College London、UCL)の小児科医が主導する研究チームによると、母乳のみを与えられた赤ちゃんは鉄分不足に陥り、アレルギー症状を引き起こしやすくなる危険性があるという。論文は、生後4か月ごろから離乳させて固形物を食べさせても良い場合があるとしている。 ■生後6か月まで母乳だけ=WHO基準 WHOは10年前