昔、ブラウン管テレビは、調子が悪くなると「叩くもの」であった。 調子が悪い原因は解らなくても、叩くものだった。 先日もOさん(65歳男性)に言われた。 「パソコンは叩いても、良くならないよね?難しい機械だね。昔の機械は簡単だったね」 原因が不明なほうが難しい機械な気がするのだが、 「叩く」という単純な修理パターンは、 「簡単」と受け入れられているようである。 多分、思うに、多くの人は、 原因が知りたいのではなく、治る方法が知りたいのだ。 何かあれば、叩けばいい。 叩いてもだめなら、叩く角度を変えればいい。 理由はいろいろあるだろう。とりあえず、叩いとけ。 「叩く」という単純なパターンで困った事を回避できる=かんたん なのである。 パターンを覚えたい「何か出てきたら、ハイを押せばいいの?」 「こういうメッセージが出てきたら、×をクリックすればいいの?」 「検索結果の上から3番目までは広告なの