井川線の列車(尾盛 - 閑蔵間の関の沢橋梁) 長島ダム駅に停車中の井川線列車。井川方面行きは制御車が先頭。 井川線(いかわせん)は、静岡県榛原郡川根本町の千頭駅と同県静岡市葵区の井川駅とを結ぶ大井川鐵道の鉄道路線である。南アルプスあぷとラインの愛称がつけられている。 概要[編集] 大井川の流れに沿って山間を縫うようにゆっくりと走る。全線の1/3がトンネルと橋梁で占められており、また非常にカーブが多く走行中は車輪が軋む音が絶えない。そのため井川線の機関車および制御客車は水撒き装置を備えている。 尾盛 - 閑蔵間には、日本でもっとも高い鉄道橋「関の沢橋梁」がある(川底から70.8 m)。 山岳地帯を走行するため沿線に民家は非常に少なく、利用者は大半が観光客である。駅の半数がいわゆる秘境駅となっている。終点駅の井川駅は静岡市内だが南アルプスの山中にある。 当路線は鉄道事業法および軌道法に準拠する